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「今日行く、興育、共育」 平成20年度教育シンポジウム

 昨日(29日)は、午後から「平成20年度教育シンポジウム」に出かけた。
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 市教育委員会が主催するもので、今年で3回目になるそうだ。
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 教育委員会では、16年度から「ふじの未来の教育を考える懇談会」を設置し、この懇談会からの提案をもとに、具体的な取り組みをこのシンポジウムで考えよう、との趣旨で行われた。
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 前半は、「魅力ある学校・家庭」の標語について優秀作品の表彰式。
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 市内全小中学校から、それぞれ優秀作品が1つずつ選ばれ、受賞した子ども達と、その父兄、そして各学校の先生方が見えており、会場はほぼ満席だ。

 しかし、その後がいけない。
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 表彰式後の休憩時間になると、半数位の方々は帰ってしまった。

 そして後半はパネルディスカッション。
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 これがなかなか良かった。
 中でも、「教育現場の元気配達人!善人の善野八千子で~す」と自己紹介した善野先生は、良かった。
(自己紹介の中ではっきり言ったから書くが)パッと見は、かわいいお姉さんだが、30代の息子が2人と5歳のお孫さんがいるそうだ。
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 自分は「若づくり」しているが、それは小学校で現場に立つ先生や、お母さん方と同じ感覚でいるためには、その年代に合わせた感覚を持ち続ける上で絶対必要なことだそうだ。
 これだけはっきり言われると、聞いているほうも気持ちがいい。
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 パネルディスカッションの中で、善野先生のミニ講演(40分)があったが、内容は「学校評価」を中心としたもので、その方面についてあまり勉強していない私には、少し難しい話もあった。
 しかし、話を聞いていて、
 ・常にPDCAサイクルでマネジメントしなければならない
 ・学校(子供、教員)だけでなく、家庭(親)、地域が当事者として関わらなければ教育にはならず、当事者として関わることで地域の人材づくり、まちづくりにつながる(青色パトロールのおじいさん達が、健康になり、いきいきと地域活動を始めた)
などを聞くと、まるで現在さまざまな場面で言われる「まちづくり」の考え方そのものだ。
 教育現場で30年の経験を持つ善野先生の口から聞くと、とても説得力があった。
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 また会場の参加者に、隣の席の方と2人でペアになり、講演テーマについて、そして今日のシンポに参加しての感想を相手にお互い1分間で披露しあう、といういわばワークショップ方式も盛り込んだ講演だった。
 これは今後、私も何かの機会に使ってみたいと思う。

 最後に善野先生が言っていた言葉がまた良かった。
 「変えられないのは相手と過去、変えられるのは自分と未来」。
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 そして締めくくりは「『わかっている』を『やってみる』に変えるには、明日からでなく『今日行く』ようにしましょう。そうすればみんなが当事者として興味を持って関わる『興育』になり、最後には『共育』になると思います。それが本当の教育です」

 次回は、教育シンポでなく、まちづくりシンポに善野先生をお呼びし、より多くの市民の皆さんに聴いていただければと思った。

 富士市には、ブーツを履いて、上下ヒラヒラしたセーラームーンのような先生はいるだろうか?
 少なくとも、お父さん方の当事者力の大幅アップは間違いなしだ。

by koike473 | 2008-11-30 21:55 | 教育 | Trackback | Comments(2)  

駿河台3丁目町内文化祭と公会堂

 明日(11/28)から11月定例議会が始まる。
 19年度の一般会計・特別会計の決算認定審査がこの議会で行われる。
 私は、9月議会で企業会計審査の委員だったので、今回の一般会計・特別会計は傍聴だ。
 しかし、この審査に向けて、会派で勉強会を行っている。
 勉強会の中では、いくつか「この予算って本当に必要だったのか?」、逆に「これはもっと増やす必要があるのでは?」との指摘がなされた事業もあった。
 気合を入れて開会を迎えなくては。

