カテゴリ:産業振興・雇用( 52 )

 

ケンコーマヨネーズさんの富士山工場はマヨネーズでなく、「たまご製品」を作っていた

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 昨日は、所属する会派・市民クラブで富士山フロント工業団地の3つの企業を視察した。
 昨年7月に続き2回目だが、今回はこの1年間に操業を開始した㈱日立物流、㈱デイリーはやしや、ケンコーマヨネーズ㈱の3社だ。

 その中で、見学者用コースも整備されているケンコーマヨネーズさんの紹介を。
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 入口には「いらっしゃいませ!! 富士市議会・市民クラブ様」の出迎え。「うれしい!」に尽きる。
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 玄関には変わった柱が。
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 「たまご」のモニュメント。
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 大迫工場長さんが説明を。
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 ここの工場は「静岡富士山工場」。今年4月から稼働している。
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 ケンコーマヨネーズさんは、「業務用マヨネーズの会社」とのイメージがあったが、この工場ではマヨネーズは作らず、卵製品を製造。
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 主な製品は、厚焼き玉子、錦糸卵、だし巻き玉子、スクランブルエッグなどなど。

 1日に50万個の卵を使い、約25トンの製品ができていく。
 20~30%は、富士宮や御殿場など、県内から供給されている。
 その製造工程は、卵を洗う、割る、調合する、焼く、切る、包装する等、全てが2~3時間で連続して機械で行われ製品となっていく。
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 人間の仕事は、ほとんどが工程の「チェック作業」。
 約80名の内、9割が富士市の皆さん。

 これらを廊下から見学できる。しかし企業秘密の製造ラインの撮影はNG。
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 割った卵の殻は細かく粉末にされ、肥料に混合してリサイクルされる。
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 会社の歴史もよくわかる。
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 国内、国外合わせ、富士山工場は20番目の拠点工場だそうだ。
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 そしてお楽しみの試食コーナー。
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 私は「スクランブルエッグ」が美味かったが、みんなは「厚焼き玉子」を支持。
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 おかわりもして、満足、満足。
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 敷地北側は、現在は空いているが、第二期整備も既に視野に入れているとのこと。
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 この日視察した3社の皆さんからは、いずれも同様の評価・要望が上がった。
  ・食品会社にとっては、「水」は最大のポイントだが、ここは富士山の地下水でとても良い
  ・原材料、製品の配送に際して、市街地やICからのアクセス道路が未整備。早く新東名ICからの取付道路の整備を
  ・従業員の中には、路線バスで通勤する人もいるが、最寄りのバス停からは坂道が続くため、何とか団地内まで路線を伸ばせないか、等々。

 フロント工業団地は、建設中も含め、あと4社が今後新たに稼働する予定だ。
 計16社との情報交換の必要性を感じた。

by koike473 | 2014-08-19 07:27 | 産業振興・雇用 | Trackback | Comments(0)  

富士市で採水し、ペットボトル成型まで作り上げる企業 大協プラス㈱さん

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 先日、大渕にある大協プラス㈱さんを訪問した。
 以前、このブログで書いた「富士市で採水しているミネラルウォーター『一富士』」を造っている会社だ。
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 社長は、私の中学の水泳部の後輩になる三津君。

 工場敷地内にある井戸と外部受入れも受注できるよう40tタンクも完備している。
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 工場内部、と言っても見えているのは製品保管スペース。倉庫部分?
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 心臓部とも言える製造ラインは別室。
 これは、ペットボトルの元になる「プリフォーム」というプラスチック原料。
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 それをこの機械でペットボトルに成型。
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 写真奥のクリーンルームで水を充填しながらペットボトル製品に仕上げる。
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 ロボットが製品を箱詰めし、送り出す。
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 隣りの棟では、宅配用(8リットル)の「ガロン容器」(と言うそうだ)のミネラルウォーターを製造するライン整備の準備が進んでいる。
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 ガロン容器用の新しい機械。
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 大協プラスさんは、もともとはプラスチック成型の企業だ。
 そのため、ペット容器のミネラルウォーター製造が一貫してできるのが強みだ。
 市内には、こうした外部の水をローリーで運び、製品に出来る体制がとれる企業はほとんどないとのこと。
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 数社のOEMも請け負っている。
 おいしい「富士市のミネラルウォーター」をバンバン売り出してほしい!

