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掛川のごみ処理施設「環境資源ギャラリー」

 29日(月)は、所属する会派・市民クラブで掛川市に視察に行った。
 一番の目的は、掛川市・菊川市衛生施設組合で建設・運営するごみ処理施設「環境資源ギャラリー」の視察だ。
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 このごみ処理施設=「環境資源ギャラリー」は、単なるごみ処理施設としてだけでなく、「環境学習テーマパーク」のコンセプトで、ごみを減らし、出たごみは有効に資源として再生利用することなどを啓蒙・実践する拠点として機能している
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 大別すると以下の3施設から構成される
  ・「ガス化溶融施設」・・・燃えるごみを燃料に変え、エネルギーや有効可能な資材を作り出す
  ・「リサイクルプラザ施設」・・・燃えないごみから再利用可能な資源物を回収する
  ・「容器包装博物館」・・・容器、包装を通じて環境問題を楽しく学び体験する
 また、このようなコンセプトでの施設整備、取り組みにあたっては、建設場所が決まってから、市民や有識者から成る「プラザ委員会」を組織し、1年間じっくり検討し、市民との協働作業で取り組んできたそうだ。
 このような取組み姿勢は、富士市でも建設場所は別にして、大いに参考になるものだ。
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掛川のガス化燃焼設備は「キルン式ガス化溶融炉」。大きなドラム(筒)の中でごみが加熱され、カーボン(炭)と可燃ガスに分解される。更にカーボンを燃焼溶融すると、灰は溶けてスラグ(コーヒーのビンの中)になる。スラグは、土木資材として活用予定だが、今のところ県の正式な使用方針が出ておらず、さほど使われていない。

 富士市で課題になっている建設場所の選定については、
  ・市の土地利用計画において、以前から当地が「工業団地ゾーン」とされていた
  ・工業団地整備にあわせた周辺基盤整備(道路、水路など)が遅れていた中で、ごみ処理施設建設を契機に基盤整備や周辺環境整備を進めたいとの意向が地元地域にあった
  ・最も近い民家は、約200mの位置にあるが、一山超えた位置にあり特に反対はなかった
  ・候補地として名前が挙がってからわずか3ヶ月で地元地域の同意を得たが、その間、ほぼ毎日、市は地元に出かけ、話合いを行った
とのことだった。
 以前からの位置付けや地元の意向など、富士市とは背景は違うが、行政担当課は、3ヶ月間、ほぼ毎日説得のために地元に通った点は見習わなければならない。
 しかし、富士市における現在の建設候補地においては、仮にこのような努力をし直しても、それが結果に結びつくような状況にあるだろうか?

 富士市の新しいごみ処理施設の建設場所、あり方などを検討する議会の「ごみ処理施設建設特別委員会」は、11月5日(月)9:30からだ。
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午後、ヒアリングに伺った掛川市役所。階段状のフロア構成で、どのフロアも一望でき、開放感もある。

by koike473 | 2007-10-31 22:10 | 環境 | Trackback | Comments(0)  

水は天下のまわりもの! 下水道フォーラム

 今日は、午後から「下水道フォーラム」がロゼシアターであった。これは日本下水道協会静岡支部が毎年県内各市で持ち回りで開催しているフォーラムだ。
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 今年は、「水は天下のまわりもの -下水道の3Rで目指す循環型社会ー」をテーマに、家庭の台所で水をよく扱う「女性」をターゲットに行われた。
 私は、
  ・9月議会で「下水道の接続促進について」一般質問した
  ・所属するNPO法人ふじ環境倶楽部の事務局長である太田さんがパネラーとして参加する
ことなどから、興味を持って参加した。
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 基調講演は、富士常葉大学環境防災学部の山田辰美先生だった。
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 さまざまな生物の在来種と外来種が混在し、徐々に在来種が駆逐されつつある様子を、生息環境と併せ、わかりやすく解説していただいた。
 いつもの「山田ワールド」全開だった。後半は「おやじギャグ」が多くなり、会場の笑い(失笑?)を誘い、楽しいながらも、最後は下水道の必要性を来場者に問い掛ける講演だった。
 そして今日、覚えたことが一つあった。「地球は誕生して46億年になるが、その間地球上の水は、一滴たりとも地球から飛び出すことなく、場所や形(液体、固体、気体)を変えながら循環してきた。この循環があったからこそ、生命を育むことができた。地球は3Rの優等生だ」

