<   2009年 01月 ( 17 )   > この月の画像一覧

 

富士川緑地=スポーツ公園の整備が進んでいます

 先日、富士川緑地に出かけた。
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 本年度の駐車場とグラウンドの整備工事が始まったと聞いたからだ。
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 グラウンドは、一番南側、海に近い方のこれまでソフトボール場だったところに手が付けられている。
 ダンプが土砂を運んできては降ろし、重機で整地している。
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 また、駐車場は、東側堤防沿いの部分で整備が始まっている。昨年度(19年度)は、国1バイパスの高架下の駐車場を整備したので、それに続く駐車場整備だ。
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 この日は平日の午後ということもあり、団体の利用は、軟式野球で1チームが練習に使っているだけだった。
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 他には、散歩をしたり、犬の訓練をしたり、ゴルフの練習(これは本当は禁止!)をしている人がまばらにいる程度だ。

 市では、今後、富士川緑地の整備を本格化していく予定だが、ハード面の整備に併せ、管理・利用窓口の一元化も目指している。
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 この富士川緑地は、昭和40年代に、田子の浦港の浚渫したヘドロを運び埋立てた後に整備した経緯などと併せ、その後維持管理を行ってきた複数の団体が現在も管理している部分がかなりある。
 つまり、グラウンドの利用に当たっては、それぞれの管理団体と調整しながら利用するようになっている。

 一方、現在でも土日になると、市内の様々な競技団体やサークルがこの富士川緑地を目一杯利用している。
 加えて今後は、観光交流振興の面から、市をあげてスポーツコンベンション=各種のスポーツ大会の誘致を考えている。
 既に数年前から、富士市ホテル旅館業組合が中心になり、アルティメットやクリケットの全国大会を誘致・開催し、成果を上げ始めている。
 今後、より積極的にスポーツコンベンションを進めるのであれば、その受け皿となる会場(=富士川緑地)の管理・利用調整窓口は1ヶ所でなければ大きな大会等は誘致できない。
 そして、その窓口になるのは、昨年設立した富士山観光交流ビューローになるのが最もふさわしいと思う。
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 国1バイパス新富士川橋上の歩道から見た河川敷北側。こちら側のグラウンドも整備予定だ。


 グラウンド等のハード整備に並行して、こうした利用・受入れ体制も早急に整備することが、富士市の観光交流戦略上、とても重要だと思う。

by koike473 | 2009-01-29 23:44 | 花・みどり・公園 | Trackback | Comments(0)  

黄檗宗の葬儀

 昨年の暮れから新年にかけて、葬儀が続いた。
 寒い時期は、どうしても多くなるようだ。

 その一つに、私の伯母の葬儀があった。
 私の父(故人)は、11人兄弟の10番目で、亡くなった伯母は父にとって上から2番目の姉にあたる。
 90歳で、自宅で夕食を取った後、眠るように亡くなった。
 私も、子供の頃からかわいがってもらったおばちゃんだ。

 お寺は、松岡の瑞林寺だ。この地域には珍しい黄檗宗(おうばくしゅう)のお寺だ。
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 この写真は、昨年のお盆にお墓参りに行った時の山門。

 近年は、「雁堤」を築造した古郡三代の菩提寺として、また国の重要文化財に指定されている「木造地蔵菩薩坐像」(ヒノキの寄木造りのご本尊)が注目されている。
 特に、2~3月のウメ、サクラの時期に運行される「岩本山周遊観光バス」のルート上にあるため、この時期は観光ボランティアガイドの皆さんが、この瑞林寺に常駐し、ガイドをするほどだ。
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 伯母のだんなさん、つまり伯父さんの葬儀の時にも感じたが、黄檗宗の読経は他の宗派と比べ変わっている。
 一つは、主なお経が完全な中国語らしい、ということだ。
 ネットで調べると、「お経は、黄檗唐音(明代南京官話音)で発音し、中国明代そのままの法式梵唄を継承している」とのことだ。
 また、このお経のイントネーションは、他の宗派と全く違う。他の宗派は、宗派が異なっていても、「ああ、いつも聞くお経だ」と思うが、このお経は、言葉が違うこともあるが、随分違うものだ。

 一方、お通夜と葬儀の最初に上げていただいたお経は、完全な現代口語(日本語)だった。それも、その前日に出席した別の葬儀で読まれたお経が、わざと音をつぶしたように読み、聞きにくいお経だったので、これはとても新鮮で、聞きやすかった。
 お経も、参列者にわかりやすく読むことが重要だと思うのだが?

