「田宿川」で考えること
2010年 08月 26日

前回は7月初めだったから約1ヶ月半しか経っていないが、川藻(かわも=水草)は夏の日光を浴びて思う存分成長している。

大きなカマで根元からザクザクと水草を刈っていく。
浮き出した水草の間から何か魚が跳ねた。

アユだ(と教えてもらった)。

川の護岸部に積んである石に付いているコケを食べていたのでは?とのこと。
刈った水草は、手伝いに来てくれた吉原二中生が袋に入れて川の外に運び出す。

しかし、集め切れず下流に流れてしまう水草も多い。
それでも、ダンプに一杯になった。

田宿川沿川の皆さんは、30数年、こうした川そうじを続けている。
しかし、
・水草は刈っても刈っても、どんどん成長する
・開発された上流部から流れ込む泥等が増えたため、水草の生育範囲は年々拡大している
・刈っても陸上に上げることができなかった水草は下流部の滝川、沼川、田子の浦港等に流れ込む
・地域の皆さんの高齢化が進み、川そうじそのものが大変になってきている
・また湧水は窒素分が特に高く、水質面が懸念される
などなど、「清流・田宿川」を取り巻く課題は大きい。
こうした「川そうじ」だけで清流を守る対策はいいのか?まだまだもつのか?
「清流・田宿川」の在り方を改めて考える時期が来ていると思うのだが。
川の中のそうじの後は、通称「井出緑地」の草刈。
草刈のビフォー・アフターをどうぞ!




「中年の星・4人組」(私も入れて)、お疲れさまでした!

by koike473 | 2010-08-26 23:52 | 富士市の清流・田宿川 | Trackback | Comments(0)