 後半はパネルディスカッション。
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 形としては、パネラーである女性2人が関連する団体の活動や質問、投げ掛けに対し、山田先生と曾根田下水道部長が答えるような形で進められた。
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 消費者団体「あくてぃぶ」代表の田中さんからは、主婦だからできる台所、洗濯での工夫や、「ふろしき」を使ったマイバッグ使用の呼びかけがあった。
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 我がふじ環境倶楽部の太田さんは、「富士市の大きな水循環」を切り口に、倶楽部が取り組んできた田宿川の保全活動、富士山麓の森づくりなどを通じて、健全な水循環システムの構築と、それを市街地で支える下水道の必要性を上手に話していた。

 今日、会場に来ていただいた方の中で、もしまだ下水道に接続できるのにしていないお宅があり、今日の話を聞いて、すぐに接続してもらえれば、それが一番の収穫だ。
 あるいは近々に本管が埋設され、それに合わせて接続する家庭が増えることにつながれば幸いだ。
 それと、職場や家庭に帰り、下水道の重要性を口コミで広めていただければと思う。

by koike473 | 2007-10-30 23:10 | 環境 | Trackback | Comments(0)  

第1回セカンドライフ進路相談会

 昨日(28日)は、所属するNPO法人コミュニティシンクタンクふじ(CTTF)が主催する「セカンドライフ進路相談会」があった。(会場はフィランセ)
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 CTTFでは、2年前から「団塊世代のシニア層の皆さんの退職後の市民活動・地域活動への参加」をテーマに、アンケート調査や実験事業に取り組んできた。
 これまで企業等で培った技術や能力を活用し、市民団体等で活躍していただくことが、ご本人のいきがいや健康づくりになるとともに、地域社会の活力維持にもつながるという考えだ。
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 そして昨日は、シニア層の皆さんと、市民団体や就業支援団体(ハローワーク、シルバー人材センター等)が顔を合わせ、相談会などを行う「マッチング」を意図した進路相談会だった。

 記念講演の講師として、シニア層の社会活動参加を全国規模で推進しているNPO法人地域創造ネットワーク・ジャパンの田中尚輝専務理事にお願いした。
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 田中さんには、昨年もお越しいただいたが、相変わらずシニア層、高齢者層の現状を踏まえた鋭い分析の中で、シニア層によるコミュニティビジネス(単なるボランティアでなく、お金を回すことによりビジネスとして長続きさせるような活動)の可能性を語っていただいた。

 市民団体、就業支援団体は、計18組織がブースを出し、それぞれの活動をわかりやすく、楽しく紹介してくれた。
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富士商工会議所 OB人材活用協議会のブース

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起業支援NPOの東海道・吉原宿の面々


 しかし、肝心のシニア層の皆さんの来場がいまいちだった。
 実は、昨年もCTTFの自主事業として開催したのだが、この時は、なかなかシニア層の皆さんに事業のPRが行き届かず、一般シニアの来場者は10人に満たなかった。
 そこで今年は、多くのシニア僧が在籍する市内企業などの協力を得ながら「富士市セカンドライフ促進協議会」を立ち上げ、企業の総務課、人事課などを通じて、社内のシニア層の皆さんにPRいただき、準備をしてきた。
 しかしそれでも、実際の来場者は25人程度だった。
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富士市セカンドライフ促進協議会の橋本会長


 来場者の一人が言っていた。「私もそうだけど、まだ企業に勤めている現役の人(60歳以下)は、時間的な余裕もないし、そこまで考えられないのではないでしょうか?」
 2年前に、企業に協力いただき55~60最の方々にアンケートをとった時は、多くの方が「市民活動や、このような情報交流会に参加したい」と答えていたのに?それは、あくまで一旦リタイアした後のことなのだろうか?

