カテゴリ:公共交通・自転車( 48 )

 

「岳鉄イカシ隊」のワークショップと市長への要望書提出

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 昨日は、市民有志により岳南鉄道の運行存続を応援する組織「岳鉄イカシ隊」のワークショップと、市長への要望書提出が行われた。

 この岳鉄イカシ隊は、昨年12月中旬の富士市公共交通協議会で、岳南鉄道から運行継続が困難と申し出がなされたことを知った市民の皆さんが、暮れに急遽組織したものだ。
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 私も会員になった。
 そして昨日までに会員数は100名を超え、第2回目の会合が実際に岳鉄に乗って考えようということで行われた。
 平日の午後ということで参加者は20数名だった。
 簡単な打合せの後、吉原本町駅に移動する。
 マスコミの皆さんも数社が取材で同行した。
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 本町駅の柱は古いドイツ製のレールを使っているとの説明が。
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 知らなかった。確かにレールの断面だ!
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 車内では、岳鉄職員の方からさまざまな説明が。
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 富士市の製紙産業を担ってきた。
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 引込み線がいくつもある。しかしこの貨物輸送も3月で終了する。
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 比奈駅では、機関車が貨車を引き行う「入替え」を見学。
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 平日だが、全国から鉄道マニアの皆さんが撮影などに訪れている。
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 富士岡駅では、「富士山の日」のプレートをつけた記念列車?に乗り換え。
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 終点の江尾駅。開通当初、沼津方面まで結ぼうという計画もあったようだが。
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 駅名の字が歴史を感じさせる。
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 こうやって写真を見ると、「貨物」(3月で廃止)、「ノスタルジー」、「鉄ちゃん」(マニア)のようなイメージが強く、鉄道本来の旅客運輸は?と思う。
 しかし、江尾駅からの帰りは、再び吉原本町駅に向かったが、車内は小さな子どもを連れたお母さんや高齢者が結構乗っていて、1日2,100名の乗降客がいることも実感した。

 そして再び市民活動センターに集まり、参加者の意見を集約し、事前に作った市長への要望書を確認。
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 その後、市役所に市長を訪ね、要望書を提出。
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 市長は、「皆さんのこうした動きをきっかけに、市民全体で公共交通のあり方を考えていただきたい」とした上で、公的支援のあり方については「まだ検討が必要」ということで慎重な姿勢だった。

 私は、岳南鉄道のあの路線は、富士市の今後の公共交通網を形成する上でなくてはならない幹線だと思う。
 「岳鉄は市の東部の人しか利用しない」、「車があれば充分」という意見も聞く。
 しかし、今後目指す集約型都市構造=コンパクトシティの中心となる「まちなか」へのアクセス、そして吉原駅でのJRとの接続を考えれば、市全体の骨格を形成する路線であり、それがなければネットワークは成立しない。

 今回の岳鉄の危機問題を、改めて市民、議会、行政が今後の富士市の将来像とそこに必要な公共交通のあり方を考えるきっかけにしなければと思う。
 本年度から24年度は、一気に煮詰めなければいけないし、少なくともその間に岳鉄の運行がストップしないような方策が必要だ。
 議会としても岳鉄の経営状況等を確認した上で、24年度の予算措置について議論しなければと思う。

by koike473 | 2012-01-11 08:20 | 公共交通・自転車 | Trackback | Comments(0)  

岳南鉄道から「運行継続困難の申し出」と「じゃあ、富士市、富士市民はどうする?」

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 土曜日はこのブログを書かないことが多いが、今日はやはり書かなくては。

 昨日、市の公共交通協議会が開かれ、岳南鉄道から「運行継続困難の申し出」についての説明があり、傍聴した。
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 既に、夕べのニュース(私は直接見なかったが、テレビ局が数社取材に入っていた)や今日の朝刊でも報道されている。
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 資料として示された輸送量の推移等を見れば、経営が非常に厳しくなっているだろうことは一目瞭然だ。
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 更に貨物輸送休止が追い討ちをかけ、ダメを押すような形になりつつある。
 社長さんの説明を聞けば、利用客確保の営業、職員の削減、数々のイベント、不動産事業収益からの赤字補填等、打てる限りの手は打ってきたと感じる。
 平成15年頃からは、毎年1%ずつ旅客数が増えている。これは全国でもまれなケースだそうだ。
 だが、車両や線路、橋梁、駅舎等の施設保有に関する経費が全体コストの約45%を占めるのが大きな負担だ。
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 「もう限界です。鉄道は無理です」。正直なところだと思う。

