カテゴリ:まちづくり・都市計画( 103 )

 

合併の話

 今日は午前中、第6回富士市・富士川町合併協議会がロゼシアターで開かれた。
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 回を重ねるごとに協議事項は、産業、教育、消防、下水道など、だんだんと具体的かつ生活に密着したテーマが増えてきた。
 しかし、富士市、富士川町とも、今日の「協議会」を開催する前に、議会の特別委員会などで、全く同じテーマについてそれぞれ事前協議をしてきている(?)。そのため、どのテーマも、ほとんどが委員からの「意義な~し」の声で、次のテーマに進んでいく。
 だが、最後の「その他」のところで、富士川町側の委員から手が上がった。
 前回、保留になった「富士川町に地域審議会を設置するかどうか」についての件だ。
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 富士市の体制にその多くを合わせなければならない富士川町にとってみれば不安は大きい。 その不安を解消するとともに、新市の運営に関し富士川側から審議、意見を提出する機関として、合併後5~10年間「地域審議会」を設置するかどうかというものだ。
 前回、「富士市で小学校区ごとに設置している『まちづくり推進会議』を富士川町でも設置し、それで対応してはどうか?」との富士市側からの投掛けに、かなり強硬に反対、というより「『まちづくり推進会議』とは別に、是非、審議会を設置してほしい」と訴えていた富士川町側だったので、今回は誰もがそれについて注目していたはずだ。

 しかし、今日のこの件に関する協議は、あまりにあっけなく(?)まとまってしまった。
 富士川町側では、事前にこの件について町内関係者で協議をし、提案を発表した。
 「地域審議会にはこだわらない。ただし、合併後は、2地区(富士川、松野)合同の懇談会を年1回以上の割合で、定期的に開催してほしい」というものだった。
 富士川町側にしてみれば、「名より実を取ろう」というところだろうか。「2地区合同であること」と「1回以上」がポイントだろう。50年近くかけて築いてきた現在の富士川町の地域性を維持しつつ、まちづくりを進めるとともに、スムースに富士市に編入していくことが求められている。
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 懇談会形式で行うにしても、住民の皆さんの不安が残る限り、回数や期間にはこだわらず開催する必要があるだろう。また、他の方法が良い場合には、柔軟に変更するなど、「不安払拭」を念頭に、臨機応変に対応していくことが必要だと思う。

by koike473 | 2007-08-30 01:37 | まちづくり・都市計画 | Trackback | Comments(0)  

第5回合併協議会

 今日は午後から「第5回富士市・富士川町合併協議会」の傍聴に、富士川町中央公民館に出かけた。
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 今回のポイントは、前回から懸案になっている「富士川町に『地域審議会』を設置するかどうか」について。「地域審議会」とは、「合併に対する住民の懸念や不安を解消するために、旧市町村単位(この場合は富士川町)に係る事務に関し、首長の諮問に応じて審議し、意見を述べる検討会」だ。
 富士川町は、富士市に編入される側で、今の体制を変え、富士市の体制に合わせなければならない点がたくさんあると思っているからいろいろ不安だ。今日の傍聴席がほぼ満席に埋まったことからもわかる。
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 しかし富士市側は、小学校区単位に設立されている「まちづくり推進会議」が、より多くの住民の皆さんの声を拾い上げ、総合計画の策定や市長行政懇談会の場面で地区のまちづくりについて提案できる。だから富士川町も「地域審議会」でなく、早くこの「まちづくり推進会議」を立ち上げ、機能させるようにした方が良い、との意見。
 しかし聞いていると、
 ①「地域審議会」は「富士川町に関する事務」、つまり個々の行政サービスのあり方に関する不安を解消することが目的であるのに対し、「まちづくり推進会議」は「総合計画への提言と、善得寺まつり(今泉)などの自主的な地域文化活動の振興」が目的で、そもそも同列に捉えることができないのでは?
②編入される富士川町が不安に思っていること(行政サービスの変化)を具体的に例示し、その対応方法を考えない限り、同じ土俵で議論できないのでは?
と思う。
 また、最後の協議事項となったのが「都市計画」。今まで富士川町では、優良農地以外は、町内どこでも基本的に家を建てることができたが、これから合併し富士市に合わせると、自分が持っている土地でも家を建てられない場所が随分増えることになる。「どうして俺の土地なのに家を建てられないんだよ!」と、かなりの混乱が予想される。でもこれは計画的なまちづくりを進める上では必要なことであり、説明し、理解いただく必要がある。
 しかし、この件については、富士市、富士川町側からも特に意見は出ずに終わってしまった。

 私の結論は、富士市が主張する「まちづくり推進会議」は富士川町でも立ち上げていただくが、都市計画や他の事務(保健・福祉など)で、サービス体制が変わることで混乱や不安が懸念される部門については、期間を区切った形ででも、細やかな説明や対応ができる「富士川支所」を設けるべきだと思う。

 でも本当に、具体的な話をしていかないと、いつまで経っても議論は噛み合わない!
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会場の中央公民館から見る旧国1富士川橋

by koike473 | 2007-07-19 21:42 | まちづくり・都市計画 | Trackback | Comments(0)  

久々のルート

 今日は、加入している組合の総会があり、国1バイパスで静岡市清水区まで往復。
 久しぶりに通るかつての通勤ルートで見た3つの風景。
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 まずは田子の浦港の旧カーフェリー埠頭。台風で港に流れ着いた大量の水草やゴミの回収作業。昨日、新潟で大きな地震があったが、予想される東海大地震の際には、想像もつかない大量の「地震ゴミ」が各港に流れ着くだろうと、以前富士常葉大環境防災学部の松田教授が言っていた。そのためにも、港湾は十分な規模のバックヤードが必要だが・・・。後背地が少ない田子の浦港は、こんな面からも心配だ。
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 2つ目は、旭化成社宅跡地に建設が進む「イオン富士南SC」。新聞報道では店舗面積は16,300㎡。見た感じでは、幅200m×横40m×総2階=16,000㎡ってとこか?それにしてもでかい。感覚的には、吉原本町の商店街がまるまる入ってしまいそうだ。国道1号の通過車両もターゲットにするだろうが、市内の既存商店街はとてつもないダメージを受けそうだ。「消費者は魅力ある方に行くさ」、「クルマで行けばすぐだもの」、「商店街は何の努力もしないであぐらをかいているからダメさ」。いろいろな声が聞こえてくる。どれも当たっている部分が大きいだろう。
 しかし一方で、市が目指す「コンパクトシティ」とは何だろう。富士、吉原、青葉通り、新富士駅周辺と、中核がないままに続けている「拡大ではなく拡散」のまちづくりが更に続く。秋にはこのイオンSCがオープンする。
吉 原、富士のかつての中心市街地を、富士市は、富士市民はどうするのか?またここの商店主の皆さんはどう考え、どうするのか?私も責任を持って考え、行動しなければ。
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 3つ目は、富士市らしい(?)エントツの写真。今日は湿気が多いからなお更だが、「こんな街には誰も住みたいとは思わないだろうな」と思うと、どっと力が抜けた。「おい、市会議員、どうする!」

by koike473 | 2007-07-17 23:29 | まちづくり・都市計画 | Trackback | Comments(0)