富士市まちの駅ネットワーク等の主催「曽我兄弟物語サミット」
2010年 11月 29日

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昨日28日(日)は、田宿川の川そうじ終了後、午前中だけだったが、鷹岡で開催された「第2回曽我兄弟物語サミット」に参加した。
サミット会場の鷹岡まちづくりセンター。10月にオープンしたばかりの立派なまちセンだ。

これは、富士市まちの駅ネットワークと鷹岡地区まちづくり推進会議が主催するもので、私は「まちの駅」の関係者の方から案内をいただき、午前中の現地視察だけ参加した。
参加できなかったが、既に準備万端の午後のサミット会場となる多目的ホール。


皆さん、「曽我兄弟物語」をご存知でしょうか?
私は、おおまかな「あらすじ」しか知らなかったが、「日本三大仇討ち」の一つだ。
幼いときに父親を殺された曽我兄弟(兄:十郎、弟:五郎)が、源頼朝の部下であった仇(相手)を、富士の巻狩りに来ていた現在の富士宮市白糸あたりで見事に討ち取った話だ。
またこの話には、十郎の恋人、虎御前が大きく関係している。
江戸時代には、歌舞伎で大ヒットし、正月の興行にはなくてはならない演目になったそうだ。
鷹岡地区には、この曽我物語に関連する史跡や神社・仏閣が多く、その見学会だった。
見学は、バスに乗って回った。

解説は、富士市まちの駅ネットワーク副代表の久保田豪氏だ。久保田さんは富士市にまつわる「歴史フリーク」?のような人で、とにかく詳しい。
曽我兄弟に縁が深い、伊東市から参加の方々もご一緒だ。
まずは、曽我兄弟の墓がある「曽我寺」。



山門にある山号「鷹岳山」(何と読むのか忘れた)の文字は、金原明善翁によるものだそうだ。

続いて「虎御前の腰掛石」。

こちらも虎御前が十郎のために、七日七晩念仏を唱えたという「玉渡神社」。

「五郎の首洗い井戸」。

最後は「曽我八幡宮」。兄弟の勇気、忍耐、孝養に感激した源頼朝が兄弟の霊を祀り、造営した神社だ。
ちょうどこの日は、秋の例祭が行なわれていた。

地元の杉山さんから、全国の仇討ちの記念に建てられた灯籠の説明を伺った。

確かに1本1本、形が違う。

宝物殿も、この例祭で見せていただけた。
数十年前には、映画も撮られ、その時の写真や衣装も。


物語の武者絵は、近所の大工さんの作品だとか。

いろいろ見学し、話を聞いて、自分の中でも大盛り上がりになり、「大河ドラマは?」と伺うと、伊東市では以前に一度機運が盛り上がったとのこと。
今日の朝刊によれば、午後のサミット(曽我兄弟物語にゆかりの5市町が参加)でも「大河ドラマの誘致」が今後のサミットのテーマになったそうだ。
夢がある取組みだ。
一度、改めて「曽我物語」をじっくり読んでみたいと思う。
by koike473 | 2010-11-29 23:36 | まちの駅 | Trackback | Comments(4)



曽我と申します。
自分の姓が絡んでいるので、思わず一読させていただきました。
サミットなんてあるんですね・・
わかりやすい説明ありがとうございました。