 でも、今年は何とか、マッチングやその後のインターンシップのしくみを利用して、具体的に市民活動などを始める「成功事例」となる人が何人かでも出てくるよう、地道にPRをしていくしかない!
 そのためには、企業に加え、企業のOB会などにもPRしていく必要があるだろう。
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最高の富士山だった!(フィランセ4階から)

by koike473 | 2007-10-29 23:15 | NPO・市民活動 | Trackback | Comments(0)  

議員野球とお茶まつり

 昨日(27日)は、議員野球とお茶まつりに出かけた。
 議員野球は、富士中の野球部と議員チームとの親善試合が行われる予定だったが、台風接近による雨のため「ボールの贈呈式」だけが行われた。
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雨の中の富士中とグラウンド


 この親善試合は、今年が5回目だそうだ。
 前の晩から確実に雨だとわかっていたが、野球部の議員の皆さんは、ぞろぞろと大半が富士中に集まった。市長、教育長も出席し、面子的には盛大(?)に贈呈式が行われた。
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議長からのボール贈呈


 これで富士中の生徒が発奮し、来年の夏に向けて大活躍してくれるといいが?

 午後からは、広見公園で開かれた「富士市お茶まつり」に出かけた。
 公園入り口の階段前には、来場者を迎える大きなアーチが掲げられたが、雨の中寒々しくて、残念だった。
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 それでもメイン会場となったバラ園近くの広場には、多くの出店テントが並んでいた。
 メインは、富士市茶手揉保存会による「天下一品茶手揉の実演」だ。
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 天下一品茶とは、富士市で開発された「とがった針のように細く長い形に仕上げる手揉み茶の製法」で、明治時代にイギリスや中国の茶商人から「天下一品のお茶」と絶賛されたことから名づけられたそうだ。
 その後、「天下一製法」して語り継がれてきたが、今では当時の長さに仕上げられる人がおらず、「幻の製法」とも言われている。
 そんな「天下一品茶手揉の実演」だが、保存会の方に話を聞くと、葉の状態やその日の湿度によって、仕上げられる長さが随分違うそうだ。そして、仕上げまでに何と6時間も要する手間のかかる作業だそうだ。
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 まちの駅「憩いの茶の間」駅長の渡辺さんがお茶を入れてくれる「回転茶屋」(富士茶商組合のテント)。渡辺さんの趣味のミニチュア鉄道に乗ってお茶が配られる。
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 「日本茶インストラクター・アドバイザー富士市の会」が設けた「富士のお茶カフェ」。お茶の入れ方を解説していただきながら、クッキーと一緒にお茶をいただくコーナー。一番の人気コーナーだ。クッキーは、まちの駅「洋菓子の家・mimi」さんからの提供とのことだ。

 この日は、東京から、「東京都日本茶インストラクターの会」の皆さんが、大型バスでこのお茶まつりに駆けつけてくれたそうだが、雨で富士山が見えずに本当に残念だった。
 夜になったらしっかり上がったこの日の雨。一年中で最も過ごしやすい秋の土曜日を、さんざんな日にした恨めしい雨だった。

by koike473 | 2007-10-28 23:38 | 市内外のイベント・行事 | Trackback | Comments(0)  

沼津の街は確実に動いている!

 昨日、運転免許の書換えの帰りに、せっかくなので沼津のまちなかに一人視察に寄った。23日に「まちづくり講演会」で話を聞き、興味をそそられたこともあったからだ。
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 ちょうど11:40頃に車を駐車場に入れ、仲見世から歩き始めた。
 至るところに、11月に沼津市内で開催される「技能五輪」ののぼりが立っている。平日の昼間なのに、仲見世は思ったよりお客さんがいた。それより何より、シャッターが下りている空き店舗が非常に少ない。
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 そして駅南の再開発ビル。外観はほぼ出来上がっている。壁には大きく2008年3月オープンと書いた垂れ幕が下がっている。キーテナントはどこだったか忘れたが、半年しないうちにオープンだ。
 駅前のロータリーは、路線バスが頻繁に出入りし、ターミナル駅としての貫禄も、まだまだ充分だ。
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 あまりよく言われない西武だが、まだまだ頑張っている。2つのビル(本館と新館?)ともまだ営業しているし、食料品コーナーはお客さんがかなりいる。
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 駅前通りを南下し、国道1号を渡ると銀行、ホテルなどが集中するビジネス街だ。
 ここで確実に富士とは違うことに改めて気がついた。ビジネスマンが多いことだ。ちょうど12:00を過ぎ、昼飯を食べにスーツやワイシャツ姿の男性がたくさん出てきて歩いている。
 昼飯、買い物、お客さんとの夜の一杯など、彼らが街を支えている部分は大きい。
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 ここまで来たら昼飯は「港湾だ」と、車で港に向かった。歩いても駅から20分あれば充分だ。久しぶりに港湾に来たが、観光客が結構来ている。人気の寿司屋の前は行列ができている。
 立体駐車場ができたり、奥(南)の方では新しい市場の建物の建設が急ピッチで進んでいる。

