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富士市は本当に金持ち?

 昨日に引き続き、先々週14日(水)の会派による財政研修会の話。
 この研修会の席上、私が財政課に依頼していた「県内市の市税の内訳一覧表」を配っていただいた。
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 これは、以前、新人議員の研修会で、財政課長から「富士市の財政が安定している一番の原因(強み)は、固定資産税の「償却資産」分が、他市に比べ圧倒的に多いからです」と説明を受けたからだ。

 かなり見にくいかもしれませんが、上の図をダブルクリックしていただき、拡大しながら読んでいただければと思います。

 この表からは、いろいろなことが読み取れる。
 政令市(静岡、浜松)を除く、県内21の市を並べてあるが、人口がかなり違う。
 人口が多い順に並べると、富士市(237千人)、沼津市(206千人)、磐田市(172千人)、藤枝市(129千人)、富士宮市(121千人)が上位ベスト5だ。(人口は、平成20年4月1日の「市区町別推計人口」(静岡県)による)

 特徴的なことを整理すると以下の通りだ。
1 三島市はお金持ちの市民が多い?
 ・個人市民税は、一人一人の市民が所得等に応じ払うが、人口は8番目の三島市が、4番目に多い。

2 沼津市、裾野市は、優良企業が多い?
 ・法人市民税は、企業の利益等に対して課税される。富士市より人口も少なく、製造品出荷額等は1/2以下である沼津市が一番だ。(リコー、富士通などが立地しているからか?)また、裾野市も同様の傾向だ。
 ・また、富士市より製造品出荷額等が多い(富士市は、浜松、静岡を除いても県内で4位)、磐田、掛川市もベスト5に入っているが、法人市民税額は富士市の方が多い。(ということは、富士市の企業は利益が多い?)

3 富士市、御前崎市には、莫大な設備投資がなされている
 ・固定資産税は、土地、家屋、償却資産(事業用の設備、機械、備品等)に課税されるが、土地、家屋は、ほぼ人口規模順に並ぶ。
 ・しかし、償却資産については、御前崎市が1番、富士市が2番目だ。御前崎市は浜岡原子力発電所が立地しているのでかなり特別な位置付けだ。
 ・御前崎市を別にすると、富士市の償却資産分はとても多い。磐田市の約1.5倍、沼津市の2.0倍以上の60億円だ。
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 こうやって見ると、確かに大きな設備投資が必要な「装置型産業」が、市の財政に寄与する大きさを実感するとともに、共存していかなければと思う。
 しかし一方で、沼津市や三島市のような「金持ち住民」、「優良企業」で生きていく道もあるのかと考える。

 でもそろそろ、自分自身、机上の計算は終わりにし、外に出て活動を始めなくては!

by koike473 | 2008-05-29 22:28 | 視察・研修・勉強会 | Trackback | Comments(0)  

2週間前の財政研修!

 やっと、自分自身でも気力が戻ってきた気がする。
 丸々一週間寝ていた。
 どこかで取り戻さなくてはならないが、まずは体力を戻すことに務めよう。(立って歩くとまだ少しフラフラする)

 ブログネタがなくなったので、先々週の会派の研修会を思い出しながらの報告。
 今回は、「富士市のバランスシート」をテーマとする財政の研修だ。
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財政課長に講師を依頼し、実施しました。


 夕張市が財政破綻したが、この理由の一因として、自治体の会計は、企業とは違い、資産や負債、いわゆるストックの増減状況を把握することができにくいために、チェック機能が働かず、長年にわたり借金(=負債)が雪ダルマ式に増えてきてしまったからだと言われる。
 そのため、夕張市が破綻するかなり以前から、自治体も企業会計の考え方を導入し、バランスシートと呼ばれる貸借対照表など、民間企業と同様の財務書類を作成し、自治体の財政状況の透明度を高める動きが高まっていた。
 国では「新地方公会計制度」として、財務諸表などの統一的な作成基準を作成し、人口3万人以上の自治体では、遅くとも20年度決算から新しい会計基準にのっとった財務諸表を公開することとなっている。
 また、平成19年6月には、「財政健全化法」(正式には「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」)が制定された。これは、新たに「実質赤字比率」(一般会計等を対象)、「連結実質赤字比率」(全会計を対象)などの指標を設け、それをチェックしながら健全財政を目指そうとするものだ。
 そして富士市では、かなり早い段階、平成11年度からバランスシートを、12年度から行政コスト計算書を作成し公表している。

