今後の敬老会のあり方は?
2010年 09月 23日
今年の富士市の敬老会該当者(75歳以上)は、26,514人。市全体の人口が261,427人なので、ほぼ10人に一人(10%)が対象者だ。
「高齢化率(65歳以上の人口の割合)が10%を越えた!」と驚きを持って言われたのが、私が仕事を始めてしばらくした頃だったことを考えると、そのスピードは今後、更に上がる。
そんなことを思いながら、会場に足を運んだ。

今泉地区の敬老会は、例年通り「東部市民プラザ」で開催された。


会場に参加できる高齢者は、本当にお元気な方々だ。
それを思ったのは、サポートする女性の会の方の話や、高齢者の皆さんの様子からだ。
「ここ(東部市民プラザ)は、『イスじゃないから行けない』って言う人が結構いるだよね」。

高齢になると、ひざ痛を訴える方が多い。
たたみに座るのは大変だ。
そしてもう一つ。
特定の方への負担だ。
敬老会の準備は、町内会の役員さんや女性の会の皆さんが行なう。
敬老の祝い金を始め、様々なお祝いの品を配るために、これらの皆さんは前々日から3日間、仕事を休み準備をされている。

当日も、女性の会(黄色いTシャツ)の皆さんは、高齢者のお世話で大忙しだ。
今後も確実に敬老会の対象者の皆さんは増加していく。
市内26地区のうち、12地区では各町内の公会堂で敬老会を開催する「分散型」だ。
地区全体で高齢者の皆さんを敬い、様々な催しで楽しんでいただくのも良いが、気軽に参加でき、主催者側もより多く(町内の皆さん)のサポートで対応が可能な分散型を今泉地区でも検討すべきではないかと思う。
92歳の稲葉さん。
稲葉さんは、今でも毎日ランニングを欠かさず、先週の地区体育祭にも出場された。

「こうやってカカトをしっかり地面につけて走ると楽だよ!」と私の前で走る姿を披露。脱帽だ!

こちらは「みぎわ園」。

来年3月で100歳を迎える方の卒寿のお祝いが行なわれ、総理大臣からのお祝いも。

皆様、いつまでもお元気で!
by koike473 | 2010-09-23 23:13 | 今泉 | Trackback | Comments(0)