by koike473 | 2014-04-15 07:57 | 産業振興・雇用 | Trackback | Comments(0)  

フジモクさんの新しいショールーム「キト暮ラスカ」

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 22日(土)は、富士木材㈱さんが下横割の本社跡にオープンしたショールーム「キト暮ラスカ」の「おひろめの会」に出かけた。
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 前日の静岡新聞に大きく取り上げられていた。
 またその晩に同級生である川口新社長と一杯会で会い、これは楽しみだと思った。
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 カメラを忘れたので、川口社長に撮っていただいた写真で。
 ショールームは多くの方で混んでいた。
 入ってすぐは、北欧の雑貨や本の店「hausuka」。
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 吉原本町にある「sinilintu」(シニリントゥ)の出店だ。
 私は、木製の落ちついた「印鑑入れ」を購入。
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 奥に向かうと富士ヒノキをふんだんに使ったコーナーが。
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 柱や梁が美しい。
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 もちろん床も。靴下を通じて伝わる木のぬくもりと、しっとり感がいい。

 ペレットストーブも、富士ヒノキと相性がバッチリだ。
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 何日か前のブログでも書いたが、市や県も伐期を迎えた富士ヒノキの販路拡大に力を入れている。
 市内や県内はもちろん、需要拡大が見込まれる北関東方面へも販促をかける予定だ。

 富士ヒノキは、木目が詰まっていて強度が高い。
 それは、生育環境と同じこの地域で使えば、なおさらだ。

 「新築計画を考えたい」とか、「富士ヒノキって?」と思っている方、ぜひ「キト暮ラスカ」にお出かけを!

by koike473 | 2014-02-24 07:50 | 産業振興・雇用 | Trackback | Comments(2)  

富士市内で採水した初めてのミネラルウォーターペットボトル 「富士山グッズ博覧会&物産展」で

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 先週の金曜日(1月31日)は、ふじさんめっせで開かれた「富士山グッズ博覧会&物産展」(主催:静岡県、共催:富士市)に出かけた。
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 開会式であいさつする小長井市長。
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 テープカット。
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 会場内はさまざまな富士山関連商品や地元グルメがいっぱい。
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 その中に、大協プラス㈱さんのブースが。
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 社長は、私の中学校の同じ水泳部の後輩の三津君。
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 久しぶりに会ったが、ずいぶんスマートに。

 扱っている商品は「一富士」。富士山の地下水のペットボトル。
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 富士市内で採水したミネラルウォーターペットボトルとしての商品化は、初めてだそうだ。
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 これからの販売拡大を期待するとともに応援したい。

 そしてご存知、「山大園」さん。
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 いつもながら感心する手づくりの広報グッズ。今回は「富士山」そのもの。
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 木をこのように300mの等高線毎にくり抜いて、貼り合わせて造ったそうだ。
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 ベトナムで訪問し、お世話になった安藤社長(写真右)のレイホー㈱さんのブース。
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 ベトナムの日笠「ノンラー」の富士山バージョン。
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 旬の野菜等の「軽トラ市」も。
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 「ふじっぴー」も盛り上げに一役!
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 どの商品も、富士山の麓から世界に向けて拡がってほしい。

by koike473 | 2014-02-03 07:44 | 産業振興・雇用 | Trackback | Comments(0)  

同級生の植田社長が頑張る! 紙バンドの「植田産業・ベトナム」

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 今日のブログは、ベトナム視察で伺った植田産業さんのベトナム法人の報告。

