所属する議会会派で23年度重要施策を市長に要望
2010年 11月 08日

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今日は、議会で所属する会派「市民クラブ」で、市長に「平成23年度 重要施策に対する要望書」を提出した。

これは、毎年、次年度の予算案編成時期に合わせ行なっているもので、会派としては重要な取組みだ。

私は、今年は特に期すものがあった。
現在、制定に向け最終段階を迎えている「議会基本条例」の考え方だ。
この条例案の中では、「決算審査」をしっかりやっていくことに重きを置いている。
決算をしっかり審査し、前年度取り組んだ事業や施策がどれだけ成果があったか、何が課題かを整理し、それを踏まえ「選択と集中」の考えで、次年度予算案を審査しようという考え方だ。
9月議会の決算審査で、「これは重要だ」とチェックしていた項目を中心に、自分なりの要望項目を提案した。
何回かの会派の検討会を経て、8本の柱と20数項目の要望書に取りまとめた。

ちなみに私が最終的に担当した「行財政改革と効率的な行政運営について」の前段部分は、以下のような要望書となった。
《富士市役所一丸となった産業・雇用対策を》
(1)雇用対策は国、県との三重行政だから、また産業施策は商工農林部の取組みだからと片付けることなく、市役所が一丸となって市内産業の現状把握、分析を進め、実効性ある産業・雇用施策に取り組むよう求める。
《産業・雇用政策のシンクタンク機能を使命とする産業政策課の創設を求める》
(2)産業・雇用施策を、安全・安心な地域社会・住民生活のための環境整備、教育の振興、都市計画等の総合的な地域政策と関連付け、戦略的、総合的な観点から調査、立案、調整、推進する産業政策課の創設を求める。・・・ここは前年に引き続いての再度の要望です。
《第五次総合計画の確実な進行管理を》
(3)23年度を初年度とする10年間の第五次総合計画がスタートするにあたり、以下の取組みを求める。
③総合計画と行政評価を連動させたマネジメントシステムを確立する中で、議会の決算審査に際しては、事務事業評価に基づく詳細かつわかりやすい資料の提出を求める。
④計画期間内における地域内分権の到達目標とスケジュール、取り組み方針等を明確にした「地域内分権推進計画」の早急な策定とそれに基づく着実な取組みを求める。
《地価下落に伴う土地区画整理事業の総点検を》
(4)地価の継続的な上昇を前提として組み立てられた土地区画整理事業が、経済活動の停滞と地下の下落に伴い、経営が行き詰るケースが全国的に目立ち始めている。事業を進めている新富士駅南地区土地区画整理事業、第二東名IC周辺地区土地区画整理事業、組合施行の土地区画整理事業について、今後の事業見通しの精査と対応策の検討を求める。
市長は、「改めて各部各課で検討し、反映できるものは反映していきたい」とのことだった。

2月議会では、どのような予算案が提出されるだろうか?
by koike473 | 2010-11-08 23:47 | 富士市議会 | Trackback | Comments(0)