LED照明で一石三鳥!明るくなって環境にも二重に貢献する吉原商店街
2009年 12月 02日

これは、国の「経済危機対策臨時交付金活用事業」を活用し、古くなった商店街の照明を従来の水銀灯からLED照明に替えようという取組みだ。
しかし、ただ単にLEDに替えるのでは意味がない。
そこで考えたのが、以下の図のようなしくみだ。

まずは、国の予算で(市はお金は出さない)照明を入れ替える。
そうすると、LED照明は使用する消費電力が少なくて済むので電気代が浮く。
その浮いた分(電力料金減額相当分)を、環境活動に取り組む市民団体等にエコ商品券(商店街で使える商品券)を配布する。
市民団体は、その商品券を使い商店街で必要な買い物をする。
つまり、
・LED照明に替えたことによる「CO2削減」(使用電力量が減ることによる)
・エコ商品券による「環境活動の活発化、活性化」
・やはりエコ商品券の使用による「中心市街地の活性化」
市長曰く「一石三鳥」を狙った取組みだ。

そしてこの日が、工事が完成しLEDに切り替えた「点灯式」だった。


点灯前と点灯後。左側の独立した照明がLED。右側の筋になった照明は従来からの蛍光灯(これは変化なし)。
合計354箇所の照明をLEDに入れ替えた。


従来の蛍光灯と比べると(古い蛍光灯には申し訳ないが)、LEDは明るい。
富士本町と吉原本町で計6,000万円の工費費だから、吉原に半分として3,000万円。
これで、年間約130~140万円分、電気代が安くなる試算だ。
このお金を原資にエコ商品券を発行する。


「ドバイショック」も重なり、世の中はますます暗い話ばかりだ。
しかし吉原商店街は、照明だけでなく、「知恵」と「環境活動」と「お金」が回りることにより、心と財布も明るくなる商店街になってほしい。

点灯式を行なった「ラジオf」のスタジオ前。すっかりクリスマス気分!
皆さん、明るくなった吉原商店街に出かけてみてください。
by koike473 | 2009-12-02 23:31 | まちづくり・都市計画 | Trackback | Comments(0)