 出棺後、火葬場で荼毘にふされた後、納骨まで行った。
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 ここでも初めての体験をした。
 葬列は、本堂に入る前に、本堂前のソテツの木を3周回った。
 どういういわれかわからないが。
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 そして、本堂での読経。
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 本堂には、国の重要文化財に指定されたときの新聞(富士ニュース)の切抜きが。
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 お墓に移動し納骨。
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 最後は、古郡家のお墓も改めて見てきた。

 おばちゃん、安らかにお眠り下さい。 合掌。

 ブログを読んでいただいている皆様には、つまらない話で申し訳ありません。

by koike473 | 2009-01-28 21:51 | 季節・四季・日常 | Trackback | Comments(2)  

「そうだ!沼川プロジェクト」 川沿いウォーキング その2

 今日は、24日(土)に行われた「そうだ!沼川プロジェクト」の第3回体験ワークショップ、滝川・沼川沿いのウォーキングの後半の話。
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 何とか沼川との合流点に着いた。
 今泉チームと元吉原チームは、合流点の100m程上流にある富士見橋で、11:00を目標に、チームも合流することを目指していた。
 ところが、元吉原チームの方が20分近く早く到着し、すっかり待たせてしまった。
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 元吉原チームも約45名。計90名が一堂になり、郷土史研究家の渡辺繁治先生(元富士市立博物館館長)から、沼川の歴史について解説していただいた。
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 ここでは、もともと現在の東海道線あたりを流れていた沼川の流路を、現在のように200m位北側に付け替えたという話をうかがった。
 それにしても、先生の声はよく通る。屋外で、マイクなしでも90名にしっかり伝わるほどだ。
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 その後、90名は1列になり沼川の南側を歩き、田子の浦港方面に向かう。
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 大きなトラックやタンクローリーがバンバン通る。
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 沼川には、プレジャーボートの不法係留が目立つ。
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 まるで自分の庭のように出入り口を設け、占用している。これで、水害が発生したらどうなるだろう。市・県が連携し、早くどかさなければならない。
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 そして旧東海道が沼川を渡る河合橋。ここでも渡辺先生の解説を受ける。昔の風景を写した写真や資料でとてもわかりやすい。

 時間も押していたので、帰りの予定がある方はここで解散。
 まだ余裕がある人は、もう少し歩き、沼川が田子の浦港に流れ込む河口まで行き、そこからJR吉原駅へ。
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 そして、岳南鉄道吉原駅東側の地下道入口でアンケートに記入いただき、閉会式のあと解散した。
 一人のケガ人も無く、無事終了したことが事務局としては最もホッとした。
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 最後は、実行委員会幹事12名で、吉原駅南口に出て、「幸福楼」さんで「エビそば」を食べたが、ワークショップが成功したこともあり、評判以上に大変おいしかった。

 今後の「そうだ!沼川プロジェクト」は、2月の検討ワークショップ、4月の発表シンポジウムと続く。
 シンポジウムの打ち上げを、「幸福楼」で大々的に行うことを目標に、あと3ヶ月、がんばっていきたいと思う。

by koike473 | 2009-01-27 23:55 | そうだ!沼川プロジェクト | Trackback | Comments(2)  

「そうだ!沼川プロジェクト」 川沿いウォーキング その1

 24日(土)は、「そうだ!沼川プロジェクト」の第3回ワークショップがあった。
 今泉と元吉原の2コースに分かれ、今泉コースは田宿川→滝川→沼川下流、元吉原コースは沼川中流→下流を歩き、今後のウォーキングコース開発の可能性を探ろうというものだ。
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 今泉コースのルート図。私は、今泉コースの事務局を担当した。

 事前に新聞各紙に参加者募集の記事を載せていただいたところ、静岡市や清水町など市外の方も含め45名の参加があった。元吉原コースもほぼ同数の参加があり、予想を大きく上回る約90名のワークショップになった。