 しかし協議会で発言した委員の全員が「何とか存続を!」との意見だった。

 ではどうしたらいいのだろう?
 協議会では何名かの委員から「公共負担」という言葉が出たが、その前に確認しなければならないことがあると思う。
 利用する側の市民がどう考えるかだ。
 協議会の中に専門の鉄道分科会を設け検討することになったが、それに平行して市民の側がどう考え、動くかが必要ではないだろうか?
 市民が「いろいろ考えたけど、やっぱり必要ないよ」となれば、公共負担は無駄になりかねない。
 富士市の市民力、総合力が試される場面だと思う。

 一方、利用客が減少しているとは言っても、1日に2,100人が乗っている。
 これは現在11路線(デマンドタクシー含む)走っているコミュニティバス1日400人の5倍以上だ。
 この固定客とも言える2,100人の内訳はどうなっているのだろうか?
 そのあたりを明らかにして、現状のニーズ、これからの考えられるニーズを掘り起こすことも重要ではないだろうか?

 議員、議会も評論家のようなことは言っていられない。

by koike473 | 2011-12-17 07:54 | 公共交通・自転車 | Trackback | Comments(0)  

「うるおい」・・・乗って育てるコミュニティバス

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 今日は、少し前になるが4日(木)に乗ったコミュニティバス「うるおい」の話。
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 この日は、年に一度開かれる私の大学の出身学科の富士市の同窓会。
 と言っても、小さな学科なので富士市関係者は3名しかいないが。
 会場は、富士駅前の「山海」で、吉原中央駅から初体験の「うるおい」(16:50発)に乗車した。
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 うるおいは、吉原中央駅から南に向い、私が生まれた荒田島、津田、そして今年初めに閉店してしまった旧アパッチを通り、名前の由来となっている潤井川の「うるおい橋」を渡る。
 その後、藤間、蓼原を通り、JR富士駅に到着するルートだ。
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 公共交通の「空白地域」だったこのエリアで、1乗車200円の均一料金で昨年11月から2年間の実証運行としてスタートしたものだ(富士市のホームページ参照)。
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 定員10人のジャンボタクシータイプで、後部座席は車椅子用だ。
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 中央駅から乗ったのは、津田に住む女性と私の2名。
 話を聞くと「これまでは国道(旧国道1号)まで出ないとバスに乗れなかったけど、これができて良かったですよ」とのこと。

 ルートは、地元の皆さん方が検討し、病院などを細かく回るようになっている。
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 17時過ぎに津田から乗った若い女性は、「家が松岡で、これまでは自家用車で会社に来ていたけど、うるおいが通ってから、毎日これで通勤しています」とのこと。
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 うるおい橋。名前に込められたように?旧吉原地区と旧富士地区を結ぶこの橋のようなバスになるといいが。
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 藤間では、中学生が乗ってきた。アンケート調査に協力するため、自分の登録番号を持っているそうだ。
 そして「湯らぎの里」にもバス停が。
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 ここから乗った女性は「月に1回ほど『湯らぎの里』に来るけど、いつもうるおいを使っています」とのこと。

 夕方の混んだ時間帯だったので少し時間はかかったが、富士駅に到着。
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 この便は、私を含め計5人の乗車だった。
 以前、津田・荒田島地区で私の同級生有志が中心になり「井戸端会議」ワークショップを行った際、何人かの方から「バスがほしい」との意見があった。
 地域の皆さんの意見をルートに反映させた「うるおい」が通るようになった。
 しかし1便5人では、経営が成り立たないのは誰の目にも明らかだ。
 何かの時の「保険」的なバスでは、税金の垂れ流しになってしまう。

 私も10ヶ月にして初乗車だったので大きい声で言えた義理ではないが、特に津田・荒田島の皆さん、藤間・蓼原の皆さん、声を掛け合って「うるおい」に乗りましょう!
 「乗って育てるコミュニティバス」ですよね!

by koike473 | 2011-08-11 08:20 | 公共交通・自転車 | Trackback | Comments(2)  

