富士市議会で浜岡原発等の原発事故を防止するための抜本対策を求める意見書を国等に提出

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 2月14日から始まった2月定例議会も、今日23日で閉会を迎えた。
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 議員は、11日から4つの常任委員会に分かれ、23年度の各分野の予算を審議してきた。
 そして今日23日の本会議で最後の討論が行なわれ、予算案は可決・成立した。

 一方、常任委員会初日の11日に発生した東日本大震災とそれに伴う福島第一原子力発電所の事故を受け、議会内では先週末から震災対策と原発、特に静岡県内に立地する浜岡原発を懸念する声が高まっていた。
 私が所属する会派・市民クラブでも「国や県に抜本的な対策を求める意見書を提出しなければ」という考え方でまとまった。
 意見書提出については、昨日(22日)開催された議会運営員会で採り上げられ、既に3月18日付で議決・提出された三島市議会の意見書等を参考に、富士市議会の意見書を作成することとなった。

 私も普段あまり傍聴しない議会運営委員会を昨日、今日と傍聴しながら、会派の意見書案の素案作成を担当した。

 本会議の休憩中に開催された議会運営委員会で検討された「震災による原発事故を防止するための抜本的な対策を求める意見書」案が、今議会の最終議案として提出され全会一致で可決した。
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 併せて「東北地方太平洋沖地震の災害見舞い及び災害対策に関する緊急決議」も決議された。
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 意見書は、内閣総理大臣、経済産業大臣、原子力安全委員会委員長、静岡県知事、衆議院議長、参議院議長に提出するが、その扱いは議長に一任された。

 3月11日に「原発安全神話」は、もろくも崩壊した。
 この日を境に、原発の安全性に対する見方は完全に変わった。
 私は、浜岡原発は全て一旦停止し、その安全対策が確立・確認されるまでは稼動させてはならないと考える。
 それに伴う産業・社会、生活スタイルの変更も当然のこととして受け入れ、対応しなければならないだろう。

 三島市議会に続いた富士市議会だけでなく、多くの議会、そして自治体当局も本気になって国、県、そして電力会社に要請する必要があるはずだ。

by koike473 | 2011-03-23 23:12 | 原発・エネルギー | Trackback | Comments(4)  

Commented by 静岡県民 at 2011-03-27 16:06 x
お願いします。
私達一般人には出来る事が限られます。
小池さんを始めとする議員さんお力で、どうか安全な静岡を取り戻してください。原発に依存する国のあり方自体を変えてください。
よろしくお願いします。
Commented by koike473 at 2011-03-28 07:18
静岡県民様 ありがとうございます。
福島第一原発の事故の被害、影響が、日に日に大きくなっています。
震源予想地域の真ん中に位置する浜岡原発のことを考えると深刻です。
できる限りの活動をしていきたいと思います。
Commented by 葉月S at 2011-03-28 08:19 x
富士市議会からこういった意見書が出ることを嬉しいと思います。自分でも署名等はしてますが、政治にかかわる方々の力が強く必要だと思います。
ぜひ安心して暮らせるよう今後も活動をよろしくお願いいたします。M8~9クラスの地震が3発時間差で起こっても大丈夫でないと安心できませんので。
Commented by koike473 at 2011-03-30 08:52
葉月S様 ありがとうございます。
富士市や三島市だけでなく、多くの議会・議員や行政が声を上げ、動く必要を感じます。
この時期は、行政は年度末、多くの議会は4月の選挙を控え動きにくい状況ですが、しっかりと議論、活動をしていかなければと思います。

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