2011年 11月 24日 ( 1 )

 

東海地震は「てんでんこ」を確実に! 自主防災組織リーダー研修会

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 19日(土)は、ロゼシアターで富士市自主防災組織リーダー研修会が開かれた。
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 市内全自主防災会の役員が受ける研修で、駿河台3丁目からは私(自主防災会長)、副会長、町内会長の3名で参加した。
 開会直前に大雨警報が出され、水害が心配な自主防災会は研修参加を見送ったところもあったのではと思う。

 今年の研修は、「東日本大震災に学ぶ津波避難と避難所運営 ~東海地震に備える~」と題した、東京経済大学コミュニケーション学部教授の吉井先生の講演だった。
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 まずは東日本大震災発生時の津波避難の状況についての話。
 地震そのものは、マグニチュード9.0と観測史上最大で、確かに想定外だった。
 大きな揺れが約3分続いた。阪神淡路地震では10数秒間で、その何倍もの時間揺れた。
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 想定浸水範囲(青)と実際の浸水範囲(赤)。
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 何度も映像で見たように、それは津「波」ではなく津「洪水」だったと吉井先生は表現した。
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 しかし三陸地方(宮城県北部から岩手県沿岸域)では、昔から地震の時には「てんでんこ」、つまり「揺れが長く続いたら、その時いた場所から最も近い安全な高台にすぐ(テンデンバラバラ=一人で)に避難しなさい」という言い伝えがあり、それを実行した集落や人は多くが助かっている。
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 だが多くの人は自宅に戻ったり、親の家に寄ったりしてなかなか逃げられなかった。
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 調査した平均では、地震発生から避難開始まで17分、避難開始から避難場所まで13分、計30分かかっているそうだ。
 今回の東日本大震災の津波は、被害をもたらした第一波は、地震発生後30分後からだ。
 逃げ遅れたり、「大丈夫」と思い込み逃げずに亡くなった方が多かったが、30分後だったために逃げ切れて助かった人も多い。
 しかし予想される東海地震の場合は、5分後に津波が到達するという。

 家族や地域での役割分担をしっかりした上での「てんでんこ」の徹底が本当に重要だ。

 大きなテーマの2つめの「避難所の運営」。
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 私は、この部分を期待していたのだが時間がなくなりはしょった話で残念だった。
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 規律をどうつくるか、衛生状態をどう守るかなど、課題が多くあったそうだ。
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 駿河台3丁目の住民の避難場所は県立吉原高校だ。
 数町内が吉原高校に避難する。
 しかし自主防災会では、この避難所の運営については一度も具体的な確認や訓練をしたことがない。
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 東海地震が東南海、南海などとの連動型の地震となれば、被害はより広域化し、外部からの救助は遅れ、その分自主防災会が中心になり、ある物を上手く分配しながら避難所のスムースな運営を行わなければならない。
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 そのためには、避難所単位の自主防災会で事前に検討、訓練しておかなければならない必要性を感じた講演会だった。
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 来週から11月議会が始まるが、今回の一般質問は、この避難所運営を含めた「防災対策のあり方」を取り上げる予定です。

by koike473 | 2011-11-24 07:19 | 防災 | Trackback | Comments(0)