防災マップ説明会と「自助」の姿勢
2010年 06月 28日
3問質問したが、最後の3問目は当局と話が全くかみ合わず、中途半端もいいところで終了してしまった。
この件は、また後日ということで。
25日(金)は、まちづくりセンターで行なわれた今泉地区の「新防災マップに関する説明会」に出席した。

これは、富士市で新たな防災マップ(冊子形式)を作成し、4月から全戸配布したことに伴い、その活用方法等について市内全地区で説明会を行なうものだ。

町内会長や自主防災会長が出席したが、私は後者(駿河台三丁目自主防災会長)の立場での出席だ。
パワーポイントを中心に、防災マップに載っている
・地域の防災情報
・災害情報
などの見方や活用方法の説明だ。

説明する防災危機管理課の柏森統括主幹。私の高校の同級生だ。

「地域の災害情報」は、避難場所、防火水槽、緊急輸送路、急傾斜地崩壊危険ヶ所等が、それぞれの地域マップに出ている。
私が住む駿河台三丁目の避難場所は、吉原高校だ。

「災害情報」の提供は、災害だけでなく、さまざまな警報を瞬時に流す「全国瞬時警報システム」(Jアラ-ト)の話が中心だった。

これは、消防庁が発した情報を人工衛星を通じて受信し、市の同報無線で瞬時に市民の皆さんに情報を流すシステムだ。

昨年8月11日の震度4の地震の際には間に合わなかったが、今年2月27日のチリ地震に伴う津波警報は、このJアラートによって同報無線から流されたそうだ。
しかし今日の一般質問で、私の前に行なった先輩の川窪議員がこの件に関連した質問を行なった。
2月のチリ地震時に、避難警報を出し続けたが、避難した人はわずかで、逆に堤防等に津波見物に出かける人が続出したということだ。
この時は、行政としては、このJアラートをはじめ、消防車を出動させたりして、できる限り情報提供に努めたはずだ。
私も、この日は「そうだ!沼川プロジェクト」のウォーキングルートの下見を予定していたが、何度か情報を聞き、津波が沼川を遡ってきたりしたらマズイと考え、日をずらした。
タイムラグがあり、既にテレビでさまざまな情報が流れていたにせよ、もしこれで急に津波が襲い、避難しなかったり、津波見物に出かけた人たちに人的被害等が発生したら、それはその人の責任だ。
完全に行政の守備範囲を超えている。
議会の答弁では、行政当局は「防災に関する啓発により努めます」などと答えざるを得ないが、本当はそれは違うはずだ。
説明会でも言っていた。まずは「自助」だ。

自分で自分を助ける(守る)姿勢がなければ始まらないし、どうしようもない。
by koike473 | 2010-06-28 23:40 | 防災 | Trackback | Comments(0)