一万歩 鷹岡 かみの里コース
2009年 01月 06日

「鷹岡 かみ(神・紙)の里コース」だ。

市内のまちづくりセンターの中で、最も古く、大きい「鷹岡まちづくりセンター」(旧鷹岡町公民館)に車を停め、スタート。

このまちづくりセンターは、入山瀬浅間神社の境内にある。
神社の説明版を読むと、この浅間さんは、富士浅間五社(他の四社は三日市、日吉、滝川、今宮)の一つだそうだ。
鷹岡地区でも南部に位置する潤井川沿いは、製紙工場が目立つ。


王子特殊製紙の入口に、我が国の洋紙製造発祥の地を記念して建てられた「夜明けの像」が印象的だ。
コースの最南端が立願淵(龍厳淵との表記もある)だ。


冬の夕方に、これだけの水量で、岩の間を音をたてながら流れる水は、いかにも冷たそうだ。

しかし、年が明けて、花見客で賑わうサクラの時期まであと3ヶ月だ。
少し北に上がると、各地に用水路が目立つ。中心になるのは、富士宮市との境付近で潤井川から取水している鷹岡伝法用水だ。


これは、鷹岡伝法用水が、凡夫川を越すために掛けられた「二本樋」。ここで用水を2本の樋に分け、伝法と厚原に分水しているためこう呼ばれている。

このような小さな水路も、ほとんどが鷹岡伝法用水から分水した水路だ。
またこのコースの特徴は、曽我兄弟のあだ討ちに関する史跡が多いことだ。

曽我寺・・・曽我兄弟の十郎、五郎が眠る

首洗い井戸・・・五郎の首を洗ったと伝えられる井戸。現在は枯れている

曽我八幡宮・・・源頼朝が曽我兄弟の霊を慰めるために造営したと伝えられる
その他にも、コース上にはいろいろな神社があった。
神々を祀りながら生きてきた日本人と日本の村の面影を色濃く残すコースだ。
しめて約5.2km、2時間のウォーキングは、飲んで食って過ごした正月太りの体に、ほんの少しはいい運動になっただろうか?
by koike473 | 2009-01-06 23:23 | 富士市内各地の風景 | Trackback | Comments(0)