 と言うことで、11月議会とは何も関係ないが、今日は「駿河台3丁目町内文化祭と公会堂」の話。

 23日(日)は、私が住む「駿河台3丁目」の町内文化祭が開かれた。
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 今年で2回目だ。
 駿河台3丁目は、いわゆる新興住宅地で550世帯の大きな町内会だが、町内で知らない人も多い。
 また、今泉地区でも一番北西の端に位置し、まちづくりセンターからも遠く、地区文化祭と言っても、なかなか出かけるのも大変だ。
 そんなことで、「大きい町内だから、いろいろな文化的能力がある人もいるはずだ」、「これをきっかけに、今まで知らなかった人が知り合うきっかけになれば」等の考えで、昨年から始まった。
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 主催は、町内の女性の皆さんの集まりの「桔梗の会」で、町内会が後援する形だ。
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 回覧板等で作品の出品を呼びかけ、前日には会場設営や作品の持込みや展示等の準備を進めた。
 私も、まちづくりセンターから展示ボードを借り、運び込むのを手伝った。
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 さすがに大きな町内会だ。絵画、写真、書、刺繍等。
 中でも「えっ、あの人がこんなすばらしい絵を描くの?」と思う絵画があった。これは最大の発見だった。
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 たたみの部屋にはお茶席も。
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 天気も良く、多くの皆さんが来場し、賑わった。

 ところで、この会場になったのは「公会堂」だ。
 市内には、地縁組織の基礎単位である町内会には、ほとんど公会堂がある。
 そして、この公会堂は、本当によく利用されている。
 駿河台3丁目では、毎月の町内常会だけでなく、各種団体の会合、組合(隣保班)の会合、祭りや行事の払い等々。
 スケジュール表を見ると、週末は、午前、午後、夜と、それぞれに複数の団体の予約が入っていることもある。
 私も、何か町内で会合があると公会堂に出かけ、終わるとそのまま「まあ一杯」となることも多いが、歩いて帰ってこれるので安心だ。

 考えてみれば、市からの補助金を受けながらも、地域の皆さんで公会堂を建設し、それを町内会で管理、活用しているというのは、とても大変だが、大したものだと思う。
 「まちづくり」のある意味、基本エッセンスが「公会堂」に現れている。

by koike473 | 2008-11-27 23:37 | 駿河台三丁目 | Trackback | Comments(0)  

「磯料理 しばた」 お薦めの店です!

 今日は、私の高校のハンドボール部の先輩が開店した「磯料理 しばた」の開店報告。
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 23日(日)に、松岡に「磯料理 しばた」がオープンした。
 私の6年先輩の柴田さんが店主の店だ。

 この柴田先輩は、とてもユニークな先輩だ。
 高校時代から(と言っても、私は直接ダブっていなかったので、ご本人や先輩方から伺った話だが)、「俺は将来、料理人になる」と心に決めていたそうだ。
 ハンドボール部を3年の6月で引退した後、他の同級生が受験勉強に突き進む高校3年の9月、自宅の岩松を離れ、富士宮にある寿司屋に下宿(と言うより、丁稚入り?)し、卒業までそこから学校に通ったそうだ。
 高校卒業後も修業を続け、更に30代から滋賀県の割烹旅館で改めて修業し、そこで板前のトップを務め、10数年前に富士市に戻り、小さな自分の店「しばた」を開いた。

 私も、会社帰りによく寄らせていただいた。
 とにかく、「えっ、どうしてこんな味が出るのか!」と、およそ店構え(そして、あの柴田先輩の風貌)からは想像もできない、うまい料理を手早く作ってくれた。
 しかし、時々、朝店に寄ると、「夕べはそのまま店に泊まっちゃったよ」と言いながら、仕込みをしていることがあった。
 ゴマをすったり、豆をおろしたり、全て手づくりで仕込んでいたから、あの味が出ていたのだろう。

 その後、富士の法務局の東側に、兄弟で「花ぜん」をオープンした。
 この店も、いつも混んでいる。
 決して安くはないが、味と言い、ボリュームと言い、店の雰囲気と言い、充分満足する。

 一度、私の家の庭で、柴田さんが材料を持ち込んでバーベキューをやってくれたことがあった。
 エビ、カニ、さまざまな魚を炭火で焼いてくれた。私の家にある毎日使っている調味料を使って味付けするのだが、これまで食べたことがない焼き物が出来上がる。
 子供達は、その味が忘れられず、「また柴田さんに来てもらおう」、「今度、誕生日には柴田さんの店に連れてって」といつも言っていた。

