「岳鉄と公共交通」と議員間の自由討議
2011年 06月 23日

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昨日は、議会で建設水道委員会を傍聴した。
陳情1件の審査だったが、議会基本条例で目指す「議員間の活発な討議」に向け、さまざまな課題を感じた時間だった。
陳情は、「岳南鉄道株式会社の『貨物輸送継続』に関する陳情」だ。
陳情の趣旨は、JR貨物から来春以降の貨物輸送の休止通告を受けているが、貨物輸送は岳鉄の売上げの4割を占め、そうした中での休止に伴うトラック輸送等への切り替えは、交通渋滞、CO2排出量の増加、物流のオンレール化促進への逆行となる。
議会として休止通告の撤回をもとめる要請を議決してほしいというものだ。
議員間で討議、議論をするためには、「議論のための材料=情報」が必要だ。
しかし、陳情書の文面からだけでは情報が十分ではない。
今回は、同様の陳情が行政当局にも出され、当局側の見解も示された。
そうした中では、同席した公共交通を専門とする部署に、情報を参考的に聴くことも可能だった。
また、「陳情者からの申し出」として、より詳しく意見を聴くこともできたのではと思う(これも議会基本条例で位置付けたことだ)。
改めて、議員間の活発な討議の「言うは易し、だが実行は・・・」を感じた。
こうしたことを検証しながら、一歩一歩進んでいかなければと思う。
ところで、この陳情に関連し、鉄道ファンの「まちの駅」関係者の方から「岳鉄ジャズトレイン」のご案内をいただいた。

「A列車の時間帯(18:00出発)だったら、電車の中から貨物輸送の現場の様子もよく見ることができます。ぜひ多くの方に楽しむとともに、見て考えていただければ」とのこと。
岳鉄のこと、公共交通のこと、みんなで考えませんか?
by koike473 | 2011-06-23 07:29 | 公共交通・自転車 | Trackback | Comments(0)