京都は、日本を代表する国際観光コンベンション都市
2010年 05月 18日
このブログを見た方から、「よく旅行に出かけているようだね」と、本気とも皮肉ともつかない言葉をいただくことがあるが、しっかり勉強していますので。
今回の研修は、自治体問題研究所が主催した「第10回市町村議会議員研修会」だ。
私は、特に1日目に、以前(昨年12月)に視察で訪問した会津若松市の松崎議員から、「議会基本条例をツールとした政策形成サイクル」と題し、「その後の実践」について講演が聞けることを期待して申し込んだ。
松崎氏だけでなく、2日間の講演・講義は、講師の方々の新しい視点から地方自治や自治体財政を分析した発言が多く、私にとって刺激的で大変勉強になった。
これらの報告は改めて報告書にまとめ、議会活動に活かしていきたいと思う。
今日のブログは、この研修参加を通じて垣間見た「国際観光コンベンション都市・京都」の懐の深さについて。
研修の会場は、JR京都駅前の「メルパルク京都」だ。
メルパルク京都は、宴会場、会議室、研修室、スタジオ、レストラン等が入ったいわゆる都市型コンベンション施設だ。
正面入口は、京都らしく格子のスライドドアだ。
1階ロビーの壁面は、大きな平安時代の都の様子の絵が。
今回の研修は、240名定員で満席だ。
研修開会式の冒頭、主催者の自治体問題研修所理事長を務める岡田知弘京都大学教授は、「13日(木)、14日(金)はしっかり勉強し、次の15日(土)は『葵祭り』を楽しみ、京都にしっかりお金も落としていってください」とあいさつされた。
私は「葵祭り」があることも知らず、14日の晩には地元(今泉)で会合があるため研修終了後、すぐに富士に戻ったが、他の県から参加した議員の方々は、週末まで京都で過ごす人も多かったようだ。
宿泊は、研修会場に近いビジネスホテルをとったが、我々のようなスーツ姿だけでなく、世界各国からの観光客も多かった。
夜は、富士市議会からたまたま一緒に参加した同期の笠井議員と、京都の「うまいもの」(もちろんアルコールも)を、地下鉄と徒歩で移動しながら堪能した。
2日目は分科会。
会場に行くと、今日の催事がズラーッと出ている。
私は「地方財政」に参加。
昼食は、事前に申し込んでおいた弁当だが、手馴れた?もので、給食のワゴン車のようなものに積み込まれ、効率的に配られる。
研修終了後、京都駅に向かうと、修学旅行生がいっぱいだ。
駅前をはじめ、市内に多数あるコンベンション施設やホテル、そして歴史的な町並みや神社仏閣、祭り、文化などなど。
食べ物、土産もいろいろ。
そして、これらをバックアップする厚いコンベンション関連産業の集積がある。
京都は、やはり日本を代表する「国際観光コンベンション都市」だ。
ひるがえって我が富士市は?
今夜開催された「第五次富士市総合計画」の審議会分科会では、「コンベンションは時代遅れ、富士市には似合わない」等の意見も出た。
確かに京都に比べると相手にもならない。
でもそれで片付けていいだろうか?
富士市なりのコンベンション戦略を、改めてしっかり考えるべきだと思うのだが。
by koike473 | 2010-05-18 23:43 | 視察・研修・勉強会 | Trackback | Comments(0)