 そして今度、自宅の近くでと言うことで、先輩が兄弟店「しばた」を出した。
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 私は、オープン2日目のお昼に伺ったが、店の外側も中も「祝開店」の花で一杯だ。

 昼は定食メニューだ。
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 「天ぷら定食」を頼んだが、天ぷらは「アツアツ、サクサク」でジューシーだ。
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 エノキと青菜のゴマミソ和えは、いつもいただく十八番だ。
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 この日も、昼時だが、多くのお客さんがひっきりなしに訪れていた。下駄箱の前にもお祝いの花が一杯で、皆さんの靴が上がり口にたくさん並んでいた。
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 これから忘年会、クリスマス、新年会と続くが、きっと満足します。
 是非一度、「磯料理 しばた」に足を運んでみてはいかがでしょうか。

by koike473 | 2008-11-26 23:38 | 食事・食べ物 | Trackback | Comments(2)  

「そうだ!沼川プロジェクト」 第2回体験ワークショップ

 23日(日)は、「そうだ!沼川プロジェクト」の第2回体験ワークショップだった。
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 11月23日は、「晴れ」の特異日だが、雨男の私は気が気ではなかった。
 しかし、朝起きると雲は出ているが、雨の気配はない。7:00にボーイスカウトの艇庫に着く頃には、すっかり晴れてきた。

 この日は、以下の3つのプログラムを行った。
  ・カヌー教室
  ・水生生物教室
  ・水質勉強会

 前回の第1回WS(10/19)は、カヌー教室を通じて、「少しでも川や水辺に親しもう」がテーマだった。今回は、親しんだ川の「水の状況観察しよう」が大きなテーマだ。
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 先週、草を刈った白妙橋(国道139号(旧国道1号)が滝川を渡る橋)の北側河川敷に皆さん集合し、開会式を行い、スタートだ。

 まずは「カヌー教室」
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 ほとんどの人が、前回体験しているので、今回は、親子やグループで乗りたいカヌーを選び乗ってもらった。
 4人乗りのカナディアン、2人乗りのカヤック、1人乗りのカヤックだ。
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 この時間帯は、引き潮から満ち潮に移る時間帯で流れがほとんど止まっている。そして風もほとんど吹いていないので、川と言っても静水状態だ。
 初心者でも流されることなく、自分のパドル(オール)操作で、どうカヌーが進むかすぐに体感できたようだ。
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 川岸はかなりの勾配があるため、元吉原地区の2人の幹事は、胴長をはいて、ずっと川に入りっきりで乗船、下船をサポートした。お疲れ様でした

 そしてこちらは「水性生物教室」。
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 実は、滝川のこのあたりは、水生生物はベンケイガニしかいない。このベンケイガニ、本当にウジャウジャいる。沼川全体だったら何万匹、何十万匹という数かもしれない。でもそれ以外には、カワニナやトビケラ等の水生生物は全くいない。
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 そのため、富士市環境アドバイザーの塩谷さんが、伊豆半島の川の上流部から、前日に水生生物を捕獲し容器に入れて持ってきてくれた。
 「きれいな水辺だったら、こんな水性昆虫がいますよ」ということで。
 私は、直接、教室での説明を聞かなかったが、とてもおもしろかったそうだ。
 いつもは水生昆虫の解説も務める山田高先生(富士市自然観察の会会長)が、「いやー、今日は勉強になったよ」と言っていた。

 そしてこの日のメインイベント、「水質勉強会」。
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 塩谷さんに加え、壽(としなが)さん、八木さんの3人の環境アドバイザーの皆さんが講師になって、川の水の勉強会をやっていただいた。
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 川の水と言っても、本格的だ。
 事前に、沼川水系の4箇所(湧水、上流の支川の合流点、沼川の中流、沼川が田子の浦港に注ぐ最下流)で川の水を取水し、その水質を比較する実験等を行った。
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4ヶ所の水をろ過し、ろ紙の汚れを比べる実験
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PH、CODを簡単に測定するパックテスト用試料の箱

