2008年 08月 03日 ( 1 )

 

富士山麓での下草刈りとスイカ

 2日(土)は、所属するNPOふじ環境倶楽部の「下草刈り」に参加した。
 平成8年の台風で、富士山麓の国有林を中心とするエリアは、倒木などの大きな被害を受けた。その後、営林署や市民団体などが参加し、ヒノキだけでなく、ブナやミズナラ、ヒメシャラなどの広葉樹も多数植樹してきた。
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 ふじ環境倶楽部は、営林署が植えたエリアだが、昨年まで、10年近く、同じ場所の下草刈りを毎年続けてきた。そして、昨年までで苗木も2m以上に育ち、下草刈りも不要になった。

 そんなことで、今年は全国的に活動する森づくり団体である「どんぐりの会」さんが活動しているエリアのお手伝いをさせていただくことになった。
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 場所は、これまで行ってきた場所から、さらに国有林内の林道を奥に進んだところだ。
 4月に下見に行った時は、すぐ近くだと感じたが、実際には車で10分以上かかる場所だった。

 下草刈りと言っても、これまでの作業とはずいぶん異なっていた。
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 以前、苗木を植えたが、シカによる食害(芽や樹皮を食べられる)がひどく、大半が枯れたり、折られている。そこで今後、補植(枯れた苗木の場所に改めて新しい苗木を植える)を行っていくのだが、そのための作業道を確保するのが今回の下草刈りの中心作業だ。
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 しかし「下草」とは名ばかりで、人間の背丈より高く伸びたカヤを刈っていかなければならない。

 カンカン照りではたまらないが、この日は、天候に恵まれ(?)、終日「曇り空」だったのは幸いだった。
 それでも、刈り払い機を背負い、斜面に足を踏ん張り、カヤを切り倒していく作業は、あっという間に汗が噴出す。
 草丈が高く、作業道をつなげる先の目標地点がなかなか確認できない中での作業の上、とことどころに大きな倒木や切り株があり、それらを避けて道を切り開いていくので、なかなかはかどらない。
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 しかし、時々後ろを振り向くと、一面のカヤの中に、自分が切り開いた作業道が「形」を見せている。
 これは快感だ。汗を流して活動した分、大地にくっきりとその成果が現れている。
 この作業道を使い、新たに捕植し、それが森に育ち、水源涵養などにつながることを祈るばかりだ。
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 「どんぐりの会」からは、事務局の方2名(福井さん、荻原さん)が参加し、我々ふじ環境倶楽部のメンバーに適切な指示や指導をしていただいた。全国組織であり、お二人は会の専従職員だそうだ。
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 眺望がきく高台で昼食。「どんぐりの会」さんが、冷えたスイカを切って出していただいた。汗で水気が抜けた体に最高の贈り物だった。スイカを食べるのに一生懸命で、写真を撮るのはすっかり忘れていた。
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 昼食後は、刈り払い機の手入れをし、燃料を補給し、午後の作業に備える。
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 女性の皆さんは、手ガマで草を刈るとともに、以前植えた苗木を食害から守るため、麻布や刈ったカヤを苗木の幹に巻く作業も行った

 午前、午後、合わせて3時間弱の作業だったが、ふくらはぎがパンパンに張った。年齢を感じずにはいられない。
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 でも閉会式では、「どんぐりの会」さんからは、「我々は、いつも手ガマで刈っているので、作業効率がよくありません。でも今日は、刈り払い機を多数(計8台)持ち込んでいただいたので、予定以上に作業が進みありがとうございました」とおほめ(?)の言葉をいただいた。
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 できれば自分達が切り開いたこの作業道を使って、これから捕植や下草刈りの活動を続けていければと思う。
 次回定例会で、この日の反省を行いながら、早速提案してみようと思う。

by koike473 | 2008-08-03 23:03 | 森林づくり・林業 | Trackback | Comments(2)