2008年 09月 29日 ( 1 )

 

エントツがない製紙会社 紺屋製紙さんの見学

 いよいよ明日(29日)は、9月議会での私の一般質問がある。
 今夜は、最後の勉強、と言うより確認だ。

 ところで私は、1年ほど前から「倫理法人会」という勉強会に参加している。
 毎週木曜日の朝6:00~7:00、「モーニングセミナー」と題して、様々な講師の方の話を聞く勉強会だ。
 この会の現会長は、「まちの駅 憩いの茶の間」の駅長である山大園の渡辺さんだ。私は、渡辺さんからお誘いいただき参加するようになったが、いろいろな分野の方の話を聞くだけでなく、多くの皆さんと知り合いになることができ、とてもプラスになっている。
 そして、この8月まで会長を務められたのが、紺屋製紙の社長である山本前会長だ。
 また会員の中には、会派は違うが、同期の笠井議員も入っている。

 山本社長からは、以前から紺屋製紙の環境保全に対する取り組みの話を伺っており、「一度見学させてください」と話をしていたが、こちらの都合でずっと伸び伸びになっていた。
 しかし先日(24日)、ようやく笠井議員と一緒に、伺うことができた。

 紺屋製紙さんの建物は、外塀も含め、10数年前にクリーム色とグリーンを基調としたカラーリングがなされた。
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更に正門から構内に入ると、2つの建物には天女の絵が描かれ、その間に富士山が見える構図となっている。
景観への配慮だ。

 いろいろな話を伺い、工場内を見学させていただいたが、紺屋製紙さんの環境保全に対する取り組みは、大きく以下の2本柱だ。

1 排水への負荷を少なくする
 ・紺屋製紙さんの主力製品は、「タオルペーパー」(トイレ等での手洗い後に使う水取り用)、「紙紐」、「電線の絶縁用紙」などで、いずれも古紙を原料とする再生紙製品だ
 ・タオルペーパーは、白さが求められるので、白い原料古紙を確保し、紙紐、絶縁用紙は、白さは必要ないので段ボールや色付きの古紙を原料にしている
 ・他の家庭紙メーカーはトイレットペーパーやティッシュペーパーを造るのに、様々な古紙を原料に、1系統で造ろうとすると、脱墨したり、その排水を浄化するのに、多量の水や薬品を使わなければならない
 ・一方、紺屋製紙さんでは、「白」、「茶」(色つき)の2系統の古紙分解、製造ラインを確保することにより、使用する水や薬品の量をなるべく減らすように工夫している
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再生紙製造過程ではどうしても発生するPS(ペーパースラッジ)。有効活用が大きな課題だ。


2 大気汚染物質を少なくする
 ・紺屋製紙さんにはエントツがない
 ・昭和48年にエントツを撤去し、ボイラーでは、重油→灯油と燃料が変わり、現在は天然ガスを燃やしている
 ・重油や石炭、木くず等を燃やせば、ばい煙が発生し、エントツを建てなければならないが、天然ガスでは基本的にばい煙は発生しない

 この他、紺屋製紙さんでは、社員教育が徹底している。お客様へのあいさつ、工場内の整理整頓、そしてそれらの「表れ」が、「トイレ」だ。
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これは、工場内で職員の皆さんが使うトイレ。何だか「喫茶店」のようだ。中も大変きれいだ。
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こちらは、お客様が使うトイレ。結婚式場の「チャペル」のようだ。植え込みの奥に、見た目にはかわいいが、中は広々し、使いやすいトイレがある。

 さすが多くの経営者の方から慕われる山本社長が経営している紺屋製紙さんだ。
 なるほどとうなずく話が多く、大変参考、と言うより勉強になった。

 この日の見学も参考に、笠井議員が明後日(10月1日)の一般質問に登壇する。
 私は明日だ。もう一度確認して寝ることとしよう。

by koike473 | 2008-09-29 23:42 | 産業振興・雇用 | Trackback | Comments(6)