 今日は、今泉コースの前半の報告。
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 集合は、ABCパチンコ今泉店の西側にある「田宿川緑地」。
 「そうだ!沼川プロジェクト」の横断幕を張るなど、準備を進めているうちに参加者の皆さんが集まり、受付を済ませていただく。
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 開会式。渡井実行委員長(NPO法人ふじ環境倶楽部代表)から「ケガのないように楽しく歩きましょう」とあいさつの後、スタート。
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 40人以上の隊列はかなり長くなり、また今泉と元吉原のチームは、沼川の富士見橋で合流する予定なので頻繁に連絡を取る必要がある。そこで富士常葉大学から借りた無線機。大活躍だった。
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 田宿川沿いは、この3年間くらいで遊歩道を整備した。川の流れを楽しみながら順調に歩いていく。
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 ここから滝川。川幅もグッと広がるが、堤防の上は、草が多く歩きにくい。ツルに足を取られないよう、皆さんに注意を呼びかけながら進んでいく。
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 草ぼうぼうのところを抜け、冬でも枯れていない草地に出ると、後ろにきれいな富士山があるのに気づく。ここで全員で記念撮影。
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 道なき道の区間も。それでもとにかく進む。
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 国道1号富士東インターの法面。ゴミだらけ。車からの投げ捨てか?これが現実と思うと悲しくなる。
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 もう少しで前回(第2回ワークショップ)を開催した白妙橋(旧国道1号の橋)だ。
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 かつて滝川を渡る唯一の橋だった木造の「きつね橋」の橋脚跡。あと200mで沼川と合流だ。

 今日はここまでです。

by koike473 | 2009-01-26 23:43 | そうだ!沼川プロジェクト | Trackback | Comments(0)  

新人議員自主研修 「富士山観光交流ビューロー」

 23日(金)は、新人議員の自主研修会「チャレンジ改革セブン」の1月度の研修会があった。
 今回は、私が幹事で、テーマは「富士山観光交流ビューローが目指す新たな観光交流まちづくり」だ。
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 昨年4月に設立した富士山観光交流ビューローは、間もなく開設1周年を迎える。
 来年度の予算編成が進む中、ビューローのこれまでの活動成果と21年度の事業計画等について勉強しようというものだ。

 まずはビューローの概要説明と施設見学。
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 菊池専務と渡辺事業推進室長から説明を受ける
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 新装なった新富士駅観光案内所。この奥が観光交流ビューローの事務室だ
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 観光交流ビューロー事務室
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 ホワイトボードには「新人議員研修」が

 説明を聞く中で、特に2つ感じたことがあった。
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 一つは、富士地域のPR、コンベンション誘致のために、思った以上のスピードで他地域にPRや売り込みに動いていることだ。
 ビューローの切り札として近畿日本ツーリストから招聘した渡辺室長が、バリバリと動いている。
 出身組織のルート等も目一杯活用しながら、積極的に動いていることが良くわかった。

 二つ目は、「チャレンジミーティング」の動きがまだ不十分という点だ。
 チャレンジミーティングは、ビューローを設立する前の準備会で重点事業として位置づけたものだ。
 地域内外の異業種の人が集まり、富士地域に人を呼び込む新たな観光交流商品(観光ルート、イベント、みやげ物等)を開発するための出会いと議論の場を設けたり、商品化に向けた専門家による支援を行おうというものだ。
 私は、このような動きが「観光交流まちづくり」につながっていくと思い、期待しているのだが。
 現実には、まだまだチャレンジミーティングは十分に稼動していない。

 2年目に向けては、1年目にバリバリ動き始めた「成果」が、形となって目に見えるようになってほしい。
 議会としても、役所内に新たに設ける予定の観光課と観光交流ビューローの役割分担を含め、注視していくことが必要だ。

by koike473 | 2009-01-25 23:56 | 観光・シティプロモーション | Trackback | Comments(0)  

アートとリサイクルの島?「直島}

 19~21日に出かけた視察は、
  ・19日(月)・・・市街化調整区域における市営浄化槽事業への取り組み(広島市)
  ・20日(火)・・・産業廃棄物処理と文化村構想への取り組み(香川県直島町)
  ・21日(水)・・・建築紛争の予防・調整に関する条例、まちづくり条例による取り組み(豊中市)
が視察テーマだった。

