8月下旬の中央図書館と自転車
2009年 08月 25日
ごみ処理施設建設特別委員会は多くの傍聴の皆さんが訪れ、いつもながら緊張するし、体力がいる。
2時間以上審議を行い、終わった瞬間、どっと力が抜けた感じだった。
審議内容は、新聞各紙に掲載されると思うのでそちらで。
議会改革検討委員会の後、少し時間が空いたので中央図書館へ出かけた。
もちろん愛車PASで。

図書館に着くと、駐輪場に入れきれず、自転車があちらこちらに並べられている。

自転車整理員のおじさんがうまく誘導しながらだが、それでもどんどん自転車が増えていく。

「宿題の追い込みが近づいた8月も下旬らしい景色だな」などと最初は思った。
しかしよくよく考えてみると、こうした景色から、改めて「交通手段としての自転車」の評価とその広がりについて考えるべきだと感じた。
中高生はこうやって夏の暑い日でも自転車で市内を日々移動している。
中高生は、自転車しか乗れないから自転車に乗るが、自動車に乗る大人も、近場の移動ではもっと自転車を使うようにした方が良い。
韓国では、国をあげて「自転車は一石六鳥」という言い方で自転車利用促進の動きが大きくなっているようだ。
六鳥とは
・健康に良い
・交通渋滞の解消
・駐車難の解消
・エネルギー節約
・二酸化炭素(CO2)排出の削減
・大気汚染の改善
のことだ。
日本でも、そして富士市でもまさしくその通りだと思うし、もう「一鳥」つまりお金がかからないという経済的な点も大きなメリットだ。
しかしこう言うと、「こんな暑い夏じゃあ、向かい風の中をこげば汗びっしょりだ」、「富士は、ちっと北に行くと坂になるから自転車は無理だよ」という意見が聞こえてくる。
だが、電動アシスト自転車ならかなりの坂でもラクラクだ。
また、平地でも動き出しが非常にスムース(こぐ力が要らない)だ。
私は駿河台(今泉)の高台・・・標高で言えば約50mのところに住んでいるが、電動アシスト自転車なら苦もなく上ることができる。
CO2排出量で比べると、走行1kmあたり自動車(ガソリン車)が約230g、原付バイクが約77gに対し、電動アシスト自転車は約1g、つまり充電する電気の発電の際の1gだけだ。
そんなことを考えていたら、昨日の夕刊の新聞記事を思い出した。

「自転車重点都市選定へ」だ。
富士市がいきなりこのような都市になれるとは思わない。
しかし、時間はかかるが、少しずつでも、確実に「徒歩や自転車で移動できるまち」、つまり「コンパクトシティ」にしていかなければ、この「間延びしきったまち」のままでは永く持たせることはできないと思う。
そうした意味では、「市内通勤では自動車から自転車へシフトを!」、「自転車は誰もが乗りやすい電動アシスト自転車を!」が、自転車利用促進のポイントだと私は思うのだが。
by koike473 | 2009-08-25 23:40 | 公共交通・自転車 | Trackback | Comments(4)


自転車、私も健康のために乗りたいと思っていましたが、大渕の坂を登る勇気と根性がありません…
車が怖いですし…
でも街中に住んでいた時は、自転車に毎日のように乗ってましたよ
経済的だし、健康的だし、自転車人口増えたらいいですね,
ただ安全運転は必須ですね。
メールしながらの学生を見ると、冷や汗かきます。
私も電動アシスト自転車利用促進のためには、購入助成制度が必要だと思います。
既に全国各地で、そのような助成制度を導入する自治体が出てきています。
これらをもっと研究していきたいと思います。
大渕の坂でも、今のアシスト自転車なら結構登れますよ。
でも、並行して自転車専用ゾーンの整備も必要ですね。
また、ご指摘のように高校生のケータイ、ウォークマン、傘さし自転車は危ないですね。自殺行為だけでなく、へたをすると殺人にもなりかねません。
私も同じ自転車ですれ違ったり、並走すると、「危ないからやめようよ」となるべく指摘するようにしていますが、反応があまりありません。
心配です。