「岳鉄と公共交通」と議員間の自由討議

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 昨日は、議会で建設水道委員会を傍聴した。
 陳情1件の審査だったが、議会基本条例で目指す「議員間の活発な討議」に向け、さまざまな課題を感じた時間だった。

 陳情は、「岳南鉄道株式会社の『貨物輸送継続』に関する陳情」だ。

 陳情の趣旨は、JR貨物から来春以降の貨物輸送の休止通告を受けているが、貨物輸送は岳鉄の売上げの4割を占め、そうした中での休止に伴うトラック輸送等への切り替えは、交通渋滞、CO2排出量の増加、物流のオンレール化促進への逆行となる。
 議会として休止通告の撤回をもとめる要請を議決してほしいというものだ。

 議員間で討議、議論をするためには、「議論のための材料=情報」が必要だ。
 しかし、陳情書の文面からだけでは情報が十分ではない。

 今回は、同様の陳情が行政当局にも出され、当局側の見解も示された。
 そうした中では、同席した公共交通を専門とする部署に、情報を参考的に聴くことも可能だった。

 また、「陳情者からの申し出」として、より詳しく意見を聴くこともできたのではと思う(これも議会基本条例で位置付けたことだ)。

 改めて、議員間の活発な討議の「言うは易し、だが実行は・・・」を感じた。
 こうしたことを検証しながら、一歩一歩進んでいかなければと思う。

 ところで、この陳情に関連し、鉄道ファンの「まちの駅」関係者の方から「岳鉄ジャズトレイン」のご案内をいただいた。
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 「A列車の時間帯(18:00出発)だったら、電車の中から貨物輸送の現場の様子もよく見ることができます。ぜひ多くの方に楽しむとともに、見て考えていただければ」とのこと。

 岳鉄のこと、公共交通のこと、みんなで考えませんか?

by koike473 | 2011-06-23 07:29 | 公共交通・自転車 | Trackback | Comments(0)  

富士市自転車利用総合計画(案)とパブリックコメント

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 富士市では、行政を進めるにあたり、その分野ごとに中長期的な行政計画=マスタープランをつくり、それに基づき個々の事業に取り組む。
 私は、3年前の9月議会で、「自転車マスタープラン(基本計画)」の策定を提案した。
 議員になり、交通渋滞、環境問題、メタボ対策、細かな街の課題把握などの考えで、自分自身が自転車(と言っても、そのスジの人に言わせれば「電動アシスト自転車は邪道だ」と言われるが)に乗るようになり、自転車の重要性に気付いたからだ。

 そして現在、行政当局が「富士市自転車利用総合計画(案)」を策定し、パブリックコメント(基本的な政策策定にあたり、事前に政策案を公表し、それに関し市民等の皆様からいただく意見)を募集している。
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 「『自転車』を活用したまちづくりを戦略的にスタートさせ、『人にも環境にもやさしいまち』を目指すための基本計画」という位置付けで、「自転車の適正な利用を促進し、安心・安全で快適な移動を実現すること」を目的としている。
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 計画達成のスピード感を重視し、重点的かつ効率的な取組みを展開するために、整備対象区域はいわゆる「まちなか」エリアで、計画期間は平成23年度から29年度までの7年間としている。
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 エリアを絞り込んだとは言え、これはかなりのスピードだ。
 内容的にも、かなり「突っ込んだ」ものが多く、様々な関連機関が参加した検討段階では、相当のやりとりがあっただろうと想像される。
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 現在、パブリックコメントを募集している計画案は6つあるが、この自転車利用総合計画はもっとも見やすく、わかりやすい。
 何と言っても圧倒的にうすい。全部で33ページだ。しかも写真や図が多くとっつきやすい。
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 写真を見ていて、自分の運転マナーの悪さに反省しきりだ。

 皆様も、正月休みにこの「自転車利用総合計画」をごらんになり、意見や感想がありましたら是非市役所まで提出いただければと思います。
 変な言い方ですが、パブリックコメントの「入門」にぴったりの案件です。
 私自身は、具体的な自転車道等の整備にあたっては、整備目標水準の1つとして「買い物カゴにタマゴを入れても割れないような段差がない整備」を是非掲げて欲しいと思うのですが。
 それと、・・・。(いろいろあると思います。皆さんにも是非考えていただければと思います)