 こちら(事務局)の狙いは、下流に下るほど、家庭雑排水や工場の排水が流れ込み、汚れが目立ち、そこに問題意識を持ってもらえればというものだった。
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4ヶ所の水を並べ、後ろの文字の見え方を子供たちに比較してもらう

 しかし、事前に取水した前日も、当日も、4箇所とも結構きれいで、水質も思ったほど悪くなかった。
 見込み違いで、子供たちも、違いがあまりわからなかったかもしれない。

 しかし推測するに、前日もこの日も、取水した時間は、最も潮が引いている時間帯だった。
 ほとんど平坦な沼川水系は、干満の影響で、水位が随分変わる。干潮の時はどんどん下流に流れるが、満潮時には、さまざまな河川への排出物が上流に逆流するのでは?と考えられる。
 「それじゃあ、来年は、是非取水ポイントだけでなく、干満の時間帯や、季節等も変えて調査しなきゃ」という意見も出てきた。

 密度の濃い第2回体験ワークショップだった。
 次回は来年1月で、沼川や滝川の土手を歩く「ウォーキングワークショップ」だ。
 堤防上からの川の風景が楽しみだ。

by koike473 | 2008-11-25 23:48 | そうだ!沼川プロジェクト | Trackback | Comments(4)  

TMO吉原 再開発研究会の先進地視察 その1 田原市(愛知県)

 19日(水)は、タウンマネージメント吉原の再開発部会で、先進地の視察に出かけた。
 吉原商店街の皆さんが休みの水曜日に設定した視察だ。
 視察先は、田原市(愛知県)と静岡県中部の島田市だ。
 まずは、田原市の報告。
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 田原市の再開発ビル「セントファーレ」は、国土交通省などから「身の丈再開発」として評価が高い。
 基準の容積率(建物の最大可能規模:400%)を目一杯使わず、3階建て+平面駐車場で160%に抑えている点などが、「無理をしない再開発」とされている。

 そんなことに注目しながら視察に向かった。
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 再開発ビルの会議室で、市の担当部長、課長、係長さんから、大変わかりやすく、丁寧なお話を聞くことができた。

 「セントファーレ」の再開発方式の特徴は、以下の通りだ。

 1 田原町(当時)が街区の大半の土地を買い上げ、その土地をTMOに貸出し、TMOが再開発ビルを建設・運営している
  ・この再開発エリアは、田原町の最も中心部であり、にぎわいづくりとともに、街路整備も行う必要があった
  ・そのため、紆余曲折はあったが、このエリアに残り商売・事業を続ける意思がない人の土地を町が買収し、その土地をTMOに定期借地権付きで貸出し、3セクのTMOが建物を建て、テナントを誘致するという形をとった


 2 当初の商業者は、全てエリア外に転出し、再開発ビルのテナントはTMOが誘致した
  ・市の買収に伴い、それまでこのエリアで商売をしていた人は、再開発ビルには誰も入らなかった
  ・もともと地価が高い場所だったので、郊外に出て広い土地で商売を行う人や、これで商売を閉じた人に分かれた
  ・再開発ビルのテナントは、県内で展開する食品スーパーを核店舗に、市内の商業者を中心にTMOが誘致した。特に、40代の青年会議所OBメンバー等が尽力したそうだ
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再開発ビルに入居している店舗等(食品スーパーは外観撮影忘れ!)


3 市が建物、駐車場整備に相当額の補助金を助成している
 ・この再開発は、当時の町長が就任する際、公約として掲げた事業だったこともあり、建物整備に相当の市補助金が出ている
 ・また、保留床を市が買い取り、公益施設を入居させる形のバックアップではなく、駐車場整備を市が行う形で実質的な補助を行っている。再開発ビルの場合、立体駐車場を整備するケースが多いが、食品スーパーは平面駐車場が必要と考え、地下及び1階外部の駐車場としたが、この部分の整備を市が行った
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 このような特徴からは、
  ①このエリアが、町の最大の中心街であったこと
  ②当時の町長の公約であったこと
  ③市内にトヨタ自動車田原工場があり、財政力指数「1.71」(平成20年単年度)という超優良財政の自治体であること等、
 この再開発は、大変恵まれた条件での事業だったとも言えよう。
 基準を大幅に下回る容積率や、デパートでなく食品スーパーを核店舗としたこと等は、確かに「身の丈」だが、「身の丈」以上の様々なバックアップもあったと言える。

