被災地の寒さ、厳しさに皆が想いをめぐらせた卒業式
2011年 03月 22日
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18日(金)は、市内小中学校の卒業式があった。
私も、地元今泉の吉原二中(午前)、今泉小(午後)の卒業式に参列した。
本来なら、卒業と新たな進路に向けたお祝いでいっぱいの卒業式になるはずだったが今年は違った。
出席者全員が東日本大震災の犠牲者、被災者の皆さんのことを思い、また校長先生の式辞でもそのことが大きく触れられた。
それにしても、午前中の吉原二中の体育館は寒かった。
天気は「晴れ」なのに、陽が当たらない館内は冷蔵庫のようだった。
誰もが「東北地方の被災者の人たちは、ずっとこんな寒い中でいるのか、何とかしなければ」と感じただろう。
2時間いただけで、手足の先の感覚が麻痺するほどだった。
両方の校長先生が、共通して言っていたのが「この絆(きずな)を大切に」だった。
社会全体、地域、そして家庭の絆が切れかかっている中で、こんな大変な時だからこそ、同級生の、家族の、そしてこれから出会う人たちとの絆を大切にしていこう、という話だった。
子供達には、東北地方の大地震とその救助、そこから復興するために一歩を踏み出そうとしている時に卒業したことと、自分自身を守ること、そして「周りの人との絆」を常に忘れず、思いやっていけるようになってほしいと思う。
by koike473 | 2011-03-22 00:02 | 今泉 | Trackback | Comments(0)