新しい富士市立高校は「進学校」!
2010年 08月 25日

大半が「親子」(中学3年生とその親)での参加だ。
ロゼシアターの大ホールが結構埋まった。

富士市立高校の教育の考え方は、とても先進的で、社会で通用する若者を高校時代から育てようとしている。

私は、昨年秋に学校で開かれたシンポジウムを聞いて、それが良くわかった(つもりだ)。
しかしこの日の説明会では、全てを説明しようとしたためか、特徴である「キャリア教育」や「探求学習」の考え方が少し消化不良だったように感じた。

もちろん、来年度の具体的な生徒募集も考えているので、こうした「教育の狙い」に加え、「教育環境」、つまりスクールバスや予備校と連携したサテライト学習、かかる経費等の説明もしっかりしなければならないのも当然だった。


更に、全体説明会の後で行なわれた個別説明会では、受験生やその親にとって一番気になる受験のために必要な「内申点」や、「学校裁量枠」についての質問が相次いだ。


「教育の狙い」がどこかに置き忘れられるのは怖いし、もったいない。
しかし、受験を半年後にしたこの時期では、それが現実か?
富士市立高校が目指しているのは明確に「進学校」だ。
来年入学した生徒が、市立で鍛えられ、「考える力」、「コミュニケーション能力」を高め、大学に進み、更に世の中で立派に通用する社会人として評価された段階で、初めて市立も評価される。
そうなるには3年、あるいは7年かかる。
とにかく、スタートダッシュの3年間が重要だ。
by koike473 | 2010-08-25 23:35 | 教育 | Trackback | Comments(0)