立候補制で行なわれる初めての議長選挙
2011年 05月 17日

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20日(金)は、4月の選挙後初めての議会が開会する。
議長、副議長、各委員会の構成を決めることが中心となる「臨時議会」だ。
加えて、3月に発生した東日本大震災、静岡県東部地震への対応・対策等のための専決処分の報告、補正予算の審議も行なわれる。
私が今議会で最も注目するのは、昨年制定された「富士市議会基本条例」の本格的な施行と、この条例に基づき議長を選ぶ選挙で初めて「立候補制」が採用されることだ。
本年度の「議会関係例規集」。

目次の先頭には、議会の最高規範として定められた「富士市議会基本条例」が載っている。

そして「第7章 議長及び副議長」では、「2 議会は、議長又は副議長を選出するときは、その経過を明らかにしなければなりません」。

地方自治法との兼ね合いもあり、条例で「立候補制」という言葉は使わなかったが、「経過を明らかにする」という部分を「=立候補制を採用する」との共通認識を持つこととした。
これまでは、誰が候補者なのか公表されない中、議員間の「互選」という形で、選挙が行なわれてきた。
しかしこれでは「誰が、どんな議会運営を行なおうとするのかわからない」、「候補者として議会運営の方針をしっかり示した上で選挙を行なうべきだ」とのこと(当たり前だが)で、今回からの立候補制となった。
立候補者は、2人以上の推薦人が必要で、立候補に当たっての所信を明らかにする。
もちろん選挙後再編された会派の考え方や駆け引きもある。
しかし私は、議会基本条例で位置付けた(と思っている)「市民に開かれ、議会内でしっかり議論し、議会として市長と向き合う」ための考え方、しくみをしっかり実行し、軌道に乗せられる人を基本に選出すべきだと考えている。
あと3日間、どんな人がどんな考えで立候補し、選出されるか、乞うご期待!
by koike473 | 2011-05-17 07:38 | 富士市議会 | Trackback | Comments(2)
表題の件は7/2の全員協議会でも議論になりましたので、「経過を明らかにする=立候補制」という事は、あの場にいた全員の共通認識ですよね!(全員協議会で寝てた方は別ですが…)
>どんな人がどんな考えで立候補者し、選出されるか、乞うご期待!
個人的には小長井さんの再任がいいと思います。
1年ごとに議長が突然辞任(1年交代の持ち回り)するのは、外で見ていても不思議でした。
ともあれ、今回の議会基本条例の制定にこぎつけた諸先輩がたの努力には、敬意を表したいと思います。