紙バンド手芸の「植田産業」さん
2011年 01月 21日
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先日、紙バンド製造の「植田産業」さんに出かけた。
私は、何年か前から、所属するNPO法人ふじ環境倶楽部のメンバー等で組織する「紙・バンドえーど隊」を通じて、植田産業さんが主催する「全国紙バンド手芸作品展」のお手伝いをしている(この1~2年は、別件と重なり出席率は悪いが)。
そんなご縁でごあいさつに伺った次第だ。
私自身は、不器用なので紙バンド手芸は上手にできないが、取り組んでいる方々の作品はどれもすばらしい。
本社のロビーや作品展示室には、様々な作品が並べられている。
作品の技術はもちろんだが、私は植田産業さんの紙バンドそのものが、色合いや光沢が最高だと思っている。
私が紙バンドを応援しているのは、「富士市ならではの新しい文化」だからだ。
富士市の地場産業である紙産業で、しかも古紙を利用して生産される紙バンド。
それを単に素材としてだけでなく、手芸としての取組みが趣味、生きがい、新製品開発、そして芸術の域にまで広まりつつある。
こうした一連の動きが富士市を中心に広がり、その拠点が植田産業さんだ。
さまざまな作品は、紙バンドを製造している従業員の皆さんが、昼休みや仕事の後にアイデアを出し合いながら作るそうだ。
また近年では、紙バンドで作られた「ボウル」等が、フランスやドイツの見本市で高い評価を得て、商品として欧米で販売されている。
今年は、植田産業さんの創業50周年、全国紙バンド手芸作品展10周年の節目の年だそうだ。
「紙バンド」が、富士市発の文化として更に市内外に広まっていくよう、私も応援していきたい。
by koike473 | 2011-01-21 07:40 | 産業振興・雇用 | Trackback | Comments(0)