高速道路無料化の社会実験が始まって思うこと
2010年 07月 04日
今日は、高速道路無料化の話。
実は、3週間くらい前から、私の通勤路の途中にある市立中央図書館前の歩道に、「工事用の何か?」と思うようなパイプで組んだ機器が設置されていた。

「何の工事が始まるのか?」と思っていたが、改めてよく見ると「静岡高速道路料金施策状況調査に伴う交通量調査」と書いてある。


交通量(通行する自動車台数)のカウント装置だ。

先週(6月28日)から始まった西富士道路の通行料無料化社会実験に伴う交通量変化を把握するためだ(ろう)。
実験開始1週間の西富士道路の交通量は、曜日に関係なく約1.5倍程度増加している。
その結果、移動時間の短縮や周辺の道路での渋滞等にどういう影響を及ぼすかを把握するための社会実験だ。
これは政権党である民主党のマニフェストに沿った取組みだ。
私は、高速道路無料化は反対の立場だ。
猪瀬直樹氏(東京都副知事)の論を聞いて「なるほど!」と思ったのが大きい。
要約すると以下のとおりだ。
①道路公団を民営化する前、公団は約40兆円の累積赤字(借金)を抱えていた。
②2005年に6社に分割民営化し、民間会社としての経営努力を始めるとともに、年間の計2.6兆円の売上げから毎年借金を返済し、45年で完済する計画が始まった。
③返済は順調に始まり、昨年の段階であと41年で完済する予定だった。これは税金は1円も投入しないでだ。
④しかし無料化した場合は、高速道路の維持管理費用はもちろんのこと、莫大な借金(40兆円)返済のために、新たに税金を投入しなければならない。
猪瀬氏はまとめでこう言っている。
「無料化の最大の問題は、高速道路会社が果たしてきた道路をめぐるお金の出入りを衆人環境の下で管理・統治(ガバナンス)する機能が破壊されることだ。受益と負担の関係が見えぬまま高速道路に税金が投入され続ける」
この社会実験を通じて、改めて高速道路無料化について考えることが必要だと思う。
by koike473 | 2010-07-04 23:22 | まちづくり・都市計画 | Trackback | Comments(5)
月曜には撤収されてました。
小生は統計学とか学んでいませんが、
一週間のデータで何かわかるんでしょうかね?
しかも無料化開始の一週間で・・。
落ち着いた頃の一週間とかのデータとか、
導入前の一週間のデータだってないと比較にならないと思うけど、
どんなもんですかね。
ということで、今日見たら確かにありませんでした。
それで調査発注者の国交省静岡国道事務所に聞いてみました。
今後、無料化社会実験の間、混みそうな時期(お盆、連休時、年末年始等)、すいていそうな時期(10月の平日等)等、何回かに分けて調査するそうです。
それも市内何箇所かで。
カウンターを置きっぱなしだど、盗まれる心配があるようで・・・。
いずれにせよ、「社会実験」ですから、しっかりデータを分析して、公表しながら次のステップ案を示してもらいたいですね。