 しかし、再開発の検討が始まったのは昭和53年というから、竣工(平成17年)まで約30年を要したことになる。
 長い検討の中で、「このタイミングだ!」と取り組んだ関係者の方々の「根気と集中力」が最大のポイントだったことは言うまでもない。
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東名牧の原サービスエリアで実物を初めて見た富士山ナンバー。さすが富士急行!

by koike473 | 2008-11-24 22:30 | まちづくり・都市計画 | Trackback | Comments(4)  

新環境クリーンセンター=ごみ焼却施設の行方

 新環境クリーンセンターの建設計画は、暗礁に乗り上げた状態が続いている。
 行政側は、新しい環境クリーンセンター(ゴミ焼却施設)の建設場所を青葉台・糀窪地区を候補地とし、議会としては、平成15年に「地元合意」を条件に、候補地での建設に合意している。
 しかしそれから5年、地元の合意を得られないまま現在に至っている。

 先週から今週にかけて、いくつかの動きがあったので報告します。
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 1つは、14日(金)の晩に開催された「新しいゴミ処理施設についての学習会」だ。
 これは、焼却施設に関し、候補地となっている青葉台地区の皆さんが最も懸念しているダイオキシン問題や爆発事故問題等について、最新の安全対策などの勉強会を行いませんか?という市から地元・青葉台地区の建設反対委員会への投げ掛けに答える形で、市が主催者となり開催したものだ。
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 講師は、(財)日本環境衛生センターの藤吉秀昭氏だ。藤吉氏は、富士市の新しい焼却施設の機種選定委員でもあり、ごみ処理施設の専門家だ。
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 私は、個人的には以下の3点の説明が印象に残った。

 1 ダイオキシンの体内蓄積は、特に日本人は、魚を食べることを通じての摂取・蓄積が約90%を占めており、大気や土壌を通じての摂取はごく微量である。
 また全摂取量は、健康に影響を与えると考えられる量の数十分の1以下である。
 更にこの10年間ほどで、廃棄物焼却施設から大気や土壌に排出されるダイオキシンの量は、その規制対策等によって数十分の1に減っている。

 2 焼却施設の事故発生の可能性については、ゼロということはない。設計段階、施工段階、運転段階で「人間は失敗する」ことを前提とした事故発生予防対策、事故拡大防止対策を準備する必要がある。

 3 ごみ焼却後の灰を更に減量化し、スラグとして基本的に埋立て物を出さない(スラグは土木資材等に活用可能)「溶融炉」は、この数年で、当初考えていたより、ランニングコストが相当高くなることが分かってきた。
 埋立て処分場に余裕がある(海面埋め立て等)自治体では、溶融炉ではなく、これまでの主流である「ストーカ炉」を採用するところも出てきている。
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 講演の後、地元の皆さんから質問を受け付けたが、活発な質問が出た。しかし帰りの新幹線等の関係で全ての質問に答えることができず、中途半端な学習会に終わったことは残念だった。


 そして2つめは、18日(火)に開催された議会の「ごみ処理施設建設特別委員会」だ。
 私も委員として参加している。
 傍聴席には、地元・青葉台地区の皆さんが多数訪れた。

 行政側から、6月以降、仕切り直しの形で進めてきたとする地元との折衝の経過報告がなされた。報告結果としては、「紳士的な意見交換を行っているが、いまだ合意は得られていない。今後も粘り強く、丁寧に説明、折衝を続け、理解を得たい」とのことだった。
 私は、私の考えと同様の意見を言った委員がいたため発言しなかったが、行政側と地元側の溝は深いままであり、現段階では、なかなか理解が得られる状況になっていないと考える。
 何度か地元の検討委員会を傍聴したが、地元の皆さんも新しいごみ処理場の建設の必要性は認めている。
 しかし、糀窪への建設の最大の反対理由は、住宅地の近くでの事故(爆発等)に関する懸念だ。そしてその懸念は、14日の学習会での「人間は失敗することを前提とした予防策が重要」との講演で、図らずもより深まってしまった感さえある。

