戦没者追悼式と戦争展

 昨日(15日)の終戦記念日は、富士市戦没者追悼式がロゼシアターで開かれた。
 私は議員になり3回目の出席だが、今年は特に気になったことがあった。
 一昨年や昨年と比べると、各地区の遺族会の皆さんの出席が少なかった(ように感じた)ことだ。
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 戦後64年が経過している。
 各地区の遺族代表の方々も、そのほとんどが父親を戦争で亡くした方で、高齢の方が多い。
 私の世代(50歳)では、父親が戦争に行ったという人はあまり聞かない。
 また私は、祖父や伯父達が出征したが、幸いなことに生きて還って来ており、戦争の遺族ではない。
 私自身がある意味そうであるように、既に戦争を直接体験したり、その体験談を親から聞いたことがない「戦争を知らない」、「戦争から遠い」世代の方が多くなっているということだろう。

 一方、同じロゼシアターの1階では、「平和のための富士 戦争展」が開催されていた。
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 こちらは、こうした「戦争を知らない」、「戦争から遠い」世代に対し、戦争の悲惨さを当時の資料や写真、語りを通じて伝えることにより、戦争反対や平和の重要性を訴えている(のだと思う)。
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 富士市からも多くの若者が出征し、そのまま還ってこなかった。

 こうした追悼式や戦争展に身を置くと、改めて本当に戦争は絶対おこしてはならないと思う。
 しかし市議会議員として、一人の国民として、親として何ができるだろうか。何をしなければならないのだろうか。

 今回の総選挙では、こうしたことも大いに考え、議論しなければならないはずだ。

 ※昨日は、デジカメを忘れました。ケータイのカメラで撮ったので写真がイマイチです。

by koike473 | 2009-08-16 23:48 | 市内外のイベント・行事 | Trackback | Comments(0)

 

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