「田宿川」で考えること

 22日(日)は、年に6回行われる「田宿川の川そうじ」があった。
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 前回は7月初めだったから約1ヶ月半しか経っていないが、川藻(かわも=水草)は夏の日光を浴びて思う存分成長している。
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 大きなカマで根元からザクザクと水草を刈っていく。

 浮き出した水草の間から何か魚が跳ねた。
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 アユだ(と教えてもらった)。
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 川の護岸部に積んである石に付いているコケを食べていたのでは?とのこと。

 刈った水草は、手伝いに来てくれた吉原二中生が袋に入れて川の外に運び出す。
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 しかし、集め切れず下流に流れてしまう水草も多い。
 それでも、ダンプに一杯になった。
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 田宿川沿川の皆さんは、30数年、こうした川そうじを続けている。
 しかし、
  ・水草は刈っても刈っても、どんどん成長する
  ・開発された上流部から流れ込む泥等が増えたため、水草の生育範囲は年々拡大している
  ・刈っても陸上に上げることができなかった水草は下流部の滝川、沼川、田子の浦港等に流れ込む
  ・地域の皆さんの高齢化が進み、川そうじそのものが大変になってきている
  ・また湧水は窒素分が特に高く、水質面が懸念される
などなど、「清流・田宿川」を取り巻く課題は大きい。

 こうした「川そうじ」だけで清流を守る対策はいいのか?まだまだもつのか?
 「清流・田宿川」の在り方を改めて考える時期が来ていると思うのだが。

 川の中のそうじの後は、通称「井出緑地」の草刈。
 草刈のビフォー・アフターをどうぞ!
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 「中年の星・4人組」(私も入れて)、お疲れさまでした!
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by koike473 | 2010-08-26 23:52 | 富士市の清流・田宿川 | Trackback | Comments(0)

 

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