2008年 03月 13日 ( 1 )

 

一般質問「新富士駅北口を拠点としたコンベンション振興は?」

 2月議会での一般質問の報告。今日は、「新富士駅北口を拠点としたコンベンション(各種会議・見本市・大会等)振興への取り組みについて」の報告。

 この質問にいたった背景は、以下の考え方だ。
 今年4月(あと半月だ)には、富士市産業交流展示場「ふじさんめっせ」と、富士市・富士地域の今後の観光交流をリードする「富士山観光交流ビューロー」がオープンする。
 どちらも、これからの富士市になくてはならない「富士市⇔市外の交流」をこれまで以上に進めようとする取り組みのスタートだ。

 そうした中で、今後の富士市の対外的な玄関はどこかと言ったら、私は「新幹線新富士駅北口エリア」だと思う。
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 「あそこに新幹線の駅を造ったのは間違いだ」、「富士市には、街の『核』がないのに、更にまた中心市街地から離れたところに何か作るのか?」などの意見もある。
 私も、これらの意見はもっともだと思う。
 しかし、今から新富士駅を別の場所に移すことは非現実的だ。また、そうした中で富士市の都市構造を考えたら、複数の拠点エリア(富士、吉原の旧市街地、青葉通り周辺、そして新富士駅周辺)の整備と、それらを効率的に結んだ中で、いかにコンパクトなまちづくりを進めるかを考えなければならない。

 そんな問題意識の中で、以下の質問をした。
 1 新富士駅北口一帯の目指す姿と整備の進捗状況、課題は?
 2 地元企業等の営業力・技術力をアップするために、「ふじさんめっせ」を有効活用したコンベンションをどう展開していくか?
 3 コンベンションを支える上で必要になるシティホテルの立地や、宿泊滞在を支える既存ホテル等の宿泊機能の充実をどう誘導するか?

 1については、富士広域都市圏の玄関口としての位置付けである。現在、北側の某製紙大手企業をはじめとする地権者の方々の理解を得るべく努力しているとの答弁だった。
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 2については、①市、商工会議所等がメンバーとなる「利用促進会議」があるので、その中で密な情報交換を行いながら地元企業の利活用を図りたい。②地元企業が見本市等に出展する際に、出展経費をサポートできるよう補助制度を拡充する。という答弁だった。
 本来、この「ふじさんめっせ」は、地元産業界からの要望に基づき建設が決まった施設だ。また、この施設を管理運営するのは、東京に本社がある民間企業であり、地元の産業動向には決して精通しているとは言えない。
 そんなことから、市外からのコンベンションの誘致だけでなく、地場産業振興のためには、行政と地元産業界との連携が不可欠であり、それを強く要望した。

 3については、現在は北口周辺は、工業系の用途地域でありホテルは建設できない。今後、北口広場の整備等を含めた新たな土地利用計画を検討する中での検討課題としたい。との答弁だった。
 私も当然すぐに北口にホテルができるとは思わない。ただ、「1」の質問で確認したように、都市の玄関として整備を進める上では、まず道路や街区、駅前広場等の基盤整備が必要であり、現在はそのための地権者の方々の理解が得られていない。
 振り返ってみれば、新富士駅が開業以来、20年間、何も駅前が整備されずに来たことになる。
 こうした中で、①基盤整備を進める上では、富士市における北口周辺エリアの重要性とそれにかける意気込み、大交流の時代の中で新たなビジネスチャンスがあることを、地権者の皆さんにしっかり説明すべきだ。
 ②市としての意気込みを示す一つとして、新規ホテルの立地や既存ホテルのリニューアル等を誘導するような助成策(波及効果が高い製造業に交付しているような奨励金制度)を検討していくべきだ。と要望した。
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奈良県では、企業立地と宿泊施設整備(新設、リニューアルとも)は同じように経済波及効果があるものと捉え、18年から税金の優遇制度を設けている(最大4億円)

 時間はかかると思う。しかし、新富士駅の北口エリアは、富士市、また富士地域の発展のためには、絶対にしっかりした整備をしなければならない場所だ。
 今後とも注視していきたいと思う。

by koike473 | 2008-03-13 23:10 | 観光・シティプロモーション | Trackback | Comments(2)