 植田産業さんは、富士市依田橋に本社を置く紙バンド・紙ひも製造(紙加工)企業だ。
 米麦紙袋用、製紙枠替用(紙のカッターとして使用)、梱包用等の産業用紙バンドに加え、近年では手芸用紙バンドやその作品も製造・販売し、多くの愛好家や一般市民からも注目されている。

 そうした中、2012年にドンバン市(首都ハノイ市に隣接)に「UEDA VIETNAM CO.LTD」(「植田・ベトナム」)を設立し、2013年5月より現地操業を開始している。
 私の中学校の同級生である植田・ベトナムの植田隆泰社長にお話を伺った。
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 ベトナムに進出した理由は、大きく2つだそうだ。
(1)海外輸出の拠点形成
  ・日本及びヨーロッパとの関税利率が低い(ヨーロッパとは今後早い時期にそうなる見込み大)ベトナムに拠点工場を設けることで、海外輸出の拡大を狙える
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(2)豊富な労働力と安い人件費
  ・国民平均年齢が28.3歳で、若い労働力が確保しやすい。
  ・人件費も安く、日本の1/10以下、タイ・中国の1/3強。中でも植田産業が立地するドンバン市は、最低賃金を区域によって区分する「第3区域」に位置し、最高額の「第1区域」(ハノイ市、ホーチミン市、ハイフォン市の270万ドン/月)より安い(225万ドン/月)。


 植田・ベトナムは、首都ハノイ(人口700万人)の中心部から50km、高速道路で1時間の距離にある「ドンバン2工業団地」内にある。(植田社長は、ハノイ市内から自動車通勤)
 ドンバン2工業団地は、VIDグループ(ベトナムの銀行)が開発した3つ目の工業団地で全体面積は320ha(富士市のフロント工業団地7つ分)と、とにかく広い。
 現在40社が進出し、内27社(60%以上)が日系企業だそうだ。
 また団地内には、住友電装(従業員8,000人)、ホンダ(従業員3,000人)等の大手企業の進出も目立つ。

 植田・ベトナムは、海外輸出用紙バンド製造拠点として、2014年1月から本格稼働している(つい最近!)。
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 建屋は入札で台湾の企業が建設、製造機械は日本から持ち込んで設置・稼働しているそうだ。
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 素材であるクラフト紙は日本から輸入し、それを紙バンドに加工している。
 現在、13人のワーカー(現場作業者)が働き、年齢は18~24歳。最終的には30人程度まで増やす予定である。
 「植田・ベトナム」の建屋に隣接して、レンタル工場を同時に建設し、日本企業に貸している(のし袋等の製造メーカー。「貸し工場」だが、植田・ベトナムが従業員の確保、指導から工場運営全般を行い、相手企業の職員はいない)
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 また敷地に隣接する区画も、植田・ベトナムが既に確保しており、今後の世界情勢を見ながら次のビジネスを展開する計画らしい。
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視察しての感想は、
 ・植田社長の説明から、「海外輸出拠点形成」という明確な目的と、「人件費」をはじめとする様々なコストの安さがベトナムの魅力であることを実感!

 ・レンタル工場でも多くの従業員が働いているが、日本ではもはや成立しない「労働集約型産業」がベトナムではまだまだ成り立ち、勝負できる。「日本国内の製造業の生き残り策は?」と考えると、末恐ろしい気がする。

 ・一方で、まだ本格的な操業を開始して間もなく、従業員も若いため、「俺は君たちを自分の子供だと思って大事にするから、君たちも俺を親だと思って一生懸命働いてくれ」と言って信頼関係を築こうとしている植田社長(55歳)の姿勢に感銘を受けた!