 ちなみに、今年の私のブログは今回を持って最終回とさせていただきます。
 例年より早いのですが、来年4月に次期選挙があるので、その準備のためです。ご理解下さい。
 休み中は、こんな格好で後援会員の皆様のお宅を訪問しています。
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 見かけたら、お気軽に声をかけていただければ幸いです。
 それでは、素敵な「クリスマス」と「良い年」をお迎えください。

by koike473 | 2010-12-24 08:22 | 公共交通・自転車 | Trackback | Comments(4)  

自転車専用レーンがずいぶん前からある?街・宮崎市

 今日は、先週視察で訪問した宮崎市の話。
 視察の目的は「地域コミュニティ税」についてだが、今日は市内を歩いていて目に付いた自転車専用レーンの報告。

 宮崎市役所の前の大きな通り「橘通り」。
 ここは、歩道と車道の間に、しっかりした自転車専用レーンが設けられている。
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 電線地中化のための共同溝が地下に設けられているようだ。
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 インターロッキングでは自転車の乗り心地はあまり良くないのでは?と思うが。
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 最初から計画的に自転車道だったのか、それとも広い歩道の車道側をそうしたのか?
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 市民の皆さんは、こうやってバス停付近に自転車を停め、バスに乗り換える?
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 よく見ると、ここは「買い物客用駐輪スペース」。
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 こんなふうに自動車が駐停車するとちょっと困る。
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 こちらは泊まったホテルの前の色分けされた自転車レーン。
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 宮崎駅に通じる通りは、歩道がとても広く、歩道の中央が自転車レーン。事故はないのだろうか?
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 富士市でも青葉通りの歩道部分を使い、市内で初めての自転車専用レーンがこれから整備される予定だ。
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 写真を撮りに行き改めて思ったが、区間区間によって歩道部分の植栽や車の進入スペースの有無等が異なっている。
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 どのように工夫されるのか楽しみだ。
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 最後は、宮崎で目に付いた以下の2枚を。
 知事はどこにでも登場!
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 焼酎飲み放題で何と500円!!
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by koike473 | 2010-02-05 00:10 | 公共交通・自転車 | Trackback | Comments(0)  

DMVを考えるタウンミーティング その2 (幹線+枝線)を担う公共交通

 昨日の続きで、タウンミーティング「DMVが走る? ~DMVは公共交通の基軸になりうるか?~」の話。
 今日は、目指すべき都市像「富士市型コンパクトシティ」を実現するための交通体系について。

 さまざまな交通手段とそれを組み合わせた交通体系が考えられるが、骨格としてまず考えなければならないのが市外との玄関口となるJRの鉄道駅をつなぐ市内の幹線ルートだ。
 富士市は残念ながら?隣の沼津市のように1つの駅(沼津駅)を中心に都市が形成されているわけではないので、吉原市街地、市役所等がある青葉通り、富士市街地と複数のJR駅が必ず結ばれる必要がある。
このルート沿線がコンパクトシティの様々な都市機能が集積する「まちなか」に相当する。
 多くの市民は、この「まちなか」とその周辺部に生活している。
 そして少なくとも、周辺部からは、誰でもがこの幹線ルートまで行ける枝線ルートが必要だ。
 今後、急速に進む高齢社会の中では、このような「幹線+複数の枝線」を確実に形成し、都市内の足を確保しなければならない。
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 左側が「幹線+枝線」のイメージ。

 そこでこの幹線の役を担うのがDMVであり、枝線を各種のバスが担うのが現在の公共交通計画の骨格だ。

 と、ずらずら書いてきたがそれには訳がある。
 タウンミーティングの中では、「輸送力が低いDMVでなく、もっとまめに細かくバスを巡廻させた方が安いし、多くの人が利用する」という意見が何人かから出された。
 しかし本当にそうだろうか?
 これまでの路線バスも、そして現在走らせている各種のコミュニティバスなども、いずれも利用は非常に低調だ。
 乗らない理由を聞くと、多くの人が「本数が少ない」(頻度)、「自分の家の近くを通らない」(ルート)、「時間どおりに来ない」(定時性)、「料金が高い」(値段)などだ。
 では、こうした課題をクリアするには「いつでも、どこへでも、早く、そして安く」がキーワードだ。
 それは「市民一人ひとりが低料金のタクシーを利用できるようにする」ことだ。
 つまり通常のタクシーとの差額分は、「税金を突っ込め」と言うことではないだろうか。
 このコストはどの位になるだろう。
 到底それはできない。