 今日は、2日目の香川県直島町の話。

 直島町は瀬戸内海の島の町で香川県だが、行くには岡山県側からの方が近く、宇野港から3kmの位置にある。
 午前中は、産業廃棄物等の中間処理施設を視察した。
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 産業医廃棄物の不法投棄で問題になった「豊島(てしま)」が直島のすぐ近くにある。
 直島では、豊島に不法投棄された産廃を受入れ、10年計画で中間処理している。
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 もともと直島には、三菱マテリアルの工場があり、銅の製錬を行っているので、その敷地内に香川県が中間処理施設を建設し、産廃等を焼却・溶融している。
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 そして溶融後に残る「スラグ」(溶けた灰を冷却し固まったもの)や「飛灰」から製錬技術を活用し、有価金属を回収している。
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 私は、廃棄物は溶融し、スラグにすれば埋め立て処理なり、土木資材としての有効利用は比較的容易だと思っていたが、どうも違うようだ。
 溶融スラグには、重金属等が付着しているため、これをしっかり取り除かなければ使えない。
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 溶融スラグを再処理したスラグを混ぜ込んだU字溝。香川県の公共工事で使われている。

 廃棄物処理は本当に手間がかかるものだ。

 その後は、昼食を挟み、直島のさまざまな芸術・文化面での取り組みを視察した。
 一つは、ベネッセコーポレーションがリゾート地として開発した「ベネッセハウス」や「地中美術館」。
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 これらは、全て建築家・安藤忠雄が設計を手がけたものだ。

 もう一つは、やはりベネッセが取り組んでいる「家プロジェクト」と、伝統的な街並みの見学だ。
 「家プロジェクト」は、ベネッセが古民家を買い上げ、そこを舞台に芸術家が芸術作品を創り上げたり、建物そのものを建築家が新たな芸術作品(?)として仕立て直している。
 現在、計7軒の古民家が、街中のアート作品としてよみがえっている。
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 おそろしいボロ家だと思ったら、アート作品である。かつて歯科医院だったので、現在は「はいしゃ」という名前で呼ばれている最先端(?)の芸術的建物。

 それらを、直島町観光ボランティアガイドの川田さんに案内していただいた。
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 1時間ちょっとの短い時間だったが、説明があるのとないのでは全く違う。
 島の歴史や産業、生活、災害のことなど、地元の言葉で説明いただくのは、味があり、密度の濃い見学ができた。

 考えてみたら、私は観光ボランティアガイドの方の説明を受けるのは、何も様子がわからない土地では初めてだ。
 改めて富士市の観光ボランティアガイドの皆さんの活動の意義や、活躍ぶりがわかった気がした。

by koike473 | 2009-01-22 23:34 | 視察・研修・勉強会 | Trackback | Comments(0)  

軌道に乗り始めた「セカンドライフ進路相談室」

 19日(月)から今日(21日)まで、所属する会派「市民クラブ」の視察で、関西方面に視察に行って来ました。その結果は、また後日報告します。

 今日は、15日(木)にあった「富士市セカンドライフ促進協議会」の話。
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 これは、私が所属するNPO法人コミュニティシンクタンクふじ(CTTF)が富士市から受託している「いきがいセカンドライフ開拓・参加促進事業」の一環として開催したものだ。
 今後、「団塊の世代」の方々等が企業を定年退職し、第2の人生を歩み始める。
 この事業は、こうした中で、まだまだ元気なシニア層の皆さんには、ご自分の考え方に合った様々な市民活動や起業、就労等に取り組んでいただくことが、ご本人の生きがいづくり、健康づくり、そして多様な地域ニーズに対応したサービスの提供につながるだろうとの考えから、CTTFがその仲介役になり取り組む事業だ。
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 CTTFでは、「セカンドライフ進路相談室」を設け、シニア層の皆さんからの相談を受け、それぞれの方の考えにあった活動や団体を紹介している。