 と、ここまでは、いろいろな資料に書いてあることを切り貼りしながら書いてきたが、実際のバランスシートを見ても、私はよくわからない。
 以前、NPOの財務を勉強するために、簿記や会計学の本を借りてきて読んだが、何度も挫折してそのままだった。(今もそう)

 でも、これからは、この「財政分析」がわからなくては、議員であることが許されなくなるに違いないと感じる。
 企業の経営者や、株をやっている方の方が、そのあたりはよほど敏感ではなかろうか。

 少しでも理解しようと、ネットでわかりやすい資料を捜していたら、東京都の会計制度の資料にわかりやすい入門編の説明があった。
「■現行の官庁会計の問題点・・・4つの欠如
 官庁会計では、現金の移動は記録されますが、会計処理において、現金以外の資産や負債の情報が蓄積されません。例えば、地方自治法では、現金以外の財産を公有財産、物品、債権及び基金に分類し、その性質に応じた適切な管理を求めています。しかし、その各々が別々の基準で管理され、その価格を把握していない財産もあります。東京都では、道路の価格を把握していませんでした。このように、官庁会計では、統一的な基準に基づいて資産(ストック)を一覧できる仕組みがありません。
また、官庁会計は現金主義で、現金の移動しか記録しないため、減価償却費や引当金等の非現金情報が計上されず、それぞれの事業(行政サービス)に要した正確なコストが把握できないという問題点を抱えています。
以上の「ストック情報」と「コスト情報」の2つの欠如のために、更には「アカウンタビリティ(説明責任)」と「マネジメント」の2つの欠如を招く結果となっています。これが官庁会計の「4つの欠如」といわれるものです。
そのため、限られた行政資源を効率的・効果的に活用し、かつ説明責任を果たしていくうえでは、現行の単式簿記・現金主義会計には限界があるといわざるを得ません。」
ということで、この資料に載っている以下の説明図が、イメージをよく現していると思います。
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 自分自身が勉強していないので、なんだかひどく中途半端ですが、「あれで議員だってよ!」などと後ろ指を指されないよう(こんなことを書くこと自体、既に指されている?)、勉強したいと思います。

by koike473 | 2008-05-28 21:44 | 視察・研修・勉強会 | Trackback | Comments(0)  

残念ながら行けなかった会派の視察

 やっと食欲が出てきた。
 先生からは、「後は、快方に向かいます。でも、キーボードに向かい目が疲れるような活動は、まだ避けて身体を休めてください」と言われた。
 しかし、まだ頭が回らないが、今日はこれだけは書いておきたい。
 現在、所属する会派(市民クラブ)で行っている行政視察の狙いとコースだ。

 今回は、以前から一度伺いたいと思っていた飯田市(長野県)を私が提案し、「じゃあ小池が幹事の中心で」ということでスケジュールを組んだ。
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5月26日(月)
 AM・・・ゴミ処理施設「炭生館」(愛知県田原市)
      →焼却でなく炭化により、ダイオキシンの発生をほぼゼロにする
 PM・・・ゴミ焼却施設で発生する熱エネルギー活用(愛知県豊橋市)
      →農業(施設園芸)や温浴施設(プール等)での活用

5月27日(火)
 AM・・・飯田市まちづくりカンパニー(長野県飯田市)
      →市民、商店、企業が出資し、中心市街地の再開発等を実施
 PM・・・体験型観光の実体験とヒアリング(南信州観光公社、飯田市観光課)
      →「ほんもの体験」をキーワードにした体験型観光(ジャムづくりを予定)

5月28日(水)
 AM・・・議員発議による自治基本条例(飯田市議会事務局)
      →議会が主導し制定した「自治体の憲法」といわれる自治基本条例への取り組み
     地域自治推進の拠点となる自治振興センター(飯田市庶務課)
      →市内18の地域に、ミニ市役所、まちづくり拠点機能を持つ地域自治区を設置

