皆さん!新しい「富士市立高校」に注目です! その1
2009年 11月 18日

23年度からスタートする新しい市立高校を広くアピールする「教育シンポジウム2009 ~夢を探求する富士市立高等学校~」に参加するためだ。

先日の市長の記者会見で、新高校の名前が「富士市立高等学校(ふじしりつこうとうがっこう)」に、略称は「富士市立(ふじいちりつ)」に決まったことが報告された。

自分としては、略称は「市富士(いちふじ)」の方がいいと思うのだが・・・。
(めでたい初夢を言う「一富士、二鷹、三茄子」の「いちふじ」でゴロも意味もいいのでは?「いちふな」(市立船橋高校)に負けないぞ!とのメッセージも込めて?)
今回のシンポジウムは、校名だけでなく、どんな学校を目指しているのかより具体的な教育方針、教育体制を発表し、更にその議論を深めようと企画されたものだ(と私は思う)。

私は、このシンポジウムに参加し、大変「富士市立」に期待を深めた。
とともにこの「富士市立」は、富士市の大切な予算を投入して運営する学校だ。
予算等を審議・議決する市議会議員として、意欲ある生徒や、「こんな学校なら異動して是非学校づくりに自分も参加したい」という前向きな教員が多数集まるよう広報することの重要性を、改めて感じた。
そんなわけで、私なりの広報(「そんな読んでいる人はいない」って?)の意味も兼ねて、2回に分けてこのブログで、シンポジウムの様子を紹介させていただきたいと思う。
今日は、「富士市立」の目指す学校像や教育体制について。
最初に、学校側から「新高校=富士市立の概要説明」が行われた。
富士市立の育てたい生徒像は、「自ら学び続ける『自律する若者』」だ。

「自律」は「自立」でなく、自分の夢の実現に向け、自らを律しながら、探求し、表現し、社会に貢献できる若者を育てるとしている。

これまでは、「スポーツ探求科」、つまり体育の専門学科ができ、スポーツに力を入れることばかり注目されてきたが、そればかりではない。
「夢を実現するために」市立の強みを活かし、以下のような独自の取組みを予定している。

夜間、部活動の終了後、校内で夕食をとり、その後大手予備校の「サテライト講座」(テレビ画面で週2回)や「大学生による自学自習のサポート」(家庭教師のような体制)を受けられる。
この2つが年間3~4万円だ。塾(予備校)に通った場合(年間約40万円)の1/10の金額だ
それと、「スクールバス」の運行だ。

朝に加え、サテライト講座や自学自習を終えた夜遅く(学校を21:00発)にも運行する。女子生徒も安心だ。

サッカー部に所属するA君の1週間は、こんな生活だ。

そして、学校として、「挑戦するあなたを応援します」と締めくくった。
実は、私はまさかここまでのサービス(投資)がなされるとは思ってもいなかった。
ここまでの説明を聞き、心の中では「おいおい、こんなことまでやって、本当に大丈夫?」と心配が先に立った。
しかしこの後の基調講演とパネルディスカッションを聴き、その心配がとても大きな期待に変わった。
続きは後日ということで。
by koike473 | 2009-11-18 22:14 | 教育 | Trackback | Comments(0)