 また、「富士市セカンドライフ促進協議会」は、今後退職を迎えるシニア層の皆さんが多数在職する市内の大手企業や、ハローワーク、シルバー人材センター、商工会議所等にメンバーになっていただき、情報交換を行う場として設けている。
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 私は、議員になる前、平成17年度の自主研究の段階からこの事業に関わってきた。
 全国でも最初に取り組み始めた千葉県我孫子市にもヒアリングに出かけ、市内のシニア層から大きな反響があったと聞き、富士市でも絶対必要な事業だと確信した。
 しかし、事情は違った。
 我孫子市は、30代になってそこに転入し、マイホームを構えたサラリーマンが大半で、「千葉都民」と揶揄されるように、東京に通勤し、地域への帰属意識が弱く、定年後の自宅周辺での過ごし方がわからないシニア層が多い。
 一方富士市は、もともと富士市で生まれ、育った人の割合が高く、自宅から市内の企業に勤めている人が多い。勤めている時から、多くの友人・知人が近くにいたり、様々な組織に加入し、定年後もその延長線上の活動を続ける可能性が高く、また当方のPR不足もあり、18・19年度となかなか反応がなかった。

 しかし本年度、ようやく地道な広報活動の結果か、これまでに比べより多くの、また内容も当方が想定していなかった多様な相談が増え始め、取組みの必要性に確信が持てるようになってきた。

 市民活動団体を紹介し、活動を試しに体験していただき、気に入って会員となり、バリバリ活動を始め、当初想定した「サービス(市民活動)の担い手」となる方が増えている。
 また、自分の不動産(建物)をリフォームし、地域の様々な活動団体に「コミュニティスペース」として使って欲しいとの相談を2年がかりで受け、ついに実現し、実際に活動の場として稼動し始めた事例・・・コミュニティビジネスの起業相談例もある。
 その一方で、市民団体からこんなサービスを受けたいという相談や、市民団体への寄付の申し入れ、市民団体の運営相談、あるいはある企業からは「○○の資格を有するシニア層の人材を紹介して欲しい」など、全く想定していなかった相談が増えている。
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 この日の協議会では、このような報告をした。
 各企業や関連団体の皆さんからも、「実際の相談事例が増えると、具体性が高く、それを企業内で伝え易い」、「ようやく事業が軌道に乗り始め、これからも継続してほしい」等の意見が相次いだ。
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 私は、地道な広報の成果もあるが、相談窓口を務めるCTTF側に、さまざまな人、団体、情報の蓄積がなされ、多くの「引き出し」を用意することができるようになったことが大きいと思う。
 相談を受け付け、相手の話をじっくり聞き、いっしょに動き、最も良いと思われる団体等を紹介したり、情報を提供する。
 相談員の質の高さが極めて重要だ。

 今後ますます必要になる取組みだと思う。

by koike473 | 2009-01-21 22:59 | NPO・市民活動 | Trackback | Comments(0)  

一宮市の「市民が選ぶ市民活動支援制度」公開プレゼン その2

 一宮市(愛知県)で開かれた「市民が選ぶ市民活動支援制度」公開プレゼンテーションの後半の報告。

 午前中の谷市長さんの意気込み、松原明氏の大きな可能性を示すこのしくみに関する講演を聞き、更なる期待を持って午後の「公開プレゼンテーション」を聞いた。

 会場は、大きく前方が公開プレゼン及び客席コーナーで、後方が活動展示コーナーに分かれている。
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 後方の展示コーナーは、支援を希望する各団体にブースが割り振られ、ポスターのパネル展示やチラシ、小物等が置かれている。
 中には、担当者がそばにいて、自分達の活動を積極的にPRしている団体もいた。

 そして前方で行われた公開プレゼンテーション。
 当初、私はこの会場に多くの市民の皆さんを集め、その皆さんに向かい活動をPRし、支援(自分達の団体への投票)を訴えるのかと思っていた。
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 しかし、一般市民の方はそれほど集まってはいないようだった。
 と言うより、市当局は、それを見込み、当初からこの日のプレゼンは「録画会」と考えていたようだ。
 録画会というのは、このプレゼンの様子をビデオ撮影し、それをインターネット上で流し、より多くの市民の皆さんに見ていただき、投票の材料にしていただこうというものだ。

 各団体が、ビデオカメラの前で、3分間の持ち時間を使いプレゼンを行った。
 この様子は、一宮市のHP(市民が選ぶ市民活動支援制度http://www.138npo.org/)に、昨日(17日)からアップされていて誰でも見ることができます。
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 全70団体の中で、最初にプレゼンしたのが、この「ちどり会」。福祉施設の慰問事業を行っているそうだ。いつも活動されている「どじょうすくい」の衣装で出演された。
 私の写真の右端の背の高い男性が代表の方のようだったが、何せ事務局も市民団体も初めてのことであり、ビデオではこのメインの男性が写っていない(撮影の枠からはみ出してしまっている)。
 また、別の団体がプレゼンを始め、1分以上経過した段階で、事務局がビデオカメラの電源が入っていないことに気づき、改めてやり直しをするなど、第1回目ならではのほほえましい場面も見られた。
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 私は、帰りの時間の都合もあったので、23団体のプレゼンを聞いて(見て)帰途に着いた。