 こうやって改めて書き出すと、つくづく悔やまれる。
 特に、飯田市は、忙しいところ無理を言って入れていただいたところがある。改めて行こうと思っても、そう簡単には行けない。

 一緒に幹事になった荻田議員(同じ新人議員)からは、「充実した(?)視察を続けています」と電話をもらった。
 残念だが、帰ってきてからの報告を楽しみに、体調を元に戻すことを第一に努めよう。

by koike473 | 2008-05-27 21:44 | 視察・研修・勉強会 | Trackback | Comments(0)  

なんとかブログを書けるようになりました

 熱は下がったが、鼻、せき、だるさ、そして頭と身体のバラバラ感でいっぱいだ。
 それでもこうやって、間違いながらでも(文章を考える頭と、キーボードを打つ手が連動しないので)ブログを書けるようになった。

 この熱が出たのは、先週の20日(火)の晩だ。
 この日は、午後から富士東高のPTA総会だった。
 私にとっては、PTA会長として最後の総会だった。
 一部、想定もしていなかった質問をいただきあせったが、事なきを得て、本年(20年)度の正副会長に引き継いだ。
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 ただ、事前に学校側にも承諾をいただき、総会の席で「富士市立中央病院の産婦人科医師派遣継続の署名」への協力依頼をさせていただいた。
 高校生は、早ければ来年春に卒業し、すぐにでも結婚、妊娠、出産する生徒がいるかもしれない。また、この先5~15年位の間には、多くの生徒たちが出産するだろう。その時、この富士地域で産めないかもしれない!それは絶対避けなければ!というような話だ。
 そして、総会→各クラス懇談会終了後、昇降口前に署名用テーブルを並べ、保護者(と言っても、ほぼ全員お母さん)の皆さんに直接呼びかけた。
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 反応は良かったが、「町内の回覧板で書いたけど、ダブっていい?」、「中学校のPTAでも書いたけど?」という方が結構いて、お断りせざるを得なかった。
 1/3位は、そんな感じか?どの組織も、締め切りを5月20日で動いているから、仕方が無いところか。
 結果、富士東高PTAは、285名分集まった。また、地域の高校PTAでは、3校合計(吉原商業、吉原工業、富士東)で、1,679名に上った。
 これは、特に吉原商業関係者の方々のパワーに寄るところが大きい。

 ついでに、今泉地区の話をすると、8,000名超の署名が集まった。
 連休の間から精力的に動いていただいた町内会連合会会長の金子さん、生涯学習推進会会長の小穴さんをはじめ、各町内会長さん、役員さん、そして今泉まちづくりセンターの協力の賜物だ。
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ゴールデンウィーク中に精力的に活動いただいた今泉地区の皆さん(今泉まちづくりセンターにて)

 今週末には市長あてに、集計された署名が要望書とともに提出される予定だ。
 何とか、来年の産婦人科医師引き揚げは、避けなければならない。
 また、それを含め、議会も「万全な医療体制を確保できる中央病院」となるよう、市と歩調を合わせ活動していかなくてはならない。


 ・・・・・と、20日の夕方までは富士東高にいた。
 そしてその後は、PTA新旧役員と先生方の懇親会。
 一次会では最初、「少し寒いな」と思っていたが、アルコールが入るに連れ、すっかり忘れていた。
 ところが二次会に移動する車に乗ったら、いきなり震えが来た。
 二次会では、1杯飲んだだけで失礼したが、既にその時は、悪魔が体中を駆け巡っていたことになる。

 結局、ずらずら風邪をひいたきっかけの話ですみません。

by koike473 | 2008-05-26 21:52 | 教育 | Trackback | Comments(2)  

不本意ながら、今日もまた寝ています。

 先週からの発熱で、今日も寝ています。
 ちょっとたちの悪い風邪です。
 23日(金)に、一旦熱が下がったので、役所に出かけましたが、昼頃からフラフラし始め、その晩には、40度を越えてしまいました。
 先生からは「一週間は安静にしてください」と言われています。
 明日(26日)からは、会派の視察で田原市・豊橋市(愛知県)、飯田市(長野県)に出張の予定でしたが、あきらめざるを得ません。
 自分の健康管理のできなさに、怒りを感じるばかりです。

by koike473 | 2008-05-25 20:02 | 季節・四季・日常 | Trackback | Comments(0)  

