海上自衛隊幹部候補生学校の卒業式 その2
2010年 04月 01日
私は、今日も喉はガラガラ、鼻はズルズルでひどい新年度となってしまった。
またこのブログは、まだ前年度の話題でずいぶん遅れているがご勘弁を。
昨日に引き続き、海上自衛隊幹部候補生学校の卒業式の後半の話。
卒業生は、卒業式終了後、昼食を家族と一緒にとった後、そのまま練習艦隊に乗り組み、遠洋航海実習に向かう。
まずは、伝統の赤レンガ校舎と大講堂をバックに、桟橋までの行進が始まる。

これは、海上自衛隊の音楽隊による生の「軍艦マーチ」に合わせた行進だ。
「軍艦マーチ」というと、パチンコ屋か替え歌のイメージしかなかったが、かつての日本海軍、そして現在の海上自衛隊の正式な行進曲だそうだ。

涙を浮かべる卒業生や父兄も多い。

女性自衛官も10名くらいいる。

桟橋に係留された小型艇まで、卒業証書が入った筒を持って行進が続く。

小型艇に乗り込むと、世界中の海軍関係者の共通したあいさつという「帽ふれ」(帽子を振り合う)で「行ってきます」、「元気に行ってらっしゃい」が。

沖合いで待つ練習艦に向かう。

いよいよ出航だ。甲板上に卒業生が一列に並んでいる。

海上自衛隊の幹部も「帽ふれ」で見送る。

父兄も鈴なりになって。

海上自衛隊に所属する飛行部隊も祝賀飛行を。

計5艦に乗り組み、まずは日本一周、その後世界を一周する9ヶ月間の遠洋航海実習に旅立った。

後から話を聞くと、遠洋航海は、逃げ場がないという点で、幹部候補生学校の訓練より更に厳しいらしい。
9ヵ月後、幹部自衛官としての第一歩がしっかり踏み出せるよう、訓練を全うしてきてほしいと願うばかりだ。
by koike473 | 2010-04-01 22:18 | 海上自衛隊 | Trackback | Comments(6)

いつも拝見しております。素朴な疑問ですが、江田島へ行かれたのは海自からの招待でしょうか、何故行かれたか事由が不明であります。

志村様もあの卒業式にいらしたとは。
感激した1日だったですね。
私の息子は4分隊でした。
3分隊にも小池君がいたわけですね。
今日は、大湊にいるようですね。
あちらは吹雪らしいですね。
シーマンシップをしっかり身につけ、帰ってきてほしいものです。
