家具の固定と非常時持ち出し品は大丈夫?
2010年 09月 01日

私は昨年から町内の自主防災会長になり、2回目の夏の訓練だ。
一昨年までは、9月1日に行なっていたが、なるべく多くの方に参加いただこうと、昨年から直近の日曜日に行なっている。
暑い中、229名に参加いただいた。


しかし昨年が294名で、今年は350名が目標だったので残念!
昨年から反省会をしっかり行ない、次年度(今年)に向けて目標や改善点を明確にした上で準備に取り組んできた。
その一つが消火訓練だ。
昨年までは、模擬消火訓練で、水が入った消火器でチョロチョロかけるだけだった。
今年は、古い(消火用の粉の詰め替えが必要な)消火器を使い、実際に火をつけての訓練にした。



粉が飛び出る方向がわからず、上空に撒き続ける人も。
広場の周りのお宅に迷惑がかかるのでは?と心配するほど粉を撒き散らしたが、多くの人に実際の体験をしてもらった。
もう一つが三角巾を使った救護訓練。

公会堂を使い、健康推進員の方など指導できる方を講師役にして、より多くの方に三角巾の使い方や足首の固定方法を覚えていただいた。


プリントも配り、継続して自宅でもできるようにしたつもりだが、後の反省会では「もっと時間が欲しかった」の意見が出た。
こちらは、町内のある役員さんが、長年しっかりメンテナンスしている「非常持ち出し袋」。

公会堂で、「こんなものを入れておくといいと思いますよ」と中身を披露。

そして最後は、昨年同様の反省会。

各班からいろいろな改善点があがった。


来年は、これらを踏まえ、より実効性が高い訓練にしていきたい。
一方、今年は「訓練を日々の防災意識を高めるきっかけ」にしようと、事前にアンケートをとった。
組長さんに、訓練への参加の広報と併せ、「家具の固定状況」、「非常持ち出し品の準備状況」を1軒1軒聞いていただいた。
結果は、「家具の固定を行なっている」家庭が28%、「非常持ち出し品の準備をしてある」家庭が39%だった。
先日、静岡新聞が行なった県内の調査結果に比べると、ともに我が町内は良い(割合が高い)結果だ。

しかし、「何も対策をとっていない家庭」の方がずっと多いのも確かだ。
この2つの対策については、今後も常日頃からPRし、対策を促していかなくてはと思う。
by koike473 | 2010-09-01 22:08 | 防災 | Trackback | Comments(0)