 私は、誰もが最高のサービス(上述した低料金のタクシーを使うようなこと)は無理でも、何とか幹線ルートまで行けば、誰もが安心して市内の拠点まで乗り換えなしで移動できるという一定のサービスを提供することを基本にすべきだと思う。
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 DMVの事業費(北ルート案)は、初期費用(インフラ整備等)で70.1億円、運営費で5.6億円/年(内1.7億円は市が負担)と算出されている。
 富士市の本年度(21年度)当初予算では、比較するために道路整備費、道路維持費を見ると、初期費用に相当する道路整備費に21.4億円、運営費の市負担に相当する道路維持費に9.4億円使っている。
 (DMVも道路整備も相当の国・県支出金(=補助金)が見込まれるが、その違いはここでは比較していない)
 DMVのインフラ整備にはかなりの年数がかかり、いきなり初年度に70億円かかるわけではない。
 乱暴な言い方だが、道路整備を多少遅らせても、幹線ルートを整備・供用することは重要だと思うのだが。
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 もちろんDMVに代わり、富士市に見合ったもっと安く確実に運行できる交通手段があれば、それに代えていけばいいことは言うまでもない。

 今日もまた、こんな時間になってしまった。
 とりあえず、タウンミーティングの話はここまでです。

by koike473 | 2010-02-03 01:57 | 公共交通・自転車 | Trackback | Comments(6)  

一般質問 電動アシスト自転車購入補助制度の提案

 現在開会中の9月定例議会も、行政当局から提案された議案の審議は、昨日までの各常任委員会での審議が終わった。
 明日10/2からは、議員一人ひとりが市長に対して質疑・提案を行う「一般質問」が始まる。

 今回は計23人が質問通告した。
 今日、議会運営委員会が開かれ、その場で一般質問の日程が決まり、6番目に通告した私は、10月5日(月)の13:00~14:00となった。

 今回、私は以下の2項目について質問する。
  1 「電動アシスト自転車購入補助制度の導入について」
  2 「コンベンションの振興について」
だ。

 今日は、1の「電動アシスト自転車購入補助制度の導入について」のお知らせ。

 私は現在、標高約50mの今泉・駿河台に住んでいる。
 毎日、市役所や市内を移動するが、1年半前から「電動アシスト自転車・PAS」を使っている。
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 大変調子がいい。
 一応、「環境派」の議員のつもりなので、当初、普通の自転車での通勤にも取り組んだ。行きは下りだからいいが、帰りの坂道は大変だ。結局それが大きな「バリア」となり、やめてしまった。
 ところが、電動アシスト自転車は、坂や強風という自転車にとってのバリアを難なく乗り越えさせてくれる。
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 私のような傾斜地に住む人、あるいは足、腰が弱い高齢者の方々を始め、誰もが自転車をスムースに乗りこなすことができるという意味では、自転車という移動・交通手段のユニバーサルデザイン化を可能にしている。
 つまり、「環境」、「健康」、「交通渋滞」、そして「財布」にやさしい自転車を、大半の人が使えるようにしたのが電動アシスト自転車だと思っている。
 (まだ、電動アシスト自転車に乗ったことがない人は、是非、私の自転車でよければ試乗してみてください。アッと驚きます)
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 電動アシスト自転車を製造しているメーカーと特徴(「週刊ダイヤモンド 9/26号」より転写・引用)

 そして今、世の中は「自転車が熱い!」。一石三鳥、四鳥にもなる自転車が大きなブームなのだ。
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 「自転車」を40ページぶち抜きで特集した「週刊ダイヤモンド 9/26号」。(同号より転写・引用 週刊ダイヤモンドは、創刊95年の老舗経済雑誌です!)