 改めて考えてみると、前回のブログにも書いたように、この「市民が選ぶ市民活動支援制度」は、いかに市民の皆さんに制度と団体の活動を理解いただけるかが大きなポイントだと思う。
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 一宮市では、市の広報誌やチラシ、冊子の配布、そしてこの日の公開プレゼンテーションやインターネット等で積極的に広報に努めている。
 また、それに基づく市民の皆さんの投票についても、市役所(出張所含む)窓口での直接投票、郵送、ファックス、メール、さらには10人以上が集まる集会には市職員が出かけ説明し、投票を受け付ける「出前受付」まで用意している。
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 この日のプレゼン会場の受付にも投票箱が置かれていた。投票箱は、各種選挙で使用するホンモノの投票箱だそうだ。

 谷市長さんがおっしゃった「10%、3万人の市民の皆さんの投票」を、当面の目標に始まったこの先駆的な取組みが、今後どんな成果を上げていくのか注目していきたい。

by koike473 | 2009-01-18 23:32 | NPO・市民活動 | Trackback | Comments(0)  

一宮市の「市民が選ぶ市民活動支援制度」公開プレゼン その1

 12日(祝)は、愛知県一宮市に出かけた。
 「市民が選ぶ市民活動支援制度」公開プレゼンテーションを見るためだ。
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 これは、11月議会で私が質問(提案)した制度で、市民活動団体が行う活動を広く公表した上で、市民一人ひとりの判断・選択に基づき、自分が支援したいと考える市民活動団体に、納税した個人市民税1%相当額(一宮市の場合、一人年間658円)を支援(補助)する制度だ。
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 一宮市では既に20年度から取り組み始めているので、実際の様子を視察に出かけた次第だ。

 新幹線を名古屋駅で乗り換えると、あまりの寒さに驚いた。吐く息が真っ白だ。
 さらに東海道線で西に向かうと雪が積もっている。寒いはずだ。
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 会場は、一宮市の「ファッションデザインセンター」。一宮は毛織物のまちだ。
 一宮駅から会場まで約20分歩いたが、何軒かの織物関連の会社が目に付いた。

 今日は、午前中に行われた開会式と基調講演の報告。
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 開会後の谷一宮市長のあいさつ。
 さすが毛織物のまち、セーターにジャケットが決まっている。
 谷市長は、市長になり10年だそうだが、話を伺って、市民活動やNPO制度に関しては相当勉強され、自分の言葉で話されていることが印象的だった。
 「先発の市川市(千葉県)には負けたくない。18歳以上の市民の皆さんの10%、3万人の方々から投票いただくことをめざしたい」と決意を述べられた。
 また、あいさつの後、午前中ずっと制度説明や基調講演に聴き入っていた姿は、市長のこの制度にかける意気込みが、会場にいた多くの市民の皆さんに伝わったのではないだろうか。

 そしてその基調講演。
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 講師は、「NPO法人シーズ・市民活動を支える制度をつくる会」事務局長の松原明氏だ。
 松原氏には、先月(12月)、沼津であったシンポジウムでお会いし、この「市民が選ぶ市民活動支援制度」のポイントやメリットを伺っていた。
 この日は、さらに詳しい話を期待して出かけたが、私には予想以上の収穫だった。

 松原氏は「市民が市民活動を選ぶことの意義」と題して、初めてこの制度を導入した市川市の例(松原氏自身が市川市の制度設計にも関わっている)をもとに話された。
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 私が、松原氏の話を聞いて感じたこの制度の重要なポイントは、以下の3点だ。