 建設中の建物など、目に付くところばかりだったが、吉原や富士に比べたら、その更新スピードは比べ物にならない。
 それ以上に、予想したよりはるかに人出が多い。
 これで鉄道高架が事業化すると、沼津の街は更に勢いづきそうだ。

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市場の仲買人さんが食べる食堂の「塩サバ焼き定食」。800円じゃあもう1つ切り身がついてもいいのでは?
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港湾入り口の交差点脇でのカラスミづくり。

by koike473 | 2007-10-27 00:32 | 視察・研修・勉強会 | Trackback | Comments(0)  

運転免許更新の講習会

 今日は、沼津市愛鷹の県東部運転免許センターに行った。
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 免許証の更新だが、3年前に「通行帯違反」で捕まっているため、2時間の講習を受けなければならないからだ。
 「通行帯違反」を皆さんご存知だろうか?私は東名高速で捕まったが、追い越し車線は、追い越しの場合だけ通行してもよく、追い越しが終了したら、速やかに走行車線に戻らなければならない。
 つまり、追い越し車線をずっと走り続けてはいけないということだ。
 実は、私は捕まるまでこんなルールがあるとは知らなかった。でもネット上での意見などを見ると、この「通行帯違反」は、厳格な基準はないようで、その場の警察の判断で取り締まっているようだ。

 朝9:20に間に合うために、1時間前に家を出た。以前は、富士警察署で講習を受けたような気がするが?
 下田や東伊豆、西伊豆から来る人は丸々1日がかりだ。違反をしていてなんだが、候補日を絞ってもいいから、もっと近くの警察署で何とかならないものか?
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 免許センターは、東名の上段にあり、駿河湾や大瀬崎が見える。そう言えば、このセンター建設に当たっての造成設計を、私が最初に勤めた土木コンサルタントで担当していたのを思い出した。
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 講習は、新免許区分や道交法の改正に関する説明、自己診断テスト、ビデオ鑑賞(講習)だった。
 特にビデオでは、交通事故の悲惨さと、運転者としての自分の現状を深く考えさせられるものだった。
 キャスターの福留功男さんが実際に起きた事故を再現紹介する形の内容だった。運転手にとっての死角、夜間の視界の悪さ、携帯電話による注意散漫、飲酒運転などによる事故の数々。それによって崩壊する被害者、加害者の家庭。
 ルールを守らず運転すれば、「車はただの凶器」だ。
 「行けるだろう」、「出て来ないだろう」、「捕まらないだろう」の「だろう運転」はダメだ。
 「人が飛び出して来るかもしれない」、「後ろから追突されるかもしれない」、「眠くなるかもしれない」の「かもしれない運転」を常に自覚しよう!

by koike473 | 2007-10-25 23:21 | 季節・四季・日常 | Trackback | Comments(0)  

富士東高創立30周年記念式典

 今日は富士東高校の創立30周年記念式典があった。
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 私は、PTA会長であり、30周年事業実行委員会の役員として出席した。
 30周年ということは、昭和53年(1978年)に開校した学校であり、私が大学2年になった年だ。
 既に1万人弱の卒業生がいるとのことであり、その多くが岳南地域の活力を担っている。
 PTAの役員の中には、東高の1期生、2期生の方々もおり、既に2世代目が学んでいて、歴史の重さを感じる。
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30周年記念誌とDVDのパッケージ(「東雲」と書いて「しののめ」と読む)


 私は娘2人が東高にお世話になり、現在長女が大学2年、次女は東高の3年生だ。
 PTA役員になり、学校に行くたび感じるが、東高の生徒はとても明るく、のびのびと高校生活を送っているように見える。実際には、勉強や部活でかなり追い詰められているはずだが、どの子も皆にこにこしている。
 今日も壇上から、生徒一人ひとりの顔を見ていて同じように感じた。
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DVDの上映


