一宮市の「市民が選ぶ市民活動支援制度」公開プレゼン その2

 一宮市(愛知県)で開かれた「市民が選ぶ市民活動支援制度」公開プレゼンテーションの後半の報告。

 午前中の谷市長さんの意気込み、松原明氏の大きな可能性を示すこのしくみに関する講演を聞き、更なる期待を持って午後の「公開プレゼンテーション」を聞いた。

 会場は、大きく前方が公開プレゼン及び客席コーナーで、後方が活動展示コーナーに分かれている。
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 後方の展示コーナーは、支援を希望する各団体にブースが割り振られ、ポスターのパネル展示やチラシ、小物等が置かれている。
 中には、担当者がそばにいて、自分達の活動を積極的にPRしている団体もいた。

 そして前方で行われた公開プレゼンテーション。
 当初、私はこの会場に多くの市民の皆さんを集め、その皆さんに向かい活動をPRし、支援(自分達の団体への投票)を訴えるのかと思っていた。
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 しかし、一般市民の方はそれほど集まってはいないようだった。
 と言うより、市当局は、それを見込み、当初からこの日のプレゼンは「録画会」と考えていたようだ。
 録画会というのは、このプレゼンの様子をビデオ撮影し、それをインターネット上で流し、より多くの市民の皆さんに見ていただき、投票の材料にしていただこうというものだ。

 各団体が、ビデオカメラの前で、3分間の持ち時間を使いプレゼンを行った。
 この様子は、一宮市のHP(市民が選ぶ市民活動支援制度http://www.138npo.org/)に、昨日(17日)からアップされていて誰でも見ることができます。
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 全70団体の中で、最初にプレゼンしたのが、この「ちどり会」。福祉施設の慰問事業を行っているそうだ。いつも活動されている「どじょうすくい」の衣装で出演された。
 私の写真の右端の背の高い男性が代表の方のようだったが、何せ事務局も市民団体も初めてのことであり、ビデオではこのメインの男性が写っていない(撮影の枠からはみ出してしまっている)。
 また、別の団体がプレゼンを始め、1分以上経過した段階で、事務局がビデオカメラの電源が入っていないことに気づき、改めてやり直しをするなど、第1回目ならではのほほえましい場面も見られた。
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 私は、帰りの時間の都合もあったので、23団体のプレゼンを聞いて(見て)帰途に着いた。

 改めて考えてみると、前回のブログにも書いたように、この「市民が選ぶ市民活動支援制度」は、いかに市民の皆さんに制度と団体の活動を理解いただけるかが大きなポイントだと思う。
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 一宮市では、市の広報誌やチラシ、冊子の配布、そしてこの日の公開プレゼンテーションやインターネット等で積極的に広報に努めている。
 また、それに基づく市民の皆さんの投票についても、市役所(出張所含む)窓口での直接投票、郵送、ファックス、メール、さらには10人以上が集まる集会には市職員が出かけ説明し、投票を受け付ける「出前受付」まで用意している。
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 この日のプレゼン会場の受付にも投票箱が置かれていた。投票箱は、各種選挙で使用するホンモノの投票箱だそうだ。

 谷市長さんがおっしゃった「10%、3万人の市民の皆さんの投票」を、当面の目標に始まったこの先駆的な取組みが、今後どんな成果を上げていくのか注目していきたい。

by koike473 | 2009-01-18 23:32 | NPO・市民活動 | Trackback | Comments(0)  

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