風邪(?)でダウンしています。

 参った。
 20日の晩から発熱し、この2日間、うなって寝ている。
 入っていた予定を断ったり、延期した。
 熱は何とか下がった。
 延期した打合せを、明日に変更したが、まだ頭と身体が動かない。

 ということで、今日のブログはここまでです。
 また寝ます。
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 こんな薬を飲んでます。

by koike473 | 2008-05-22 19:34 | 季節・四季・日常 | Trackback | Comments(0)  

今泉 直心庵の「お茶会」

 18日(日)は、「お茶会」に参加した。
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 場所は、我が家のすぐ北側にある「直心庵」という茶室だ。
 実はこの「直心庵」は、前市議会議員の勝亦正人さんのお宅にあり、奥様が「亭主」を務める茶室だ。
 立派な数奇屋造りの茶室だ。
 毎月第3日曜日の午後は、奥様が「お茶」を立てて下さり、お茶を楽しもうとする人なら、基本的にどなたでもいただくことができる。
 6~7年位前に建てられ、私は、ここで勝亦さんから市政をはじめとするさまざまな話を伺ったり、一杯(もちろん「おちゃけ」を)ごちそうになることが何度かあった。
 また、以前、町内行事の「払い」で軽く一杯やった後、町内の皆さんと、本当の「お茶会」に参加させていただいた。しかし、一杯入っていたのと、がさつなオヤジ集団だったので、作法などまるで頓着なく、お茶をいただいたことしか覚えていなかった。
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 この日、私が入ったお茶席は、茶道をやられている2人(男性1、女性1)と私の3名だった。
 「私は、作法をまったく知りませんので」と言うと、「じゃあ、真ん中(2番目)に入って、私たちの動きを真似てくださればいいですよ」とおっしゃっていただき安心した。
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 待合の部屋で庭を見ながら待っていると、手水鉢(つくばい)に落ちる水音だけが聞こえる。
日曜日の昼下がりで、道路を通る自動車の音もほとんど聞こえない、落ち着いた時間だった。
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 前の席が終了し、いよいよ私たちの番だ。庭に出て手水鉢で手を清め、にじり口から茶室に入る。
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 晴れた外の明るさに較べ、ずいぶん暗い小さな茶室だ。
 天窓から差し込む光が、落ち着いた暗さ(?)をちょうどよくしている。
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 まずは、お菓子から。私は、お菓子を乗せる「懐紙」(かいし)と、菓子を切り分ける「楊枝」(ようじ)を持っていくのを忘れ、隣の方から借りていただいた。
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 そして、お茶をいただく。(緊張のあまり、写真を撮り忘れた)
 初めて知ったことがあった。お茶は、音を立てて「ズズーッ」を吸い込んでいい、というかそうするそうだ。
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 最後は、本日の茶器についてお話をして終了。そして再び、にじり口から退室。
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 この間、1時間と少し。
 次回までには、少し勉強して、皆さんの足手まといにならないようにしなくては。

by koike473 | 2008-05-20 23:19 | 駿河台三丁目 | Trackback | Comments(0)  

「NPO法人コミュニティシンクタンクふじ」の5周年総会

 17日(土)は、所属するNPO法人コミュニティシンクタンクふじの20年度総会が開かれた。
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 通常総会の後、19年度に、国(総務省)から6,000万円以上の金額で受託し、実施した「地域全体でつくる児童見守りシステムモデル事業」の報告が行われた。
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 この事業は、IC機器と情報通信システム等を活用し、子どもたちの安全確保と見守りを行う実験事業だ。
 ・通学時等に、誘拐やいたずらなどの犯罪等からの安全を確保するため、児童にICタグとGPS携帯電話を持たせ、現在位置を管理センターで常に把握できるようにする
 ・緊急時には、管理センターから地域のサポート隊に応援を求め、児童の安全を確保する
ことを実証実験しようとするものだ。
 実験の成果として、
  ・技術的には、十分対応可能であることが確認できた
  ・地域のさまざまな「子どもたちを見守る」立場や役割を果たしている団体・組織が一同に介することができた
  ・特に国(総務省)では、NPO法人が中心となり、さまざまな組織が関係するこの実験事業を完遂したことを高く評価している(全16ヶ所の実施箇所のうち、大半は自治体が事業主体となり実施)
などがあげられる。
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 また今後の課題としては、
  ・IC機器や情報システムなどに関し、受益者負担に適したコストでの取り組みが可能か
  ・ソフト面の見守り体制を、市内全域にどう作っていくか
などだ。

