パキスタンからお見えになったセーティさん その1
2009年 12月 16日
ホームステイは、「国際交流基金中学高校教員交流事業」の一環として行なわれる取組みだ。
この交流事業は、昭和48年から始まり、以来世界各国から計7,800名もの先生(学校の教員等)が「日本を訪れ、日本の教育や文化に関する理解を深め、自国において還元することにより、次代を担う青少年の日本理解に寄与する」ことを目的に行なっている事業だ。
21年度は、2回に分けて、55カ国169名の先生方を招聘するそうだ。
今回は26カ国、76名の皆さんが来日し、12月3日(木)から16日(水)の14日間で、東京、広島、京都、そして3つのグループに分かれて地方都市(富士市、福井県、奈良市)を訪問する。

今回、富士市を訪れるのは、その中の18カ国、26名の皆さんで、先週の9日(水)に「歓迎レセプション」がロゼシアターで開かれた。

ブルネイ、ネパール、パキスタン、オランダ、イラン、メキシコ、ペルー、ブルガリア、ウクライナ、グルジア、ウズベキスタン、タジキスタン、ロシア、アゼルバイジャン、キルギス、トルクメニスタン、南アフリカ、ナイジェリアの皆さんだ。
訪問団を代表してあいさつする民族衣装の帽子をかぶったペルーの方。

富士市には5泊し、小中学校、吉原商業高校、再生紙工場(丸富製紙)、博物館などの訪問、見学とホームステイだ。

ここで初めて我が家にみえる「セーティさん」にお会いした。
26人の中でも最も背が高い人だ。

そしてハンサムだ。
地図帳を持って行き、パキスタンの位置などを確認した。

(小池)「何という市に住んでいるのですか?」、(セーティ)「(内陸部の)『ペシャワル』に住んでいます」
(小池)「人口は?」、(セーティ)「500万人くらいです」、(小池)「え~っ、500万人!」
(セーテイ)「世界一高い山はエベレストです。2番目は知っていますか?」、(小池)「知りません」、(セーティ)「パキスタンにある『K2』です」、(小池)「聞いたことがあるね!」
以上のやり取りは、ほとんど妻が苦労しながらもやってくれた。
私は、単語を叫び、身振りで応じるのが精一杯。
我が家はホームステイの受け入れは初めてだが、他の家庭の皆さんは何度目かの方も多いようで、会場はなごやかだ。

そして12日(土)。
セーティさんをロゼに迎えに行った私は、「電子辞書」で何とかやりとり。


こうして1泊2日のホームステイが始まった。

続きはまた明日ということで。
by koike473 | 2009-12-16 21:39 | NPO・市民活動 | Trackback | Comments(2)
相変わらず公私共にお忙しそうですね。
私が小学校のPTA役員をしていた時、教頭先生にお願いしてネパールから来た英語の先生に、学校の見学をしていただいた事があります。既に、幾つかの学校を見てきたそうですが、故郷と同じ山里にある学校を見たいと言われて案内させて頂きました。
ホームステイ先は、ジャイカでネパールへ行った経験のある私の知人の家でした。二人は英語と現地語を混ぜて話していたので、私にはちんぷんかんぷんでしたが、一つだけ教わった言葉があります。それは挨拶の時に使う「ナマステ」でした。他国の人との交流は、学ぶことが多いですね。
ありがとうございます。
今回の訪問団の中にもネパールの方がいらっしゃいました。
先輩議員のお宅にホームステイしました。
このネパールの方をはじめ、半数くらいの方が校長先生でした。
セーティさんからも「ナマステ」を教わりました。
インドを含め、あの周辺国では、「ナマステ」は共通語なのでしょうか?
それにしても英語は、国際交流の必須条件ですね。
「吉原言葉」なら、同世代の誰にも負けない自信があるのですが・・・。