2010年 05月 23日 ( 1 )

 

「地域経済と建設産業フォーラム」に参加して

 昨日(22日)は、ロゼシアターで開かれた「地域経済と建設産業フォーラム」の聴講に出かけた。
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 右肩上がりはとっくの昔の話で、全体のパイはどんどん縮小する中で、「コンクリートから人へ」の政権交代が更に追い討ちをかける形で、建設業界は現在最も厳しい業種の一つだ。
 私自身、議員になる以前、広い意味での建設業に20数年関係してきたことから、大きな関心を持って出かけた。
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 主催は、日本共産党富士市議団だ。
 「『共産党と建設業』。これまでなら考えられない組み合わせのセットですが」と、共産党の市議が言うほど、おそらく異色のフォーラムだったようだ。
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 しかし会場は、建設業関係者や市役所の建設関係部署の部課長も多く、約80名ほどが参加し満席だった。

 講師の高木氏(NPO建設政策研究所)の話の中では、「社会資本350兆円の老朽化」が印象的だった。
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 今後人口減少が続く中では、「新規建設」より、これまで建設整備してきた既存社会資本の長寿命化をどう進めていくか、つまり「予防保全」がキーポイントだという話だ。
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 これについては、本当に至急取り組まなくてはならないことだと思う。
 昨年、私も一般質問でこの問題を取り上げたが、富士市では、今後の維持管理修繕にどの位の経費が必要か、まだ算出していない。
 他市へのヒアリングの中では、恐ろしいほどの多額の金額が出されている。
 先延ばしは、許されない段階に来ている。
 「新規」と「維持修繕」、全体の経費を見積もった中での公表と財政面で持続可能な配分計画が必要だと思う。

 後半のパネルディスカッションは、高木氏に加え、建設業界から井出組の井出社長と、共産党の小倉市議が意見交換。
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 建設業は、無くてはならない地域産業だが、これまでの様々な事件や政治の舞台を通じて「利権」、「談合」等のマイナスイメージが定着してしまっている。
 そして現在は少ない仕事を受注するために、無理なダンピングが行なわれ、それが更に業界の首を絞めている。
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 かつての経験から、私も話を聞いていてその実状が痛いほど分かる。

 最後は、公正な競争、品質の確保、建設業従事者の労働条件の確保等の観点から「公契約条例」の意義についても意見交換が行なわれた。
 今後、私も改めてこの分野について勉強していきたいと思う。

 フォーラムの後、潤井川沿いを自転車で下り、寄った都市計画道路藤間前田線の橋梁工事現場。
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 国道139号が南下し、イオン富士南店東側で国道1号にぶつかる路線の工事だ。
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 これからの富士市の幹線道路で、絶対必要な道路だ。
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 コンクリートも、必要なところでは必要だし、不要なところはキッパリ不要にしなくては「まち」が持たない。

by koike473 | 2010-05-23 23:34 | 産業振興・雇用 | Trackback | Comments(0)