 私は、この事業には直接関わらなかったが、コミュニティシンクタンクふじとしては、
  ・初めて富士市以外の団体(国)から受託事業(=仕事)を受注したこと
  ・それも、これまでにない大きな金額の受託事業を完遂できたこと
  ・市内の様々な地域、団体と連携した中で取り組み、今後のネットワークのきっかけづくりができたこと
は、大きな自信になり、財産になることだと思う。
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 だが一方で、コミュニティシンクタンクふじは、NPO法人として丸5年が経過したが、大きな壁にぶつかっていることも事実だ。
 振り返ってみて、
  ・組織を維持運営するために、無理に委託調査を受託してきた面はないか?
  ・委託調査中心であったがゆえに、自由で、独自な市民の視点からの意見交換や提案ができにくかった面はないか?
  ・担当メンバーが「忙しい」、「ボランティアだから」と言って、基本的なルール(工程管理、納期等)をいいかげんにしてきた面はなかったか?
  ・NPOの会員になっていただいた方や、多くの市民の皆さんに、的確に情報提供できたか?意見を聞き、集約できたか?

 「5年間の成果と実績は、一定以上のものがある」と関係者として胸を張りたい。
 しかし、このような課題を思い、ではこれからどうしていくべきだろうか、と考え込んだ5回目の総会だった。

by koike473 | 2008-05-19 23:34 | NPO・市民活動 | Trackback | Comments(0)  

「まちづくり推進会議」とまちづくり

 16日(金)は、今泉地区まちづくり推進会議の総会に参加した。
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 会場のまちづくりセンターに行くと、5人いる今泉地区選出の市議会議員のうち、今日の出席は私を入れて2名だけで、急遽、順番で私が会議の「顧問」である市議会議員を代表してあいさつすることになった。
 あわてた。
 実は、私はまちづくりセンター単位に組織されている「まちづくり推進会議」の定義や位置づけを、ぼんやりとしか把握していなかったからだ。
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 配布資料の最後に出ている「会議設置要綱」にさっと目を通し、自分でもなんだか訳の分からないあいさつ(?)をして、とりあえず事なきを得た。
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 一方、総会の中では、「今のままでは、まちづくり推進会議や町内会は、単なる行政の『下請け機関』に過ぎないではないか」、「行政懇談会は、『ドブ板』の要望の場でなく、今泉地区としての目標を市の長期計画に反映させるための議論の場にすべきではないか」等の厳しい意見も出た。

 家に戻り、富士市のホームページで、改めて「まちづくり推進会議」のことを確認すると、以下のように説明されている(と私なりに解釈、整理した)。

1 20年以上の歴史があり、地区像を具現化していくための住民側の組織
 ・昭和59年に、富士市の第二次総合計画(「ふじ21世紀プラン」)を策定する際に、地区ごとに組織された
 ・総合計画の地区別計画に位置づける「地区像」を検討するとともに、その地区像を実現するために、市・県への地区としての要望、市民本位のまちづくりのための障害の解決策の実践などを行う

2 会議(組織)は、住民側と地区に住む職員によって構成される
 ・住民側は、町内会、生涯学習推進会、女性の会、小中学校、PTA、子ども会など地区内の既存団体で組織する
 ・地区内に住む市職員は、まちづくり協力員として、地区住民と行政を結ぶパイプ役となり、また住民の要望を行政の課題としていくオピニオンリーダー(専門指導者)としての役割を持つ
 ・この市職員組織は、地区内に住む部課長等を班長に、「まちづくり地区担当班」として組織する