 そんな考えから、以下のような質問通告を行った。(長文ですが、お読みいただければ幸いです)


 富士市は、市街地が低密度に拡散し、日常の移動手段として自動車に大きく依存したまちの構造となっている。
 しかし、今後の人口減少・高齢化の進展や地球環境問題への対応等を考えた場合、集約型の都市構造、つまり市長が常々言っている「コンパクトシティ」への再編を計画的に確実に進めるべきであり、そのためには過度に自動車に依存せず、徒歩や自転車、公共交通など、さまざまな交通手段で安全・安心に移動できるような取組みが求められると考える。
 ところで、我々富士市民が、最も日常的に自動車を使うのが通勤である。この結果、朝夕を中心に市内各所で交通渋滞が発生し、交通事故、中でも高齢者の交通事故発生件数が近年大きく増加している。
 また、渋滞時に大量に排出されるCO2等による環境面への影響も大きな問題である。
 こうした中、全国各地で自転車や公共交通へのシフト、自動車の相乗り等を中心とした「エコ通勤」への取組みが広がっている。
 「富士市環境基本計画」改定にあたり、本年7月に実施した市内企業へのアンケート調査の中で、「環境配慮のための具体的な対策」を聞いている。
 計29の対策事例の中で、「従業員のエコ通勤の推進」は、「既に実施している」割合が13.4%で、29対策中24番目と取組み割合順位は低い。一方、「今後取り組む予定」としている割合は32.8%と29対策中2番目に高く、相当数の企業の取組みへの意向が伺われる。
 私は、富士市においては、現在取り組んでいるバス等の公共交通活用策はもちろんだが、比較的短距離の通勤の際には、自転車を中心とするエコ通勤の取組みが現実的、効果的であると考える。
 一方自転車は、通勤だけでなく、身近な買い物、移動等にも便利な乗り物である。
 しかし、富士市は地形的な特徴から、市街地から少し北に向かうと富士山の傾斜地が続く。また平坦地であっても風が強い場合や高齢者の方にとっては乗りにくいなど、自転車の使いにくさも指摘される。
 だが、近年全国的に普及が進む電動アシスト自転車であれば、そうしたハンデを比較的容易に乗り越えることができると考える。
 こうした中で以下の3点について質問する。
 1 これからのまちづくりとその中での自転車交通施策のあり方をどう考え、進めるか

 2 市内企業・団体等も巻き込みながら、自転車を中心としたエコ通勤を促進すべきと考えるがいかがか

 3 市内の通勤、買い物等、身近な移動に多くの人が自転車を利用しやすくなるよう、電動アシスト自転車購入補助制度を導入すべきと考えるがいかがか

 どんな結末になるかは、皆さん、お楽しみに!
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 「週刊ダイヤモンド 9/26号」より転写・引用

by koike473 | 2009-10-01 23:38 | 公共交通・自転車 | Trackback | Comments(2)  

8月下旬の中央図書館と自転車

 今日は、午前はごみ処理施設建設特別委員会、午後は議会改革検討委員会があり、さらに夕方別の打ち合わせが入っていた。
 ごみ処理施設建設特別委員会は多くの傍聴の皆さんが訪れ、いつもながら緊張するし、体力がいる。
 2時間以上審議を行い、終わった瞬間、どっと力が抜けた感じだった。
 審議内容は、新聞各紙に掲載されると思うのでそちらで。

 議会改革検討委員会の後、少し時間が空いたので中央図書館へ出かけた。
 もちろん愛車PASで。
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 図書館に着くと、駐輪場に入れきれず、自転車があちらこちらに並べられている。
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 自転車整理員のおじさんがうまく誘導しながらだが、それでもどんどん自転車が増えていく。
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 「宿題の追い込みが近づいた8月も下旬らしい景色だな」などと最初は思った。
 しかしよくよく考えてみると、こうした景色から、改めて「交通手段としての自転車」の評価とその広がりについて考えるべきだと感じた。

 中高生はこうやって夏の暑い日でも自転車で市内を日々移動している。
 中高生は、自転車しか乗れないから自転車に乗るが、自動車に乗る大人も、近場の移動ではもっと自転車を使うようにした方が良い。
 韓国では、国をあげて「自転車は一石六鳥」という言い方で自転車利用促進の動きが大きくなっているようだ。
 六鳥とは
  ・健康に良い
  ・交通渋滞の解消
  ・駐車難の解消
  ・エネルギー節約
  ・二酸化炭素(CO2)排出の削減
  ・大気汚染の改善
のことだ。
 日本でも、そして富士市でもまさしくその通りだと思うし、もう「一鳥」つまりお金がかからないという経済的な点も大きなメリットだ。