 ・また他社でも話を伺ったが、「優秀なコンサルタント」の存在が欠かせない。安心して操業できる工業団地の紹介、初期投資を抑えた開業・営業計画の策定、労働者の確保、現地の商習慣・生活習慣の指導等、さまざまな面でベトナム進出とその後の相談・指導をバックアップできる質の高いコンサルタントを、いかに見つけるかがポイントだと感じた。

 ・視察当日は、工業団地内の日系企業の社長さん達の会議(情報交換会)があるとのことだった。全く情勢が異なる外国で企業活動を行っていく上で、同じ国(日本)の企業間連携の重要性も感じた。

と、「視察報告書」そのままですが、産業・経済のグローバル化を肌で感じたベトナム視察でした。

by koike473 | 2014-01-28 07:51 | 産業振興・雇用 | Trackback | Comments(2)  

5年ぶりの視察 富士市産業支援センター「f-Biz」

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 昨日は、所属する会派・市民クラブの有志で富士市産業支援センター「f-Biz」の視察に出かけた。
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 視察と言っても市役所から徒歩5分の市立中央図書館内だ。
 5年前の開設直後以来の訪問だ。

 今年度から始めた週末相談会、8月に起業支援を重点的に行う「f-Biz egg」(日本一大きな、夢たまご)の開設等により、相談者がより来やすくなり相談件数、起業件数が大きく増加している。
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 起業件数は、24年度が11件だったのに対し、25年度は10月末までで既に18件を数え、その全てを起業後もさまざまな面でフォローしているそうだ。
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 そのためのスタッフやアドバイザーも専門性、実績がある方々を増やし、揃えている。
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 起業は、個人での立上げが大半だが、それが年月をかけて独自の商品・製品やサービスを提供する「富士市発の企業」として育っていくのを期待したい。

 もっといろいろ書きたいのだが、時間がなくなってしまったのでここまでです。

by koike473 | 2013-11-14 07:34 | 産業振興・雇用 | Trackback | Comments(0)  

ポラテック富士さんの集成材 富士山フロント工業団地を視察

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 昨日は、所属する会派・市民クラブで「富士山フロント工業団地」への進出企業を視察した。

 富士山フロント工業団地は、平成19年から造成工事に着手し、21年9月から企業への引き渡しが始まった。
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 全体で43ha、17区画が販売され、13区画(12社)が販売済みだ。
 7工場が稼働を始めており、5工場が建設中だ。
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 昨日は、市外から進出したポラテック富士㈱㈱セキノ興産、市内から移転進出した富士木材㈱の3社を視察した。
 その中のポラテック富士さんの話。

 ポラテックは、日本で最大のプレカット=住宅建材を工場で加工する企業だ。
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 広い工場内には、大きな機械が並ぶ。
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 右側がデータを基に木材を加工するロボットで、下側が加工された柱など。
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 木材は、ほとんどが輸入材で、しかも集成材=断面が小さな木材を貼り合せて造る柱や梁だ。
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 ヒノキ等の無垢の柱と比べ、強度的にも強く、狂いが少なく、価格も安く提供できるとのこと。

 「地元の富士ヒノキの利用は?」に対しては、「できれば使いたいが、住宅購入層に『富士ヒノキ』へのこだわりがあまり感じられません。また富士ひのきを利用する際に補助金制度(30万円)があるが、工務店等に手続きの煩雑さがあるため、『それなら30万円値引きします』となりがちです。」とのことだった。
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 さらに集成材は、その周り(柱の4面)をヒノキの薄板で巻くと、外見が無垢材と変わらない。
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 これには全員から驚きの声が上がった。

 1棟分ずつ「○○邸」とラベルが貼られた製品。
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 ポラテックさんは、団地の中でも最大の計20,000坪以上の区画に進出し、3年後には残りの敷地に工場を増設する計画だそうだ。
 新しい企業進出に期待する一方、地元材の富士ヒノキの販路拡大に関する大きな課題を感じた工業団地視察だった。

by koike473 | 2013-07-12 08:17 | 産業振興・雇用 | Trackback | Comments(0)  

今回の一般質問 「市内企業の成長・先端分野参入への支援のあり方 ~医療関連産業を事例として~」

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 今回・6月議会での私の一般質問は、「市内企業の成長・先端分野参入への支援のあり方について ~医療関連産業を事例として~」をテーマに25日(火)の13:00から行うことになりました。