3 事務局は、地区まちづくりセンターが担う
 ・20年度から公民館から移行した「地区まちづくりセンター」は、地区住民に一番身近な「ミニ市役所」、「地区住民のサポートセンター」として、地区住民と市役所とのパイプ約を務め、様々な要望や相談に対応し、地区住民の主体的なまちづくりの支援を行っていく
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 また、各地区の「まちづくり推進会議」が、具体的にどのような活動を行っているかと言うと、
  ・地区らしさを前面に出した「まつり」(サクラ祭り、夏祭り、善得寺祭りなど)
  ・安全・安心活動(防犯教室、パレード、交通安全指導など)
  ・レクリエーション活動(ウォーキング、グラウンドゴルフ、コンサートなど)
  ・清掃・美化活動(クリーン作戦、草刈り、植樹など)
  ・行政懇談会(市長をはじめとする行政側との意見交換、要望、提案など)
が、ほぼ全地区で行われている。
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今泉地区で毎年行われる「善得寺まつり」


 更に、特徴的な活動として、
  ・地区まちづくり計画の策定(元吉原地区で18~19年度)
  ・地区広報紙の発行(天間地区で年に4回)
などがある。

 こう整理してみると、私なりに2つの課題を感じる。

 1つは、各地区の「目指す地区像」が明確であるか、また住民の皆さんに共有されているかだ。
 目指す地区像とは、何年か先には「こんな地区になっていたい」という大きな目標だ。地区像を明確にするには、その地区らしさや、らしさに重点を置いた具体的な取り組みについての議論が必要だ。
 「向う10年間は、今泉らしい歴史に焦点を当て、皆でそれを学習し、誇りを持てるようにしよう」、「住んでいる人、皆の顔がわかり、気軽に交流できる地区にするために、皆が集まれる○○川沿いのサクラ並木を育てよう」
 そんな議論の中から、地区像(目標)と、実現するための取り組み(手段)が明らかになるはずだ。
 そうした意味では、元吉原地区が18~19年度で取り組んだ「地区まちづくり計画の策定」は、とても意義あることだったのではないだろうか。

 2つ目は、「まちづくり地区担当班」との連携だ。
 私はこれまで、地区に住む市職員が、このように明確に位置づけられ、組織化されているとは思っていなかった。
 と感じるということは、実際にはおそらく活発な活動はしていなかったのではないだろうか。
 確かに、プロとしての役所の仕事を進める上で、市民からの様々な要望を受ける場面が多いのに加え、更に、自分が住む地区で改めて役所とのパイプ役を務めるのは、やりにくい面もあるはずだ。
 しかし、役所の職員だからこそ気がつき、一声で情報を伝達できたり、専門的なアドバイスができる場面も多い。

 この日の総会の中で、第5次総合計画策定に向けて、各地区の声を十分に反映した計画にしていきたいと担当の企画課から説明があった。また4月から、公民館が「ミニ市役所」を目指すべく「地区まちづくりセンター」になった。

 これらを契機に、是非、私が感じた2つの課題を解消し、目標を共有した地区のまちづくりが進められればと思う。

by koike473 | 2008-05-18 17:49 | まちづくり・都市計画 | Trackback | Comments(0)  

「自転車生活の愉しみ」に向けて!

 昨日書いた自分の自転車転倒事故と前後して、ある知人から「自転車生活の愉しみ」という文庫本を借りた。
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 著者は、疋田 智氏といい、TBSテレビのチーフディレクターで、毎日都内での通勤に自転車を利用する「自転車ツーキニスト」だ。
 知人は「目からウロコだよ」と言って貸してくれたが、連休中に読んで、今は、転んでできたカサブタとウロコが一緒に落ちる気分だ。

 ツーキニスト疋田は以下のように言っている。
 1 目指す社会は「脱クルマ依存社会」だ
  ・クルマはとっても便利だし、クルマじゃないとできないこともたくさんある。高齢化社会はますますクルマを必要とするだろう。
  ・しかしクルマは、自転車に対して、より「正義のない」移動手段だ。化石燃料をエネルギーとして使い、二酸化炭素を吐き出し、環境に多大な負荷をかけている。
  ・代用できるところは自転車で代用する。そして社会がその代用をサポートする側になるべきだ。今の社会はどう見たって、必要のないクルマが走りすぎている。
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JR吉原駅北口駐輪場
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市役所駐輪場


