おいしい学校給食を食べながら感じたこと
2010年 05月 11日

昨年から始まった小学校での「外国語活動」や「保健室へのシャワー設備」、「給食で出る生ごみの処理機」等の視察、それと子どもたちと一緒の「給食」体験など、バラエティーに富んだ視察研修だった。
中でも一番印象に残ったのは、「給食時間」を通じて感じた先生方の激務だ。
私が給食を一緒に食べたのは、3年生のあるクラスだ。
子どもたちは給食当番を中心に、自分達で準備し、料理を盛り付ける。



今日のメニューは「ビビンバ」と「わかめと野菜のスープ」、「デザート」、「牛乳」だ。

私もおいしくいただいた。

しかし、先生は大変だ。
みんな楽しく食べているが、中には立ち上がって出歩いたり、食べるのが遅い子も何人かいる。
先生は、クラス全員の子どもたちを見て、世話を焼きながら食べなければならない。
給食も、学校教育の一部分だと言えばそれまでだが、3年生ではまだまだ手がかかる。
先生は「1年生に比べれば、『言葉』で通じます。『気になる子』もこの学年はほとんどいませんので」と言うが、30数人の子どもたちを見守り、指導するのは気をつかう。
私は、わずか30分ほど子どもたちと一緒にいただけだったが、それをひしひしと感じた。
また以前から議会でも様々な議論があるが、教員用のパソコンの数は絶対的に足りないようだ。
全ての先生方にパソコンを導入することで、少しでも激務が緩和され、子どもたちを指導する時間や余裕が生まれるなら、早急に予算措置することの必要性を改めて感じた次第だ。
他にもいろいろな写真が。
これは「外国語活動」、6年生のあるクラスが英語に親しむ時間だ。


電子黒板も導入されている。もう少し大きくないと子供たちからも見にくいのでは?

こちらは給食の残飯等の「生ごみ処理機」。

これが今日の給食調理の際に出た野菜くずなど。

こうやって機械が動き、乾燥されていく。

天間小では、1日に出る野菜くずと残飯の生徒一人当たりの量は約30g、その内残飯は約7gと、とても少ないそうだ。
給食の牛乳パックは、こうやって破り。

まとめられたパックは、すぐ近くにある「丸富製紙」さんが回収に来てくれる。

駆け足だったが、30数年ぶりに食べた「給食」が印象に残る視察だった。
by koike473 | 2010-05-11 23:54 | 教育 | Trackback | Comments(0)