ブナ林創造事業は今年は中止?それは違うのでは?
2011年 04月 08日

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一昨日の晩、自宅に戻ると富士市から郵便が届いていた。
市長名で「第18回 富士山麓ブナ林創造事業中止のご案内」とある。
驚いて中を読むと「東北地方太平洋沖地震や3月15日に発生した静岡県東部の地震の影響を考慮し、中止することに決定いたしました」だ。
「ブナ林創造事業は、土砂災害防止や水源涵養のため、つまり防災やライフライン充実のために広葉樹の森林をしっかり育てることの重要性を広報・発信するのが目的で、単なる祭・イベントではない。こうした時こそ、必要な事業だ。絶対おかしい」と、昨日の朝一番で担当課に電話をした。
担当課の答えは、「東北地方太平洋沖地震の被災者の方々への配慮からの自粛ではありません。植栽会場が静岡県東部地震の震源地に近く、余震も多いため、700名以上の市民が参加している中で地震が発生したときのパニック等の発生を危惧し、安全を最優先し中止としました」とのこと。
さまざまなやりとりをしたが、「安全確保」が唯一最大の理由とのこと。
それを言われると反論しづらいが。
しかし考えようがないだろうか。
「安全確保」のために中止にすることは簡単だ。
だがそれでは富士市の考え方、姿勢が問われるのでは?
今回の植栽は時期的な問題(余震の危惧)から中止としても、ブナ林創造事業そのものは本年度も継続する方法があるのでは。
植栽のための予算を活用し、夏に市民参加の下草刈り、これまで植栽したブナ林の観察会を規模を拡大して行なうなど。
「少し形を変えたが、防災、ライフライン確保のために富士市は今年もブナ林事業を継続します!」という考え方を。
何度も言うが、富士市の姿勢が問われる問題だと思う。
ブナ林創造事業は今年も継続すべきだ。
by koike473 | 2011-04-08 08:17 | 環境 | Trackback | Comments(2)

700名以上が参加している中で地震が起こった時のパニックを危惧?
おかしいですねぇ。
防災訓練はもっと大勢参加してますよ。
パニックを危惧して中止しませんよねぇ。
常にそういう事態を想定して実施すればいいんですよねぇ。
わずか700名のパニックを危惧してたら
東海大地震にどう対応するつもりなんでしょうか?
私も事前にそういう(余震発生)可能性もあることを広報し、その上で実施すれば問題はないと思います。
加えて、早々中止とすることの「継続を放棄」したような印象しか与えないことが心配です。