 そのためには、以下の3つがポイントだと言っている(と私は解釈した)。
 2 交通システムの中で自転車を立場、位置づけをしっかり示すこと
  ・本来、自転車は軽車両で、車道を走る交通手段だ。しかし高度成長時に、「歩道も通行可」としたことに自転車の位置づけが宙ぶらりんになった。
  ・結果、自転車は歩道も車道も走れるという自由な交通手段になったが、それは自転車に乗る人の「甘え」と「無責任」を生むことになった。
  ・「どうせ自転車だから大丈夫よ」という思いを持ち、「こうあるべき」という自転車の姿が失われた
  ・「都市内交通の主役は自転車である」という位置づけをしっかり行い、自転車乗りの「権利と義務と責任」を明確にした上でなければマナーも確立しない

 3 自転車レーンは「必ず車道をつぶして造らなければならない」
  ・自転車が環境に貢献するのは、別に自転車自体が環境に良いわけでなく、今までクルマに乗っていた人が、クルマを降りて自転車に乗るからなのだ。ヨーロッパの各都市が「自転車を優遇する」のと同時に「クルマを制限する」という方向に政策を転換しているのは、そういう意味でまさに整合性がある。
  ・日本の自転車レーンは、ほとんどが歩道を半分に区切ってその車道側を自転車レーンとしている。これはまったくの本末転倒だ。「自転車も使いましょうね。でもクルマの邪魔はしないでね」というのではまったくダメなのだ。
  ・歩道を2つに分断すると、元々のスペースが半分になるわけだから、どうしたって歩行者は自転車レーンにはみ出す。そこに「自転車レーンだから」と。それ以前よりもスピードを出した自転車が通る。結果、自転車と歩行者の事故が間違いなく増える。排気ガスは減らない。事故は増える。これでは何のためのレーンかさっぱりわからない。
  ・「自転車レーンは必ず車道をつぶして造る」、これは鉄則。むろんのこと一時的にクルマの渋滞は増えるし、荷物の運搬などの経済行為に支障が出るであろう。それはもう仕方がないことなのだ。渋滞がイヤならば自転車に。自転車で運べる荷物はもちろん自転車で。

 4 自転車乗りルールとマナー教育の徹底
  ・日本の街が往々にして自転車で走りにくい原因の一つは、乗る人のマナーにもある。いちいち取り上げる必要も無いほど自転車マナーはでたらめだ。
  ・自転車側も変わらなくてはならない。歩道驀進のママチャリ、右側通行、不遜なベル、二人乗り、無灯火、放置自転車、こうした乗る側のルールを徹底させ、一人ひとりが自転車で走る意味を考えていかなくては、インフラだって整える意味が無い。
  ・街は人を変えない。人が街を変えるのだ。
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自転車とひまわりバス(市役所)


 いきなりは難しいが、自転車に乗るのが安全で、普通な、「自転車生活を愉しめるまち」を目指したい。
 そのための第一歩、第二歩くらいを考え、行動していきたいと思う。

 まず何をしたらいいか?「こんなことしたらどうか?」と思う方、是非コメントください。

 なお、ツーキニスト疋田は、こんなことも言っています。(電動サポート自転車について)

「コレもまた最近、急成長の分野。エコなイメージもあるし、技術の進歩で、最近は格段に安く軽くなった。ただし、私はよほどの運動不足の人か、お年寄り以外にはあまりオススメしない。
・・・・・・そもそも自転車が健康によいとされるのは、マイルドな運動であり、あまり疲れないのに、ジョギング以上のカロリー消費が期待できるところであって、この自転車にはそれが望めない。せいぜい「ウォーキング」というところである。そういう意味で、この自転車がターゲットとするべきは、間違いなくお年寄りだと思う。私はお年寄りにこそ、この自転車を勧める。」
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私の同級生「山田サイクル」店主の山田君。「PAS」を面倒見てもらってます。


 でも、富士山の裾野の坂を登るにはちょうどいいし、街なかでもゆっくり運転できて、私にはぴったりです。

by koike473 | 2008-05-14 22:26 | 公共交通・自転車 | Trackback | Comments(2)