しずおか町並みゼミin吉原宿 その1

 14日(日)は、市民活動センター・コミュニニティfで開かれた「しずおか町並みゼミin吉原宿」というシンポジウムに参加した。
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 このシンポジウムは、主催が「しずおか町並みゼミ世話人会」で毎年開催していて、今回で6回目だそうだ。
 これまで、蒲原、岡部、伊東、新居など、歴史的な建造物や町並みが残る県内の宿場町等で開催されてきた。
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 今回の開催は、共催として「富士市まちの駅 吉原ブロック」が入り、駅長さん達が中心になり準備を続けてきた。
 私は何もお手伝いできなかったが、開催案内に「50年経てば、近代ビルも立派な『歴史的建築物』」という言葉があり興味を引かれた。
 現在、TMO吉原の再開発部会で「吉原らしい再開発のあり方」を探っているが、50年前に建てられた既存ビルを残すという発想はこれまでなかった。
 耐震性で大きな問題があるからだ。
 そのあたりや、既存ビルの骨格を活用しながら新しい用途に造り変える方法、事業の財源等について新しい提案が聞ければと思い参加した。
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 初日の13日(土)に、県内各地からの参加者の皆さんによる「吉原のまち歩き」が行なわれた。
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 私は参加できなかったが、この「まち歩き」をもとに、14日は4つのグループから吉原への提案が行われた。
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 記憶に残った「吉原の評価や提案」をメモると、
  ・旧T医院の建物は是非残すべき
  ・宿場の感じがしない、これが「吉原」というランドマークがない
  ・しかし、NPOやTMO、若い人が活動するなど、まちづくりの基盤がある
  ・50年経過した既存のビルは、通り(本町通り)の幅員との縦横比(プロポーション)が良く、圧迫感がない。保存する価値がある
  ・地元(吉原)の人が吉原のこと(例えば旧T医院の建物)を知らない。それらの情報を共有することが必要では。また情報を直接知らなくても、「まちのことならあそこに行けばわかるような拠点」が必要
などの意見が出された。
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 既存ビルの活用については、具体的な提案まではなかったが、「町並みまちづくり」に関わる市外の多くの方の意見を聞くことができた。
 またそうした活動を続けていく上でのモチベーションをどう維持していくかなどについても、「好きなことをやる」、「あせらない、落ち込まない、でもあきらめない」など、ジンと響く話もあった。

 また順序は逆になるが、それ以上に、記念講演が良かった。
 それについては、また後日ということで。

by koike473 | 2010-02-18 23:46 | まちづくり・都市計画 | Trackback | Comments(0)  

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