富士山国有林での下草刈りとトコロテン

 28日(土)は、毎年恒例になっている「富士山の下草刈り」に参加した。
 集合場所に向かう林道からの富士山。
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 所属するNPOふじ環境倶楽部が、全国的な規模で森づくり活動に取り組んでいる「どんぐりの会」さんの活動を手伝う形での参加だ。
 こんな形の取組みになって4年目か。
 9時の開会式の時点では、標高1,000mというものの、太陽に近い分だけ、ジリジリ刺すような晴天だ。
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 刈り払い機をトラックから降ろして。
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 エンジンの調子を確認し、いざ出陣だ!
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 我々の役目は、植林した木の周りの下草刈と、植林地の中を移動するための通路確保のための草刈だ。
 背より高いカヤも刈る。
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 ちょっと背は低いところだが、ビフォー・アフターはこんな感じ。
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 刈っていくと、折れ曲がったヒメシャラが。
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 風だけでなく、シカがのしかかって折れたり倒れる木も多いそうだ。

 刈っている時は、刈り払い機のエンジン音がうるさいが、それが止まると静寂につつまれる。
 向こうの尾根にいる3人の話し声が、すぐそこで話しているように聞こえる。
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 草と格闘すること1時間半。
 ずいぶん道が開けた。
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 また、4年前は小さかったヒメシャラもずいぶん大きくなった。
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 私は、谷の一番低い部分を担当したので、集合場所まで戻るのが一苦労だ。
 他のメンバーも中高年者(?)ばかりで、帰りは身体が重い。
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 しかし、事務局が用意してくれたこのトコロテンは、疲れた身体に最高だ。
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 松崎(西伊豆)で採れたテングサだけで作ったプリプリのトコロテンだ。酢醤油とトコロテンが身体に染み入る。
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 全国どこもそうだが、富士山麓の林も手が入っていない。
 この日の参加は13名だった。
 もし富士市の人口の100分の1、2,600人が順次山に入り、少しずつ下草を刈ったらどうだろう。
 それだけでも、ずいぶん山の様相が良くなるだろう。
 そう思わずにはいられない毎年夏の「体力と精神の修行」だ。

 最後は記念撮影で「おつかれさま!」。
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by koike473 | 2010-08-30 22:30 | 森林づくり・林業 | Trackback | Comments(2)  

Commented by 白落天 at 2010-08-30 23:11 x
植樹となると、一般参加、企業参加でかなりの人が集まるので、
マスコミも取材し、記事にしますいねぇ。
下草刈りとなると、マスコミは見向きもしませんねぇ。
もっとも、取材されたくてやってるわけじゃないでしょうけど・・・、
参加者の平均年齢が年を重ねるたびに高くなってるようですね。
ここは一つ、若者も参加したくなるような仕掛けを考えませんか?
でも、そんな予算ないか?

Commented by koike473 at 2010-08-31 07:20
白落天様がいない「下草刈り」は、やはり寂しかったです。
でもホントに年々きつくなってくるのがわかります。
この日の参加者の平均年齢は、確実に「半世紀オーバー」です。
何だか、とても視野が狭い変な義務感だけで毎年こなしている気がします。
いいアイデア、教えてください!

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