 しかし最近は、何も問題など起こしそうにない普通の子が驚くような事件を起こしている。ニコニコしていても、やはり悩み多い(と感じる)青春時代だ。皆何かに悩んでいるのだろう。
 そしてこれから、社会に対してもさまざまな疑問点、問題点を感じながら大人になっていく。
 その疑問点、問題点を、自分のできる範囲でいいから解決していく姿勢と行動力を持つ人間に、是非なってほしいと思う。

by koike473 | 2007-10-24 23:52 | 教育 | Trackback | Comments(0)  

沼津の商店街とまちづくり講演会

 今日は、午後から沼津市商店街連盟、TMOぬまづなどが主催する「まちづくり講演会」の聴講に、久しぶりに沼津に出かけた。
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 先週、高松に視察に行った際、本当に偶然、宿泊したホテルの朝食で、スルガ銀行のシンクタンクのN部長に会った。
 N部長は、静岡空港の調査研究で、高松空港の取り組みについてヒアリングに来たそうだ。前日丸亀町の再開発を視察したことを話すと、「今度、丸亀町に関わった藻谷さんと西郷さんが出るシンポジウムが沼津でありますよ」と聞き、参加した次第だ。
 藻谷さんとは日本政策投資銀行の藻谷浩介氏、西郷さんは㈱シープネットワーク代表の西郷真理子さんだ。2人とも、全国で活躍する商業まちづくりのアドバイザーだ。
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 私は、就職した最初の会社が沼津にあり、12年間通った。人口(21万)は、今では富士市(24万)より少ないが、都市と言うより、「まちなか」の厚みは、沼津の方が数段格上だ。
 駅前を中心に業務系のオフィス街があり、商店街、飲み屋街、更に猥雑な空間、狩野川の水辺、そして少し南に下れば沼津港でうまい魚が楽しめる。
 「商都・沼津」。私が子供の頃は、買い物と言えば沼津だった。
 しかし、ご他聞にもれず、沼津の商店街も苦戦している。
 そんな中での勉強会だった。
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 私は、2年前から「TMO吉原」の再開発部会の部会長に就いている。
 ここで吉原の再開発に向けた動きを軌道に乗せなくてはという思いもあり、丸亀町の再開発が引き合いに出されるのではと期待して行ったが、そうではなかった。
 しかし改めて、これからの商店街(これまでの中心市街地)を考える基本を再確認した。
  ・商店街と商店は、別に考えなければダメ
  ・これからの商店街は、コンパクトシティの中心としての役割が期待される。しかし一方でそのための再開発に当たり、関係者の権利調整でコストと時間がかかりすぎるなら、公共投資は無駄になる。自分の土地も公共財という考えが必要だ(難しいだろうな)
  ・商店は、客の生活、もっと言えばライフスタイルにまで影響を与えられるような技術やコミュニケーション能力があるか?プロであるか?
  ・商店は、お客さんがその店で気持ちよくお金を使える「言い訳」(うまい、通り道、家から近い・・・)をどれだけ用意できるか?
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左から大野副理事長、西郷さん、藻谷さん


 そして極めつけは、アーケード名店街の副理事長・大野氏が言っていた。
 「商店街には不文律がある。『他人の店には口出ししない、できない』。でもこれを破って意見交換できればもっと変われるのに・・・。全く外部の人の意見には耳を傾けるのだが・・・」
 西郷さん曰く、
 「そういう時は、私(部外者)がリードして、ワークショップ方式で検討します。店主みんなに表通りに出てもらい、通りから改めて1軒1軒見てもらいます。そうするとだんだんに『この店は・・・』と意見が出てきます」
 私も全く同感だ。ここを突き抜けなくては、次の段階はきっと見えてこないのだろう。部外者の私はそう思う。

by koike473 | 2007-10-24 00:23 | まちづくり・都市計画 | Trackback | Comments(0)  

大阪舞洲ごみ焼却場

 環境経済委員会の視察最終日(17日)は、大阪市の舞洲(まいしま)ごみ焼却工場の視察だった。
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 このごみ焼却場は、テレビなどで「金食い虫の公共施設」の代表施設のようによく取り上げられる「ディズニーランドのような外観の焼却場」だ。
 ごみ焼却場が、迷惑施設でなく、「技術、エコロジーと芸術の調和」の場であることをコンセプトにデザインされた建物だ。
 設計者は、オーストリアのフリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサー氏で、この建物が遺作だそうだ。
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舞洲ごみ焼却場の模型と、向かい側に位置する同じようなデザインの下水処理場