 一方で、このままの状況をいつまでも続ける訳にはいかないのも事実だ。
 最終的に合意を得られたかどうかの判断をするための基準となる考え方やスケジュールを、議会としてもはっきりと考えなくてはならない時期が近づいていると考える。

by koike473 | 2008-11-20 23:48 | 環境 | Trackback | Comments(0)  

おつかいチャレンジャー

 15日(土)に行われた「おつかいチャレンジャー」の報告。
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 おととい報告した「親子ワンデイトリップチャレンジャー」は、小学校3年生以上を対象としている。
 しかし、もっと小さな小学校1、2年生の子ども達とその親世代の皆さんにも、バスに乗ることを体験してもらうことを目的に開催したのが「おつかいチャレンジャー」だ。

 テレビでやっている「初めてのおつかい」にイメージをダブらせた方が多かったようで、40組以上の参加申し込みがあったそうだ。
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 この「チャレンジャー」のしくみは簡単だ。親子で決められたバスに乗り、富士本町、あるいは吉原本町に行き、やはり決められたお菓子屋さんで、500円の買い物をして、またバスで帰ってくるというものだ。
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 ところが、9時過ぎから受付を訪れる親子を見ていて心配になってきた。
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 見るからに幼稚園児や、もっと小さなおしめを付けていそうな子どももいる。
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 事前の説明会が始まると、最初は前を向いていた子ども達も、5分もしないうちに飽きてしまい、フラフラし始める。
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 いよいよスタートだ。記念写真を撮ったり、初めて乗る(?)バスの時刻表を確認したり!
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 バスはやはり大人用にできている。小さな双子は、一つの座席にすっぽりだ。
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 「富士本町」のバス停で下車。ここからお菓子の「僊菓堂」さんまで、もう少しだ。
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 「僊菓堂」さんには、選ぶのに困るほどのケーキが並んでいる。
 ここからは、親は基本的に見ているだけだ。
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 自分が好きなケーキやお菓子を組み合わせて、なるべく500円ぴったりで買えるよう、どの子も真剣だ。幼稚園の子供でも、お金の計算はどの子もしっかりできる。(昔、私の弟もそうだったことを思い出した)
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 お金と商品のやりとり。ショーケースの上まで届かない手が何ともかわいらしい。
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 買い物が終わったら、再び富士駅からバスで市役所に戻るのだが・・・。「疲れたよ~」
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 無事、全員、おつかいを終えて市役所にゴール。

 今回の「おつチャレ」は、小さな子ども達と言うよりは、その親世代の皆さんに、バスや公共交通のことを考えてもらうきっかけになれば幸いだ。
 何人かのお父さん、お母さんと話をしたが、やはりほとんどバスに乗らないそうだ。一方で、「ひまわりバスが、もう少し外側を廻ってくれたら使いやすいのに」という意見も何人かから聞いた。
 市でも現在、自家用車主体から公共交通主体の移動ができるようなまちにするために、試行錯誤しながら取り組んでいる。

 しかしこの日の「おつチャレ」で、少しだが明るい希望が持てた。
 何組かの家族が、市役所に来るのにバスで来たそうだ。「朝はちょうどいいバスがあったから。でも帰りはどうかな?とりあえず吉原中央駅までバスで行けるといいんですが」と言っているお母さんがいた。
 「おつチャレ」の練習のつもりでバスに乗ったのかもしれないが、こうした地道な取り組みで、いろいろな立場の皆さんが「暮らしと公共交通」のことを考え、発言する場を増やしていくことが、やはり重要だと思う。

by koike473 | 2008-11-19 22:33 | 公共交通・自転車 | Trackback | Comments(0)  

沼川プロジェクト 体験ワークショップ準備の草刈り

 16日(日)は、滝川の河川敷の草刈りを行った。
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 場所は、旧国道1号(現139号)が滝川を渡る「白妙橋」の北側だ。
 日本製紙鈴川工場の北側と言った方がわかりやすいか。

