今年のブナ林創造事業は10月15日(土)

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 今年もブナ林創造事業が行われることになった。
 当初は、例年通り4月29日の「昭和の日」に行なわれる予定だったが、3月15日に発生した静岡県東部地震の震源地に会場が近く、余震の発生等が心配されたため「延期」となったものだ。
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 先週行なわれた市長の6月定例記者会見で、正式に発表された。
 10月15日(土)だ。

 ブナ林創造事業は、土砂災害防止や水源涵養のため、つまり防災やライフライン充実のために広葉樹の森林をしっかり育てることの重要性を広報・発信するのが目的だ。
 中止でなく、延期という形で今年も継続されることとなり、一安心だ。

 ところで先日、ある人が育てているブナの稚樹を見せていただいた。
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 10数年、富士山の自然林復元の活動に取り組んでいる方だ。
 毎年秋、富士山麓の林道脇等でブナの稚樹を山取りし、それを畑等で苗木に育て、また富士山に還す(植林する)活動を続けている。
 この方の育て方はこうだ。
 山取りした稚樹を、10本くらいまとめて植える。それも日陰に。
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 最初の頃は、1本1本、日向に植えたそうだが、全て枯れてしまい、何年か試行錯誤しながら今のこの方法に落ち着いたそうだ。

 この日陰で2~3年育てたものを、今度は畑に植え替えるそうだ。
 これが2年目のもの。
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 こちらは、1本でも育つ「ミズナラ」の稚樹。
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 こうした地道な活動が実を結ぶことを期待したい。

by koike473 | 2011-06-14 07:44 | 環境 | Trackback | Comments(0)

 

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