 今日は、この件で市外にヒアリングに出かけます。

 通告書の内容は以下の通りです。

 長文ですが、よろしかったらお目通しください。

 富士市は今まさに「衰退と発展の分岐点」に立っているとの危機意識のもと、「都市活力再生ビジョン」が取りまとめられ、本年度から3年間を計画期間として重点的な取組みが始まっている。
 中でも「戦略目標1 新しい価値を創り出すグローバル産業都市の実現」の中の取組1「『企業ニーズ発掘型』産学連携の推進」、取組2「先端・成長分野に挑戦する地場産業への支援」では、本市産業の高度化・高付加価値化の促進を目指して、これまで培ってきた技術力を活かし、環境・医療・エネルギー等の先端・成長分野に参入しようとする市内の中小企業を支援するなどの取組みが位置付けられている。

 これは、即効性が期待できる落下傘型の企業誘致とは異なり、時間は多少かかるが市内既存企業の技術力を活用した地に足がついた極めて重要な取組みであると考える。
 今回の質問では、医療関連分野に着目しながら、こうした先端・成長分野への参入支援策のあり方について考えたい。

 静岡県では、県東部地域を中心に、地域の民・産・学・官が協働して「ファルマバレープロジェクト」を推進している。
 医薬品・医療機器の生産額が全国トップレベルの静岡県の中でも、県東部地域は、従来から製薬・医療機器工場のほか、製薬企業等の研究拠点が数多く集積してきた(医療品・医療機器生産金額、従事者数とも、東部地域で県全体の7~8割を占める)。
 こうした中、平成8年に長泉町に県立静岡がんセンター建設が決定したことをきっかけに、「がんセンターを核とした医療城下町」の発想から、平成13年に富士山麓先端医療産業集積構想=ファルマバレー構想が策定された。
 平成15年には、プロジェクト推進の中核支援機関であるファルマバレーセンターが開設され、地域の企業が培ってきた優れたものづくり技術を活かし、医療健康産業へ参入するための支援等を進めている。
 さらに平成23年には県が提案した富士市を含む県東部12市町が、内閣府から「ふじのくに先端医療総合特区」の指定を受け、国による財政支援、金融支援、規制緩和の支援を活用しながら、経済効果2,200億円、雇用創出5,000人を目標に、①がん医療の飛躍的発展、②医療健康産業クラスター形成による地域企業の活性化と雇用創出を目指す取組みを進めている。

 一方富士市では、ファルマバレープロジェクトとリンクする形で、平成13年から富士市内だけでなく、県東部地域の医療関連機器、用具の製造を手掛ける事業者をはじめ、この分野への進出に意欲をもつ事業者等が一堂に会し、医療現場におけるシーズやニーズ及び技術情報等を把握し、関連用具等の開発を行うための産学官連携を基本とした交流会「富士山麓医療関連機器製造業者等交流会」(富士医交会)を静岡県中小企業団体中央会と共催で開催するなどして、勉強会、情報交換、新製品の開発支援等を進めてきた。
 このように医療関連分野においては、県内及び東部地域への産業集積や、それを活かした県や市の取組みが進められている中で、これまで以上にそれらを後押し、加速していくことが重要と考える。
 こうした中で以下質問する。

1 富士市の医療関連産業について
(1)富士市の医薬品・医療機器関連産業の従事者数、生産金額と、その県全体におけるシェア及び特徴的な分野・製品をどう把握しているか

(2)県が進めるファルマバレープロジェクトへの市内企業の参画状況と成果をどう把握しているか

2 成長・先端分野参入への支援について
(1)過去20年ほどのスパンで見た場合、市職員全体の1つの課での平均在課年数と、産業政策課(旧工業課、商工労政課工業係(担当)、工業振興室、工業振興課含む)の平均在課年数はいかがか

