「うるおい」・・・乗って育てるコミュニティバス

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 今日は、少し前になるが4日(木)に乗ったコミュニティバス「うるおい」の話。
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 この日は、年に一度開かれる私の大学の出身学科の富士市の同窓会。
 と言っても、小さな学科なので富士市関係者は3名しかいないが。
 会場は、富士駅前の「山海」で、吉原中央駅から初体験の「うるおい」(16:50発)に乗車した。
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 うるおいは、吉原中央駅から南に向い、私が生まれた荒田島、津田、そして今年初めに閉店してしまった旧アパッチを通り、名前の由来となっている潤井川の「うるおい橋」を渡る。
 その後、藤間、蓼原を通り、JR富士駅に到着するルートだ。
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 公共交通の「空白地域」だったこのエリアで、1乗車200円の均一料金で昨年11月から2年間の実証運行としてスタートしたものだ(富士市のホームページ参照)。
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 定員10人のジャンボタクシータイプで、後部座席は車椅子用だ。
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 中央駅から乗ったのは、津田に住む女性と私の2名。
 話を聞くと「これまでは国道(旧国道1号)まで出ないとバスに乗れなかったけど、これができて良かったですよ」とのこと。

 ルートは、地元の皆さん方が検討し、病院などを細かく回るようになっている。
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 17時過ぎに津田から乗った若い女性は、「家が松岡で、これまでは自家用車で会社に来ていたけど、うるおいが通ってから、毎日これで通勤しています」とのこと。
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 うるおい橋。名前に込められたように?旧吉原地区と旧富士地区を結ぶこの橋のようなバスになるといいが。
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 藤間では、中学生が乗ってきた。アンケート調査に協力するため、自分の登録番号を持っているそうだ。
 そして「湯らぎの里」にもバス停が。
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 ここから乗った女性は「月に1回ほど『湯らぎの里』に来るけど、いつもうるおいを使っています」とのこと。

 夕方の混んだ時間帯だったので少し時間はかかったが、富士駅に到着。
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 この便は、私を含め計5人の乗車だった。
 以前、津田・荒田島地区で私の同級生有志が中心になり「井戸端会議」ワークショップを行った際、何人かの方から「バスがほしい」との意見があった。
 地域の皆さんの意見をルートに反映させた「うるおい」が通るようになった。
 しかし1便5人では、経営が成り立たないのは誰の目にも明らかだ。
 何かの時の「保険」的なバスでは、税金の垂れ流しになってしまう。

 私も10ヶ月にして初乗車だったので大きい声で言えた義理ではないが、特に津田・荒田島の皆さん、藤間・蓼原の皆さん、声を掛け合って「うるおい」に乗りましょう!
 「乗って育てるコミュニティバス」ですよね!

by koike473 | 2011-08-11 08:20 | 公共交通・自転車 | Trackback | Comments(2)

 

Commented by fujibijin at 2011-10-07 10:48
こんにちは。はじめまして。
(だいぶ前に、富士市の観光ビジョン策定の会議でご一緒させていただいた事がありますが)
私も、最近病院通いにこのバスを利用しています。
コミュニティーバスは、地域で支えなければならないはずなのですが、地域の理解が少ないように感じています。
バスの運行は市役所にゆだねられているのでしょうか?
現実に、市役所の方や議員さんも利用すべきではないでしょうか?
地域でチケットを購入して、利用者に配ったりしている所もあるようです。
コミュニティーバスは、言い方を変えれば福祉バスに近いですね。

地域エゴで動くのではなく、富士市全体の見渡せる力量のある方がいて欲しいと切に思います。
Commented by koike473 at 2011-10-11 08:22
fujibijin 様 ありがとうございます。

観光交流まちづくり計画ですよね、その節はお世話になり、ありがとうございました。

田子浦地区では、地域で購入し、高齢者の皆さんにチケットを配っているそうです。
また、ルートも地域の皆さんの意見を踏まえ、実情を見ながら適切に変えているようです。
決して市役所だけで進めているのではありません。
田子浦地区のような、市とも連携した地道な取組みが必要だと思います。

議員や市の職員の皆さんは、乗っている人はいますが少ないと思います。
私も基本的に自転車移動ですので、時々しか乗りませんが。
でも自転車に乗れなくなったら(当然自動車にも乗れなくなったとき)、バスを始めとする公共交通は絶対必要ですね。

大きな意味での「まちづくり」と合せ、公共交通のあり方を市民の皆さんとともに考え、広報していく必要性を感じています。

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