ユニー吉原店の閉店と建替え計画
2010年 08月 16日

昭和49年のオープン以来、地域のショッピングセンター(SC)として36年営業してきたが、新しく同じユニー系列の「アピタ吉原店」として建替えするためだ。
と言うか、「ユニー」の名前で営業しているSCは、吉原店が最後だったようだ。
今日は残りあと2日となった閉店セールのため、駐車場や店内は大変な混雑だった。


店内は洋服売り場等では商品がずいぶん少なくなり、貴金属店では1,000円コーナーができるなど、「追い込み」を感じる。
私の母親は国久保に住んでいるが、ユニーは自転車や歩いても行けるので近所の皆さんは大変重宝しているようだ。
また、近くを通っても、駐車場はいつも車がたくさん停まっていて、多くの人に利用されている感じがする。

品揃えも良いのだろうが、市街地に近く、大月線(国道139号)と大渕街道で下ってきたすぐそこにあるという立地にも恵まれている。
写真の左が大月線、右が大渕街道。

建替えにあたっては、地域の皆さんや行政もさまざまな面で協力している。
1つは、このユニーや郵便局があるエリアの大半が、これまでは都市計画で住居系の用途地域(第1種住居地域)だったが、そのままでは大規模なSCは建築できないので、商業系の用途地域(近隣商業地域)に変更した。
2つめは、より地域の商業ゾーンとしての環境にマッチし、利便性が増すように都市計画で「地区計画」を定めたことだ。
SCはOKだが、ホテルやカラオケボックス等は立地できないよう建物の用途を制限したり、北側の道路を拡幅し、南側には2.5mの歩道を整備する計画だ。


これに伴い、既に店を閉めて、向かい側に移転の準備を始めている個人商店主さんもいる。

吉原郵便局は、建物に面した北側の駐車スペースは無くなるが、建物はそのまま残る。

新しいアピタ吉原店は、1、2階が店舗、3、4階が駐車場となり、来年9月のオープンを予定している。
売り場面積も、現在の9,414㎡から10,600㎡に増床される。
新しい店舗とともに、周辺の道路や環境・景観整備に期待したい。
by koike473 | 2010-08-16 23:26 | まちづくり・都市計画 | Trackback | Comments(0)