NPO法人ふじ山森の会 設立!

 9日(木)の晩、「NPO法人ふじ山森の会」の設立理事会が開かれた。
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 「ふじ山森の会」は、薪(まき)ストーブ愛好家の皆さんを中心に、昨年12月から組織化、そしてNPO法人化の検討、設立手続き作業を進めてきた。
 前日の8日に法人登記が完了し、正式にNPO法人としてスタートした。

 どんなNPOかと言うと、「富士山の森林で伐採された雑木・間伐材を薪(まき)として再利用することを通じて、富士山の健全な森づくりを進めていく」ことを目的にしている。
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 私は、理事長に就任した槙野君が高校の同級生(当時の野球部主将)ということや、別の団体等で取り組んでいる富士山の森づくりという目的が同じであるということなどから、声をかけていただき、検討会に参加してきた。
 当初、「組織的な活動実績もまだない中では、どの程度の活動ができるか1年間、任意団体として活動し、その上で法人格の必要性を検討しても遅くないのでは?」と思い、そんな提案もした。
 しかし、中心メンバー4名の「意欲」と、がむしゃらとも言える「行動力」に圧倒され、当初からの法人化と私自身の理事就任を引き受けた。

 この活動のきっかけは、薪ストーブ愛好家である槙野君の「薪探し」から始まっている。
 薪ストーブには、年間で相当量の薪を使う。
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 槙野家の薪ストーブ

 その薪は、以前から富士山麓に出かけては、伐り出して林道の脇に置いてある間伐材等を森林所有者に頼み、譲ってもらうことが多かったそうだ。
 一方、間伐しても、現在ではほとんど収入にならないため、間伐した木をそのまま林内に放置しているケースも多い。
 このような「捨てられた間伐材」に目を付けた。
 不要とされる間伐材を引き取り、薪ストーブの燃料として利用し、最終的に残る灰は、カリウムを多く含む肥料として再び富士山に還元するというサイクルをイメージしている。
 また、会の運営のために、薪や灰の販売も行っていく。
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 富士山麓の森林から出た薪(これは間伐材ではなく、コナラ(広葉樹))

 既に準備会の段階から、薪ストーブの愛好家の皆さんを中心に50名以上の会員が集まった。また、間伐材を集積し、薪づくりの作業場となる活動拠点も、心ある方のご厚意で村山(富士宮市)に格安で確保できた。(実は私はまだ行ったことがないのだが)

 私自身、いろいろなことが忙しくなり、この「ふじ山森の会」に特に比重を置いて活動することは難しそうだ。
 しかし、理事であるからには、組織が健全に運営されるよう、財源の確保や会員拡大等の営業活動にがんばるつもりだ。
 まずは、5月10日(日)に発足イベントが開催される。
 「丸火に来て、見て、知って、使って、遊んで、学んで、ちょこっとエコ活動」だ。(ちょこっと長すぎるタイトルだが)

 どなたでも参加できます。(詳しくは当会ホームページ参照 http://izm3.jp/fujimori/top.html)
 私も参加します。皆さん、丸火自然公園でお会いしましょう!

by koike473 | 2009-04-12 21:01 | NPO・市民活動 | Trackback | Comments(0)  

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