 まず1つは、このしくみは「市民が理解しなければ成立しない制度」ということだ。
 つまり、この制度そのもののしくみや、支援を受けたいと希望する市民活動を、市民の皆さんに理解いただき、投票してもらわなければ制度そのものが機能しないしくみだ。
 機能させるためには、行政は、これまでにない新しい制度なので、より積極的に広報、説明しなければ、しくみが市民に浸透しない。また市民団体は、どのようなサービスを地域社会に提供できるか、そしてそのサービスがどれほど必要かを市民にわかりやすく説明し、賛同を得なければ支援が受けられない。

 2つ目は、この制度の最大のメリットは、支援金(補助金)の額の多い少ない以上に、さまざまな市民活動に関するPR、さらには仲間づくりにつながるということだ。
 上記のように、支持を得るために自分達の活動の広報を進めた結果、活動に賛同するボランティアや会員が増え、またさまざまな励ましの声をもらう団体が増えたそうだ。
 私は、活動に理解、賛同し、ともに活動する仲間が増えることほど、うれしく、勇気づけられることはないと思う。
 松原氏が最後に言っていた「この制度は、いい意味の『仲間づくり』を進めるためのしくみです」という言葉が印象的だった。

 3つめは、あえて市民の目を引く、新規の事業でなく、その団体の地道な活動であっても市民の中には必ず支持してくれる人がいるという指摘だった。
 これは、ある意味、予想とは逆だった。
 私は、新しい事業で、プレゼンが上手な団体ほど票を集め、地味な活動はなかなか票が集まらないのではと思っていた(だからこそ、そうした団体の事業を拾い、支援できるような審査員制度の併用が必要だと考えていた)。
 ところが、松原氏が言うには、地道な活動であっても、多くの市民の中には、必ずその活動を必要としたり、見ている人が何人かいる。継続してエントリーしていけば、少しずつでも支持が広がり、それが団体の励みになり、自信を持った活動につながっているとのことだった。


 この3つのポイントと思ったことを突き詰めて考えると、キーワードは「見える化」だ。
 市民にとって、制度の「見える化」、市民活動の「見える化」が進まなければならず、それができれば市民からの支援の「見える化」=一人ひとりの支持投票につながり、活動を理解し、ともに動く仲間が増えていく。
 資金的な支援だけでなく、そんな大きな期待ができる新しいしくみだと改めて感じた。

 午後に行われたプレゼンの様子は、後日紹介します。

by koike473 | 2009-01-15 23:23 | NPO・市民活動 | Trackback | Comments(0)  

がっかりした成人式

 11日(土)は、出初式に続き、午後から成人式があった。
 こちらも私は去年に続いての出席だ。
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ロゼに入ってくる成人達
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入場前のロビーの混雑
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式場となった大ホール

 出席して、昨年に続きガッカリだったというのが正直な感想だ。
 式が始まり、国歌斉唱、市長のあいさつが始まっても会場はずっとガヤガヤのしっぱなし。
 その前に行われた、市内高校応援団による成人を祝う応援では、応援団の高校生が舞台上から客席をまっすぐ見ながら精一杯エールを送った。
 しかし、その目は「怒り」に燃えているように見えた。
 「こんなバカな先輩達のために、何故俺達は応援しなければならないんだ!」
 そう訴えているように見えた。
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 来賓のあいさつだけでなく、自分達と同じ成人の代表が「成人の誓い」を発表しているときも一切お構いなしだ。

 来賓は、30分間の式典が終わり退場した。
 昨年は裏口から出たが、今年は正面ロビーから出た。
 するとロビーには、こんなに多くの会場(大ホール)に入らない新成人が。
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 そしてロゼの外では、建物にすら入らず、中には酒樽や缶ビールを並べて、相当酔っ払っている若者(バカモノ)もいる。
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 「以前と比べればずいぶん良くなった」等の意見も聞くが、私はやり方を希望者のみの選択参加制に変えるか、さもなければ式そのものを廃止すべきだと思う。
 式に参加するのは、しっかり話を聞こうとする成人だけでいい(大半の若者がこうであってほしい)。
 みんなで集まりたければ自分達で集まり、楽しめばいい。
 税金を使い、公共施設を使い、勝手し放題のわがままをさせる必要はない。
 20歳になり、選挙権等の権利を得ることは、同時に、少なくともはずしてはならない社会人としての義務を負うことを、しっかり胸に刻む意味でも、毅然とした成人式にすることが必要だと思う。

by koike473 | 2009-01-14 23:12 | 教育 | Trackback | Comments(5)