 今週の日曜、23日に「そうだ!沼川プロジェクト」の第2回体験ワークショップを開催する。
 当日のプログラムは、
  ・カヌー教室
  ・水辺の自然観察会
  ・水質勉強会
 だが、カヌー教室、水辺の自然観察会をこの河川敷で行う予定だ。
 夏の間に生い茂ったクズ(葛)のツルや雑草を刈り払い、カヌーを20艇以上並べたり、自然観察会を行うスペースを確保しなければならない。
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 9月末の下見の時に多少刈ったが、その2~3倍のスペースが必要だろうと言うことで、計6台の刈り払い機を持ち込んだ。
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 雨を気にしながら、9時から刈り始めたが、ツルがからまり、なかなかはかどらない。刈り払い機を左右に振りながら、ツルを切るには結構力が必要で、みるみる汗がにじんでくる。
 「寒いといやだな」と思っていたが、夏の下草刈りと大して変わりない。
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 特に、川辺の斜面を刈るには、両足を踏ん張らなくてはならず、かなりの重労働だった。
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 それでも11時前には、何とか予定通りのエリアを刈り上げた。(上から、9月末に刈る前、9月末に刈った後、この日刈った後)

 今週後半から、寒気が入るという。寒さで刈った草が枯れ、落ち着いてくれると良いのだが。
11月23日は晴れの特異日だ。
 あまり寒いのも困るが、晴れを祈るばかりだ。

by koike473 | 2008-11-18 23:46 | そうだ!沼川プロジェクト | Trackback | Comments(2)  

今年も「親子ワンデイトリップ チャレンジャー」

 15日(土)は、富士市都市計画課が主催する「親子ワンデイトリップチャレンジャー」に参加した。
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 これは、あらかじめ設定された市内のチェックポイントを必ず回り、制限時間内にバスや電車に何回乗ることができるかを、グループに分かれて競うゲームだ。
 あまり使わなくなった公共交通に親子で乗ってもらい、バスや電車の良い点や改善点を提案してもらおうという取り組みで、今年で3回目だ。
 毎回、所属するNPO法人ふじ環境倶楽部がスタッフとして手伝っている。
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 朝は晴れていたが、富士山に笠雲がかかり、怪しげな天気だ。
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 まずは、どのようなルートで回ってくるかの確認。どのグループも、事前の作戦会議で練ってあるので、大丈夫(?)
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 9時のスタートに合わせ、バス停に向かう。市役所前発9:04のバスに乗るため必死だ。
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 何とか間に合い、マスコミ各社の取材撮影を受けながら出発!
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 私は、事前の作戦会議に出席できなかったので、「ワンデイ」のグループには同行せず(できず?)、同じ日にもう一つ行われた「おつかいチャレンジャー」(これは後日改めて書きます)に同行。
 この「おつチャレ」で富士駅に行き、バス停で待っていると、バスから降りてくる人達が・・・。
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 「ワンデイ」の「ひまわり」チームだ。
 「バスが遅れ、乗り換える予定だったバスに乗れない、困った」とのこと。
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 「どうしよう」と時刻表を見て検討開始!
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 すると、乗り換え予定のバスも遅れて入って来た。運転手さんに行き先を確認し、GO!
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 どのチームも悪戦苦闘しながら何とか制限時刻の12:10までに市役所に戻ってきた。
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 昼食後、グループごとの検討会。バスや電車に乗って、「良かったこと」、「悪かったこと」、「もっとこうしたらどうか(提案)」を模造紙に書き込んでいく。
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 そして発表!思わず「なるほど」という提案が連発!
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 提案を審査する審査員の皆さん。富士急静岡バス、石川タクシー、岳南鉄道の交通関連会社の皆さんにお越しいただいた。
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 審査員からの優秀賞は、富士駅でセーフだった「ひまわり」チーム。「路線によって、時刻表の色とバスの車体の色を統一すればわかりやすい」、「駅にバス停への案内を矢印で掲示したほうがいい」などの提案が高い評価を受けた。私も納得!
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 そして最後は、「スゴロクゲームチャレンジ」。交通スゴロクで、帽子をかぶった私=「ワンデイ君」に勝ったチームは、ポイントがもらえる。
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 しかし、優勝は「ワンデイ君」チームで、みんなガッカリ!「もう1回スゴロクやりたい」の意見噴出!
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 合計ポイントで総合優勝は「しおかぜ」チーム。

 解散の時、参加者のお母さんの一人が言っていた「今日、ここ(市役所)に来るときもバスで来れば良かったのにね」に救われた思いだ。

by koike473 | 2008-11-17 23:54 | 公共交通・自転車 | Trackback | Comments(2)  

21年度予算検討の始まり!!

