「自治体財政の見方」を学ぶ研修会

 16日(木)、17日(金)は、1泊2日で滋賀県大津市に研修に出かけた。
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 全国市町村国際文化研修所で市町村議会議員を対象に開催された「自治体財政の見方 ~財政健全化判断指標を中心に~」という研修だ。
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 研修所の全景 すぐ向こうが琵琶湖です。(パンフレットより)


 私は議員になって2年以上になるが、財政のことは勉強しようとしているが、基本的な知識が足りないことに加え、なかなか体系的な勉強方法がわからず、いまだにわからないことばかりだ。
 多くの議員がそうだと思う。

 更に、本年度から「財政健全化法」という新しい法律が本格的に運用される。
 この法律で決められた財政面の4種類の指標をクリアしないと、自動的に「財政再生団体」(実際には「破綻団体」)とレッテルが貼られてしまう。
 それらを議会として審査する「決算議会」が、この9月から始まる。

 そんなこともあってか、今回の研修は60名を定員に募集したが、全国から280名以上の参加申し込みがあり、急遽定員を120名に増やしたそうだ。
 それでも2.3倍の高倍率だった。
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 富士市からは、私一人が当選したようだった。

 1泊2日と言っても、16日の午後から17日の午前中一杯なので、延べ丸1日の研修だ。
 研修は、講義形式とグループ研修方式を合わせた形で行われた。
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 個室の宿泊室。しっかり机がついている。


 講師は、よく名前を聞くことが多い「監査法人トーマツ」の大阪事務所の方々だ。
 関西弁のテンポのいい講義は、とてもわかりやすかった。
 と言うか、行く前に「自分だけ落ちこぼれたら困るな」と思い、多少なりとも予習していったのも良かった。
(講義や研修時の写真撮影は禁止でした)

 そしてグループ研修。
 こちらは6名ずつのグループに分かれ、全国各地の市や町の実際の財政データを見ながら、問題点や今後の対策を検討した。
 しかしここで、「えっ、こんな状況でこれからどうしたらいいのだろう!」というような市や町がいかに多いか驚いた。
 いわゆる箱物や大きな道路などを建設するときに「起債」という形で借金をするケースが多い。
 しかし、ハード整備以外の行政運営で大きな赤字を出していて、毎年、次の年度の収入を「前借り」するような形で穴埋めしている自治体が結構あるようだ。
 研修の参加申込みをした際、「事前に自分の市の財政データを確認してくるように」とのことだったが、こうした市や町と比べると、富士市は大変な「優等生」だ。

 最後は、グループの代表が、事例の市や町の「財政部長」の立場で議会で答弁する形で検討結果を発表した。
 話し慣れている方が多く、どの方も上手に説明されたが、実際の市や町の皆さんはどうしていくのだろうかと心配になる。

 今回の研修は、自分でもかなり勉強したし、身についた気がする。
 決算議会を直前にした8月にもう1回、研修に参加する予定だ。
 「身についた気がする」から「身についた」と言えるよう、この夏はガンバロー!
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 最後はやはり食べ物で。会場に着いて早々の16日の昼食です。

by koike473 | 2009-07-20 23:02 | 視察・研修・勉強会 | Trackback | Comments(0)  

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