一般質問 電動アシスト自転車購入補助制度の提案
2009年 10月 01日
明日10/2からは、議員一人ひとりが市長に対して質疑・提案を行う「一般質問」が始まる。
今回は計23人が質問通告した。
今日、議会運営委員会が開かれ、その場で一般質問の日程が決まり、6番目に通告した私は、10月5日(月)の13:00~14:00となった。
今回、私は以下の2項目について質問する。
1 「電動アシスト自転車購入補助制度の導入について」
2 「コンベンションの振興について」
だ。
今日は、1の「電動アシスト自転車購入補助制度の導入について」のお知らせ。
私は現在、標高約50mの今泉・駿河台に住んでいる。
毎日、市役所や市内を移動するが、1年半前から「電動アシスト自転車・PAS」を使っている。
大変調子がいい。
一応、「環境派」の議員のつもりなので、当初、普通の自転車での通勤にも取り組んだ。行きは下りだからいいが、帰りの坂道は大変だ。結局それが大きな「バリア」となり、やめてしまった。
ところが、電動アシスト自転車は、坂や強風という自転車にとってのバリアを難なく乗り越えさせてくれる。
私のような傾斜地に住む人、あるいは足、腰が弱い高齢者の方々を始め、誰もが自転車をスムースに乗りこなすことができるという意味では、自転車という移動・交通手段のユニバーサルデザイン化を可能にしている。
つまり、「環境」、「健康」、「交通渋滞」、そして「財布」にやさしい自転車を、大半の人が使えるようにしたのが電動アシスト自転車だと思っている。
(まだ、電動アシスト自転車に乗ったことがない人は、是非、私の自転車でよければ試乗してみてください。アッと驚きます)
電動アシスト自転車を製造しているメーカーと特徴(「週刊ダイヤモンド 9/26号」より転写・引用)
そして今、世の中は「自転車が熱い!」。一石三鳥、四鳥にもなる自転車が大きなブームなのだ。
「自転車」を40ページぶち抜きで特集した「週刊ダイヤモンド 9/26号」。(同号より転写・引用 週刊ダイヤモンドは、創刊95年の老舗経済雑誌です!)
そんな考えから、以下のような質問通告を行った。(長文ですが、お読みいただければ幸いです)
富士市は、市街地が低密度に拡散し、日常の移動手段として自動車に大きく依存したまちの構造となっている。
しかし、今後の人口減少・高齢化の進展や地球環境問題への対応等を考えた場合、集約型の都市構造、つまり市長が常々言っている「コンパクトシティ」への再編を計画的に確実に進めるべきであり、そのためには過度に自動車に依存せず、徒歩や自転車、公共交通など、さまざまな交通手段で安全・安心に移動できるような取組みが求められると考える。
ところで、我々富士市民が、最も日常的に自動車を使うのが通勤である。この結果、朝夕を中心に市内各所で交通渋滞が発生し、交通事故、中でも高齢者の交通事故発生件数が近年大きく増加している。
また、渋滞時に大量に排出されるCO2等による環境面への影響も大きな問題である。
こうした中、全国各地で自転車や公共交通へのシフト、自動車の相乗り等を中心とした「エコ通勤」への取組みが広がっている。
「富士市環境基本計画」改定にあたり、本年7月に実施した市内企業へのアンケート調査の中で、「環境配慮のための具体的な対策」を聞いている。
計29の対策事例の中で、「従業員のエコ通勤の推進」は、「既に実施している」割合が13.4%で、29対策中24番目と取組み割合順位は低い。一方、「今後取り組む予定」としている割合は32.8%と29対策中2番目に高く、相当数の企業の取組みへの意向が伺われる。
私は、富士市においては、現在取り組んでいるバス等の公共交通活用策はもちろんだが、比較的短距離の通勤の際には、自転車を中心とするエコ通勤の取組みが現実的、効果的であると考える。
一方自転車は、通勤だけでなく、身近な買い物、移動等にも便利な乗り物である。
しかし、富士市は地形的な特徴から、市街地から少し北に向かうと富士山の傾斜地が続く。また平坦地であっても風が強い場合や高齢者の方にとっては乗りにくいなど、自転車の使いにくさも指摘される。
だが、近年全国的に普及が進む電動アシスト自転車であれば、そうしたハンデを比較的容易に乗り越えることができると考える。
こうした中で以下の3点について質問する。
1 これからのまちづくりとその中での自転車交通施策のあり方をどう考え、進めるか
2 市内企業・団体等も巻き込みながら、自転車を中心としたエコ通勤を促進すべきと考えるがいかがか
3 市内の通勤、買い物等、身近な移動に多くの人が自転車を利用しやすくなるよう、電動アシスト自転車購入補助制度を導入すべきと考えるがいかがか
どんな結末になるかは、皆さん、お楽しみに!
「週刊ダイヤモンド 9/26号」より転写・引用
by koike473 | 2009-10-01 23:38 | 公共交通・自転車 | Trackback | Comments(2)