海上自衛隊幹部候補生学校の卒業式 その1
2010年 03月 31日
今日は、その前半の話。
幹部候補生学校は、昔の海軍士官学校であり、今年は幹部候補生学校第60期の学生達が卒業した。

案内するのは「本物のセーラー服」の自衛官だ。

まずは、海上自衛隊トップの海上幕僚長を迎える「栄誉礼」という儀式。

栄誉礼には、銃を持ち白い脚絆を着用した「儀仗隊」と「音楽隊」が必ず待ち受けるそうだ。

こちらが卒業生一同。約200名だ。防衛大学を卒業して入校したのが90名ほど、一般大学卒業者が110名ほどだ。

幕僚長の観閲終了後、学生達は卒業式会場の大講堂に向かう。

この時の制服の袖口に注目を。この段階ではまだ幹部候補生(海曹長)なので、一本線に碇(イカリ)のマーク。

大講堂での卒業式。
こんな大きな声の「君が代」は初めてだったが、胸にジーンとくる。


一人ひとりに卒業証書が授与されるが、動きの一つ一つがピシっとして、声も大きく、見ている方も緊張するが気持ちがいい。

今年の卒業式では、初めて在日アメリカ海軍司令官が来賓として出席し、スピーチを行なった。


卒業式終了後、学生達は晴れて実習幹部(三等海尉)となり、袖口が一本線にサクラの制服に着替え、午餐会(昼食会)に。

1年間、精神的に、肉体的にギリギリまで追い込まれた訓練に耐えてきた彼らも、ホッとしただろう。

と今日は、前半の卒業式まで。
クライマックスの「帽ふれ」は、また明日ということで。
by koike473 | 2010-03-31 23:25 | 海上自衛隊 | Trackback | Comments(0)