 少し前になるが、11日(火)に、所属する会派・市民クラブで、鈴木市長に「平成21年度 重要施策に対する要望書」を提出した。
 これは、次年度の予算編成時期に、会派として毎年行っているものだ。
 10月中旬から毎週の定例会で検討を重ね、とりまとめた。

 今年の要望書は、世界的な金融危機が懸念される中で、富士市も厳しい市政運営を強いられることが予想される状況下、「選択と集中」を念頭に置いた予算編成をと要望した。
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 内容的には、
  1 行財政改革と効率的な行政運営
  2 医療・福祉の充実
  3 ゴミ処理対策
  4 自然環境の保全と地下水の涵養
  5 安全・安心なまちづくりの実現
  6 産業振興
  7 公共交通網と新交通システムの整備
  8 教育と文化の振興
の8項目だ。
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 私は、4と6(の観光振興)を担当した。
 以下のような文面だ。

 4 自然環境の保全と地下水の涵養
  (1)森林保全と環境創造
   林業施策による植樹・保育やブナ林創造事業等による市民参加での植樹・保育活動により、市有林における目に見える形での自然林化を図り、森林機能(クマを始めとする野生動物のエサが山岳地域で確保できるような生態系保全や地下水涵養等)の更なる強化を求める。

  (2)PS生投棄埋立地の環境調査
   法規制以前(昭和47-54年)に富士山麓地域で行われたPS等生投棄(埋立て処分)は、桑崎地区だけで55ヶ所、115haとされている。それらの地下水等への影響防止に向け、国、県、市において早急に協議を開始し、安全確認のための環境調査(モデル的な掘り起こしとPSの状況、地下水への影響物質漏出可能性等)に取り組むよう求める。

  (3)富士山の恵み創造基金の創設
  県が18年度より創設した「森林づくり県民税」と、富士市環境基本計画に示された「富士山の恵み創造基金」の考え方を比較・整理し、両者の棲み分けを明確にした上で、税に加えさまざまな寄付も受入れ、環境創造に関する市としての意思を示すとともに、市内外の意識高揚にもつながるような富士市独自の基金創設を求める。

 6 産業振興
  (3)観光振興
  ①計画策定後5年を経過した富士市観光交流まちづくり計画に基づく観光施策の進捗状況を点検するとともに、富士川エリアを取り込み、「選択と集中」の考え方に立ち、明確な数値目標(期限、入込み客数等)を持った計画とするべく現計画の見直しを求める。
   また、計画の見直しにあたっては、推進事業者となりそうな企業、団体、市民等の参画を得ながら見直し作業に取り組み、推進体制の裏付けがある計画とされたい。

  ②20年4月に設立した富士山観光交流ビューローは、2年目を勝負の年と位置付け、富士地域広域体制での連携事業やそれに基づく誘客活動、コンベンション(各種大会、スポーツ観光等)誘致、チャレンジミーティングからの提案の事業化促進等、設立準備段階で検討した事業を確実に進め、目に見える形での成果が上がるよう、活発な観光誘客活動に取り組まれたい。

 普段から考えていることを中心にまとめた。
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 要望書説明後、市長から要望に関し、現段階で市の考えを答えられる部分については説明があった。

 ただし、この日のやりとりの時間は全体でも30分程度であり、全ての説明や意見交換は到底できなかった。
 個々の要望については、「21年度予算案」としてどう反映されるかであり、その審議がなされる2月議会が焦点だ。

 それと、会派の中の議論でも、今回の要望については、本会議の一般質問や所属する常任委員会でも、積極的に取り上げていこうということが確認された。
 特に、要望書の中で担当した分野は、その議員がしっかり勉強し、チェックしていこうということになった。
 もっともっと勉強が必要だ。

by koike473 | 2008-11-16 23:44 | 富士市議会 | Trackback | Comments(0)