「能面」とセカンドライフ促進協議会
2010年 08月 12日
これは、私も会員になっている一般社団法人まちの遊民社が富士市から受託し取り組んでいる「いきがいセカンドライフ開拓・参加促進事業」の一環として年に2回開かれる会議だ。
企業を退職したシニア層の皆さんが、第二の人生(セカンドライフ)でいきがいを持って仕事や市民活動、地域活動に取り組んでいただけるよう、その相談に乗ったり、橋渡しをまちの遊民社が行なっている。
この日の会議は、シニア層の皆さんが多数在職し、今後地域に送り出す企業の方々が集まる「事業所会議」だった。
私は、遊民社の会員として事務局側のメンバーでの出席だ。
ゲストスピーチとして、昨年10月に市内の大手企業を退職し、セカンドライフを満喫している塚田さんから「豊かなセカンドライフ探しに向けて思うこと」とのミニ講演があった。
塚田さんは、定年退職する前から、自分自身のセカンドライフのあり方をしっかり考え、組み立てていらした。
退職後は、遊民社が窓口になっている「セカンドライフ相談室」を通じて、前職での経験を活かした「OB人材活用協議会」のアドバイザー活動や、料理や能面づくりなど多彩ないきがいづくりに取り組んでいる。
塚田さんが創られた能面。
そして塚田さんは、充実したセカンドライフを自分だけでなく、より多くの同世代の皆さんにも送ってもらうことをサポートする活動も始められている。
今年の12月に開催する「還暦フェスティバル2010」の実行委員長になられたのだ。
フェスティバルは、「還暦世代の皆さんのこれまでの労をねぎらうとともに、セカンドライフをエンジョイし、地域コミュニテイ再生の担い手となっていただくきっかけづくり」を考えている。
綿密な調査・計画の中で取り組む塚田さんならではの実効性あるフェスティバルになりそうだ。
一方、企業の方々の話を伺っていて、人それぞれのいろいろなセカンドライフがあることも感じる。
フェスティバルは、そんな「自分に合ったセカンドライフ」を探すきっかけになればと思う。
by koike473 | 2010-08-12 23:47 | NPO・市民活動 | Trackback | Comments(0)