 またこの施設が立地する舞洲(埋立てによる人工島)は、大阪市がオリンピック開催地として立候補した際の会場予定地であり、その入り口に位置するシンボリックな建物としても位置づけられたそうだ。
 担当の方の説明では、「デザインは奇抜だが、工事費そのものは、他の同規模の施設とほとんど変わらない」(大阪市には、同規模の焼却場が10箇所ある)とのことだった。
 視察に行った日も、アマチュアカメラマンの皆さんが、建物や屋上庭園の撮影に訪れていた。
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 大阪市では、最終的に発生する焼却灰は、今後とも大阪湾に埋立てる予定であり、説明の中では、「とりあえず何でも焼却して埋立てれば」のような感じだった。
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 確かに、子供たちの環境学習のための説明コーナー(小学校4年生が対象レベル)は充実しているが、ごみ処理そのものに関する考え方は、何十年か前の発想のようで、反面教師として勉強する施設だろうか?

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すぐ近くにユニバーサル・スタジオ・ジャパンがあった。同じような色使いでクラクラしそう

by koike473 | 2007-10-22 23:43 | 環境 | Trackback | Comments(0)  

ごみ処理施設の勉強会

 昨日(20日)は、青葉台公民館で開かれた「富士市にふさわしい『ごみ処理施設』を考える報告会」に参加した。
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 主催は、青葉台地区の有志の皆さんで組織する「ごみ処理施設勉強会」だ。
 勉強会の皆さんは、処理施設の建設場所の問題は別にして、富士市に新たに造らざるを得ない施設なら日本一安全で、クリーンな施設を造りたい。また併せて市を上げて減量化、リサイクルにも取り組むような風土としくみをつくっていくべきだとの趣旨で会を進めているようだ。
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 まず最初に、「可燃ゴミをいかに減らすか」をポイントに、全国各地の取り組みを報告いただいた。
 これは、可燃ゴミを減らすことが、リサイクル・資源化、そして処理施設の小型化につながるからだ。
 報告の中では、
  ・富士市の現状
  ・静岡市・・・何でも燃やす
  ・掛川市・菊川市・・・市民と対話しながら造った環境学習施設を併設
  ・飯田市(長野県)・・・堆肥センターとセットになった生ゴミ減量
  ・田原市(愛知県)・・・PFIによる炭化プラント方式
  ・滝川市(北海道)・・・生ゴミのメタン発酵
  ・富良野市(北海道)・・・細かな分別による90%以上の資源化
などが報告された。
 富士市では84%が可燃ゴミとして処分=焼却され、内40%が生ゴミ、17%がプラスチックだ。いかにこの可燃ゴミを減らし、資源化するかが課題だ。
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 続いて行われた意見交換の中では、
  ・資源ゴミの分別作業が障害者の雇用の場になるような取り組みが必要
  ・分別・リサイクルを行うには金がかかるという意見が多いが、何でも燃やす大型施設を造った場合、減価償却費をコストとして見れば、その方がよほど金がかかる
  ・焼却施設以前の問題として、ゴミ集積所へのゴミ出しのマナーが問題だ
  ・このような各地の取り組み情報をどう活かしていくかが課題だ
など、活発な意見交換がなされた。

 参加者の皆さんが異口同音におっしゃっていたが、「ごみ処理施設の技術革新のスピードの速さ」を考えなければならない。富士市が5年前に決めた「溶融型」についても再度検討する必要があるだろう。
 またそれ以上に、市民一人ひとりが、ゴミ問題を自分の問題と捉え、いかに分別、減量化に取り組む意識と実行力を高めるかが最大の課題だ。
 減量化が成功している他市の要因は、どこも回収袋の有料化、または高額化によるものだとのことだったが、それだけではあまりにも淋しい。
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我が家の2階からの富士山。今年の冠雪は2回目だそうだが、私は昨日初めて見た。

by koike473 | 2007-10-21 21:26 | 環境 | Trackback | Comments(0)