 しかしこう言うと、「こんな暑い夏じゃあ、向かい風の中をこげば汗びっしょりだ」、「富士は、ちっと北に行くと坂になるから自転車は無理だよ」という意見が聞こえてくる。

 だが、電動アシスト自転車ならかなりの坂でもラクラクだ。
 また、平地でも動き出しが非常にスムース(こぐ力が要らない)だ。
 私は駿河台(今泉)の高台・・・標高で言えば約50mのところに住んでいるが、電動アシスト自転車なら苦もなく上ることができる。

 CO2排出量で比べると、走行1kmあたり自動車(ガソリン車)が約230g、原付バイクが約77gに対し、電動アシスト自転車は約1g、つまり充電する電気の発電の際の1gだけだ。

 そんなことを考えていたら、昨日の夕刊の新聞記事を思い出した。
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 「自転車重点都市選定へ」だ。
 富士市がいきなりこのような都市になれるとは思わない。

 しかし、時間はかかるが、少しずつでも、確実に「徒歩や自転車で移動できるまち」、つまり「コンパクトシティ」にしていかなければ、この「間延びしきったまち」のままでは永く持たせることはできないと思う。

 そうした意味では、「市内通勤では自動車から自転車へシフトを!」、「自転車は誰もが乗りやすい電動アシスト自転車を!」が、自転車利用促進のポイントだと私は思うのだが。

by koike473 | 2009-08-25 23:40 | 公共交通・自転車 | Trackback | Comments(4)  

地球温暖化と「自転車生活のススメ」

 4日(土)は、「富士市STOP温暖化地域協議会」の年次総会がフィランセであった。
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 この協議会は昨年設立され、私は個人会員として参加している。
 「温暖化防止」がテーマだから、当然、自転車(電動アシスト自転車 PAS)で出かけた。

 今年から、所属するNPO法人ふじ環境倶楽部の渡井代表が、この協議会の理事として参画することもあり、興味を持って出かけた。
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 また、ふじ環境倶楽部のメンバーでもある元・富士市議会議員の鈴木澄美さんが、従来からの副会長に加え、事務局長を兼任することになった。
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 本年度の事業計画の中では「簡易ごみ計り」の製作が目を引いた。
 「環境家計簿」普及にあたり、家庭で出るゴミの重さを計るための「天秤計り」だ。
 アルミの棒とペットボトル(水を入れて重りにする)を組み合わせて、50本製作するとのことだ。
 私も、7~8年前に「スマートファミリー」の試行(?)だかに登録し、半年間ほど、自宅から燃えるゴミの重さを計ったことがあった。
 毎回、体重計に乗せて計ったが、あまり気持ちがいいものではない。
 この「簡易ごみ計り」は、つくりは簡易だが、かなりの精度が出るようで楽しみだ。

 そして総会終了後は、記念講演。
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 「目からうろこのエコライフQ&A ~今日から実践できるエコとマネーにやさしいお得な話」というタイトルで、兼高里佳さん(静岡県地球温暖化防止活動推進センター)が講演した。
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 日本は、世界で、CO2排出量がアメリカ、中国、ロシア、インドに次いで5番目に多い。
 2006年にインドに抜かれて4位から5位になったそうだが、国民一人当たりに直すと、今でもかなり上位にランクされるのだろう。
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 富士市の平均気温も、この30年間で確実に上がってきている。
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 家庭からのCO2排出量の用途別の割合は「自動車」と「照明・家電製品」がそれぞれ30%以上を占める。
 講演の中では、省エネ型の家電製品やエコドライブを推奨する話が多かった。

 しかし自動車じゃなく「自転車」の話はなかった。
 自宅に帰って調べたら、走行1km当たりのCO2排出量は、ガソリン車約230g、原付バイク77gに対し、電動アシスト自転車はわずか約1gだ(もちろん普通の自転車なら0(ゼロ)だ)。
 改めて「自転車生活」を普及するための啓発と通行環境整備の重要性を感じた。

 ちなみに、現在配られている「広報ふじ」7月5日号は、「自転車生活のススメ」を特集しています。
 電動アシスト自転車のことには触れていないけど、皆さんじっくり読んで、次の週末は自転車でまちに出かけましょう!
 きっと、帰ってきてうまいビールが飲めるはずです!

by koike473 | 2009-07-06 23:51 | 公共交通・自転車 | Trackback | Comments(0)