(2)年間400社ほど実施している市内企業訪問等から見えてくる医療関連産業及びその他の成長・先端分野参入にあたっての課題と支援策の骨子はどのように考えるか

(3)これまで以上に市職員の中で産業政策のスペシャリストを育成していくべきと考えるがいかがか

(4)医療関連産業参入支援にあたっては、ファルマバレーセンターに職員派遣を行う考えはないか

(5)医療関連製造販売業等の支社・支店・営業所などを市内に新たに賃借する企業への家賃補助を行う考えはないか

by koike473 | 2013-06-19 08:15 | 産業振興・雇用 | Trackback | Comments(0)  

紙のまちを考えるシンポジウム その2

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 今日は、昨日に続き「紙のまちを考えるシンポジウム」の後半に行われたパネルディスカッションの報告。

 パネラーには、さまざまな分野から5名の方に参加いただいた。
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 町内会連合会会長の杉山さんからは、町内会連合会として再生紙トイレットペーパーの使用・普及に努める議会決議を求める署名活動に、現段階で77,600名からの署名があったことが報告された。
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 また、高齢化が進む一方、無料回収ボックスが増加する中で、古紙回収方法について市全体で今後の在り方を考えるべきではとの提案があった。

 富士市環境アドバイザーで紙パルプ技術にも精通している壽(としなが)さんからは、人口減少、ペーパーレス化等が進み、紙全体の使用量が確実に減る中でも、トイレットペーパー等の家庭紙は横ばい傾向が続く。
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 そんな中でも、富士市のトイレットペーパーは、どの企業のものでも一定水準以上の品質を持つことで「メイド・イン・富士」を広められる。

 富士芸術村村長で彫刻家の漆畑さんからは、紙の生産や経済に加え、「紙のまち」をPRするには紙を活かした文化・芸術面からの情報発信が必要ではないか。
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 今年10月に開催される「紙フェア」に合わせて開催を予定している5回目となった「紙のアートフェスティバル」の紹介もあった。

 信栄製紙の佐野さんからは、基調講演に続き、まだ燃えるゴミとして出されている古紙が相当ある。
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 「ミックスペーパー」をきめ細かく回収することにより、川崎市ではゴミ焼却炉の新規更新をせずに済んでいる事例報告があった。

 消費者代表の立場で参加された田中さんからは、回収された古紙の一部が海外へ輸出されていると聞くが、それは腑に落ちない。必ず地域で回るようなしくみができないか。
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 そしてこのような「紙のまち・富士市」のあり方を、それぞれがバラバラでなく、行政や事業者、市民が「一本の矢」になって考え、行動していくべきではないか。

 改めていろいろな視点があることを感じた。
 と同時に、この「紙のまち」については、最後に田中さんがおっしゃったように富士市が「一本の矢」になって考え、取り組むことが今必要だと思う。

by koike473 | 2013-05-24 08:14 | 産業振興・雇用 | Trackback | Comments(0)  

紙のまちを考えるシンポジウム その1

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 昨夜は、「紙のまちを考える会」が主催する「紙のまちを考えるシンポジウム パート2 ~地域経済の主流・製紙産業の発展を願って~」が行われた。
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 会場は、ロゼシアターの会議室。
 80名の会場が埋まった。

 最初は、信栄製紙執行役員の佐野さんから「再生家庭紙と循環型社会 富士市の製紙産業」と題した基調講演が。
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 トイレットペーパー生産日本一の富士市の地場産業としての「再生家庭紙」の歴史や特性、自社のゼロエミッションへの取り組み等を紹介。
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 そしていくつかの提案が。
 まずは企業の自助努力。
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 「製紙で働くことに誇りを持てるように」…「5Kの払拭」は新鮮だった。

 生産合理化のために、複数の企業間における工程の再編、グループ化。
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 そしてそれらを進めるには、行政の強力なバックアップが必要だとのこと。
 自社が10年前に進出した川崎工場と川崎市の例を紹介しながら説明。
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 納得するとともに、富士市の姿勢はどうだろうか?と考える。

 パネルディスカッションの報告は、また後日ということで。

by koike473 | 2013-05-23 07:38 | 産業振興・雇用 | Trackback | Comments(0)