災害ボランティア支援本部開設訓練に参加して
2010年 01月 25日
これは、災害時に駆けつける災害ボランティアの受入れを行なう支援本部を、富士市社会福祉協議会が主体となり、富士市災害ボランティア連絡会の協力のもとでフィランセに設置することが富士市地域防災計画で位置付けられている。
それを踏まえ、毎年開設訓練を行なっているもので、今年で8回目だそうだ。

私は、本年度から町内の自主防災会長になったことで案内をいただき、今回初めて参加した。
阪神淡路大震災の際、全国から多数のボランティアの皆さんが駆けつけたが、それを受け入れ、担当を割り振り、効率的に作業をしてもらえるよう上手く調整する体制がなかったために、いろいろなトラブルや課題が残ったと聞く。
そうした中で出てきた考えが「災害ボランティア支援本部」の開設・活動だ。

私のような自主防災関係者や一般の市民の皆さんは、「駆けつけたボランティア」という設定だ。
まずは、ボランティア受付で受付を済ませ、名札(登録証)をもらう。

次は、活動紹介所で待機し、活動内容の説明があり、自分がやりたいと思う活動に手を挙げる。
今回は、AED使用、簡易トイレ設置、段ボールハウス組み立て活動など。
そして活動ごとにグループを作り、活動内容、活動場所を確認し、ボランティア活動に出発!
しかし、私が行った時間(遅すぎた)にはあまり参加者がおらず、集まった3人でいきなり「段ボールハウス組み立て活動」へ。

一人の方は、「富士ドッグサポーターズクラブ」のリードやスカーフを巻いた犬を連れた方だ。ふだんから犬と一緒に訪問ボランティアをされているそうだ。本当に頭が下がる。

避難所でプライバシーを確保する簡易間仕切りの説明と組み立て体験。

こちらは着替えもできる背が高い(180cm)タイプ。

当然「紙のまち・富士市」でできたものだと思っていたが、残念ながら違った。

これは、当初このような製品が出始めた頃購入したもので、現在は市内でも多くの紙加工業者さんが製品化しているとのこと。
その後は、ボランティアでなく、起震車(震度7)や煙体験。

煙の中は、息が苦しいだけでなく、視界が全く利かず、全長わずか5mくらいしかないんい、すぐに方向がわからなくなった。
大ホールでは、富士市災害ボランティア連絡会に加入している様々な団体の紹介が。
いろいろな団体の皆さんに、活動内容を紹介いただいた。ありがとうございました。

ここでも段ボールの製品コーナーが。

この簡易トイレは、市内の富士木材さんの製品だ。

最後は、炊き出し訓練テントでアルファ米のご飯と豚汁をいただいて無事終了。


欲を言えば、ボランティア活動体験をあと1つか2つ行ないたかった。
それと、参加した皆さんが「災害ボランティア支援本部開設訓練」の意図や構成を、しっかり理解できるような説明がもう少しあったら良かったと思う。
by koike473 | 2010-01-25 23:43 | 防災 | Trackback | Comments(2)