絶品「モツ煮」! ふじの恵みの「食・循環」シンポジウム
2009年 02月 12日

生産や流通、消費、それぞれの立場で「食物」に関わっている方々から、富士地域の「食」の現状やあるべき方向等についての考えを、講演やパネルディスカッションの形で聞こうというシンポジウムだ。

県の東部食肉衛生検査所の倉重所長さんから、日本人は昔から結構、いろいろな動物の肉を食べていたことを聞き、驚いた。
特に江戸時代は、「犬公方」と言われた徳川家綱が犬を大事にしていた一方、それ以外の時期は犬がかなり食用にされていた話などは初めて聞くものだった。


パネルディスカッションでは、5名のパネラーの方が発言した。
岳南食肉センター(屠殺場)の今後のこと、朝霧の自然の中の生活のこと、中山間地の農業のビジネスモデルのことなど、それぞれの話はどれも興味深かった。
また、どの方の話も、「安全」をキーワードにしており、非常にタイムリーな話だった。
ただ、もう少しポイントを絞った議論がほしかった気もするが。
それと、このシンポジウムの目当ては、富士の恵みの「食体験」だ。



前日、屠殺したばかりの牛のモツ(それも生モツ!)を使った「モツカレー」と「モツ煮」だ。


カレーにモツは?だったが、モツ煮は絶品だった。

牛の腸のさまざまな部分を入れたそうだが、どれも煮込んであるのにプリプリ、ジューシーで最高だった。
「こんなうまいモツ煮が食べられるなら、昼飯を食べなきゃ良かったのに」と思ったが、後の祭りだった。
by koike473 | 2009-02-12 23:27 | 食事・食べ物 | Trackback | Comments(4)

>もう少しポイントを絞った議論がほしかった気もするが。
そうですね。食肉センターの問題に絞るか、食の恵みに絞るか、地域の自給率に絞るかすれば、よりよかったかもしれません。
私としては、自給率の問題を掘り下げて議論を聞きたかったです。実際食材が良くても、富士宮市の自給率は20%程度なのですから・・・
↓の19ページ。
http://www.city.fuji.shizuoka.jp/ct/other000010000/syokuiku.pdf
ちなみに全国は39%、静岡県は18%。
ただし、このデータはカロリーベースのため、市内の茶農家はほぼカウントされないそうです。