震度5弱の地震が発生したら、自主防災会は至急活動を始めましょう!
2011年 06月 29日

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昨日は、私の一般質問があった。
今回の質問では、「地震発生時に、自主防災会が活動する上での統一基準(震度5弱等)を決めるべき」という提案だけは、「何を置いても実現しなくては」との思いだった。
市長の答弁は、「震度5弱程度で基準を定めていく」という、ほぼ私の提案に沿ったものだった。
この質問は、私の自主防災会長としての苦い体験から来ている。
私が住む駿河台三丁目自主防災会は(おそらく市内全ての自主防災会も同じだと思うが)、本部役員、情報班、避難誘導班、消火班、救出救護班、給食給水班等で構成されている。
地震が発生したら、まず約20名の情報班のメンバーが「町内の被害状況(安否情報)を確認」し、今泉まちづくりセンターに連絡することになっている。
しかし、初めて「これは命が危ない!」と感じた3月15日の静岡県東部地震の際に、我が自主防災会は全く機能しなかった。
時間帯が寝入りばなであったこともあるが、情報班は動かず、結局私(自主防災会長)が一人で45分かけて町内を回り確認した。
たまたま人的被害はなかったが、被害があった場合を考えるとゾッとする。
「何故、本部役員や情報班が動かなかったのか?」と考えると、「動く基準を決めてなかった」からだ。
メンバーの多くが「どうしたらいいのか?」と迷ったはずだが、動けなかった。
地震の後、私が住む今泉地区と、比較的被害が多かった富士見台地区の自主防災会長さんに協力いただきアンケートをとった。
6割の自主防災会が私と同じように「自主防災会長1人で確認」している。2割は「確認そのものをしていない」。「情報班が組織的に確認した」のは2町内に過ぎない。

また「地震時に自主防災会が活動を始める基準」を決めてあるのは10%(3町内)に過ぎない。

これでは自主防災会も機能しないし、被害情報(安全情報含む)が市の災害対策本部にも上がらず、市としての的確な救出救助活動の判断ができない。
そこで今回の質問となった次第だ。
各自主防災会で活動基準を確認・徹底するとともに、震度5弱以上の地震が発生したら、同報無線やラジオf等で「自主防災会は活動開始せよ!」と自動放送する取組みが必要だ。
by koike473 | 2011-06-29 07:19 | 防災 | Trackback | Comments(0)