2007年 09月 05日 ( 2 )

 

村山浅間神社と富士山登山道

 この間の日曜日(2日)は、富士宮の村山浅間神社に行ってきた。
 10:00から、富士宮市山宮の県営ソフトボール場で女子ソフトボールの日本リーグの試合(第1試合)を見た後、国道469号(富士南麓道路)を通り、旧村単位で言えば隣接する富士根村にある神社に寄った。
f0141310_22531892.jpg
f0141310_22532612.jpg

 8月25日に、「富士市まちの駅ネットワーク」などが開催した「富士市発!富士山を学ぶ市民フォーラム」で、市立博物館学芸員の井上氏が発表した「村山口登山道の現状について」という講演で興味を持ったからだ。

 村山浅間神社は、富士市から見れば、国道469号を大渕から富士宮方面に向かい、拡幅整備された区間が終了する手前の右側(富士山側)にある。

 富士山は古くから信仰の山でもあり、鎌倉時代から修験道が盛んになり、村山浅間神社はその拠点だったそうだ。そんな関係で村山口登山道が開かれ、江戸時代初期までは最もポピュラーな富士山登山道だったようだ。
f0141310_22542438.jpg
f0141310_22544379.jpg

 修験道とは「山へ籠もって厳しい修行を行う事により、様々な「験」(しるし)を得る事を目的とする神仏が融合した宗教である。修験道の実践者を修験者または山伏という。山を神として敬う古来日本の山岳信仰と神道、仏教、道教、陰陽道などが習合して確立した日本独特の宗教である。奈良時代に成立したとされる。開祖は役行者(役小角)とされる。」とウィキペディアにある。

 興味を持った一番の理由は、この村山登山道は、出発点が吉原宿(現在の吉原でなく、一番最初の宿であった元吉原)だったことだ。
 鈴川海岸沿いの「富士塚」をスタートし、東海道、東海道西木戸(新追町)、三日市浅間神社、伝法、厚原、杉田を経て村山浅間神社、そして富士山頂というルートだったらしい。標高0mから3,776mの最も高低差がある富士登山道だ。
f0141310_22552987.jpg
f0141310_22554519.jpg
f0141310_22555681.jpg

 現在の村山浅間神社は、かつての隆盛振りは見られず、大きな杉木立の中に埋もれている感じだ。
 少し上ったところに、数年前から、地元の方々などが中心となり整備を進めた石畳の登山道区間がある。しかしこの区間から上は、私有林と国有林地帯であり、現在は入ることができない。
f0141310_2256201.jpg
f0141310_2256368.jpg

 富士山の世界遺産登録は、「文化遺産」を考えており、村山浅間神社や旧村山登山道は、大きな文化遺産だろうが、その正式な解明にはまだ時間がかかりそうだ。
 私が住む今泉の上和田にある六所浅間神社(旧・東泉院)も、村山浅間と並ぶ富士山修験道の拠点だったようで、現在、その調査が行われていて、調査結果の発表が楽しみだ。

 近いうちに、ルートがはっきりしている鈴川の富士塚から村山浅間までの「富士市内登山ルート」を一度歩いてみたい。

f0141310_22582748.jpg

今朝の富士山・・・市役所9階の議会図書室から
f0141310_22583681.jpg

ちなみにここが議会図書室です。

by koike473 | 2007-09-05 23:01 | 観光・シティプロモーション | Trackback | Comments(0)  

富士市セカンドライフ促進協議会

 今日は、「富士市セカンドライフ促進協議会」の設立総会があった。
 この協議会は、団塊の世代をはじめとするシニア層の皆さんが、企業を退職した後も、この地域で元気に活躍していただくことをバックアップする組織だ。会員は、市内の事業所と就業を支援するハローワークなどの団体で構成されている。

 私が所属するNPOコミュニティシンクタンクふじ(CTTF)が事務局となり進める。
f0141310_23541262.jpg

私は、今日はCTTFメンバーとしての出席であり、手前の事務局側が座席だ


 しくみとしては、退職前後のシニア層の皆さんが、市民活動(NPOやボランティア団体等)、再就職などをしようと考えた場合、CTTFが相談窓口になり、希望するNPOや再就職斡旋機関(ハローワークやシルバー人材センターなど)などを紹介しようというものだ。
 特に、NPO等の市民活動団体については、自分に合っている団体かどうか確認するための短期体験制度(=学生が就職前に行う職業体験の「インターンシップ」にならい、「シニアインターンシップ」と呼んでいる)を取り入れ、参加するためのハードルをできるだけ低くするよう考えている。
f0141310_23471029.jpg

このしくみのイメージ図(このままでは見にくいので、図の上でクリックして下さい。拡大されたきれいな図になります)


 協議会は、このしくみを機能させる上で、シニア層の皆さんが多数在籍している事業所と、シニア層の皆さんを紹介したり、受け入れる組織・団体相互が情報交換、意見交換を行う会だ。
f0141310_2347261.jpg

あいさつするCTTFの児嶋理事長
f0141310_23473550.jpg

事業全体の主催者としてあいさつする鈴木副市長


 団塊の世代の皆さんの退職に伴ういわゆる「2007年問題」。労働力の確保や、技術の継承など、企業サイドの話が引き合いに出されがちだが、自治体にとっても影響がある。特に首都圏のベッドタウンでは大きな問題になっている。
 と言うのは、ベッドタウンには、高度成長期に、全国から首都圏に出てきた皆さんがマイホームを建て、そこから東京の会社に出勤し、多額の個人住民税をベッドタウンに納めてくれていた。
 しかしその皆さんが退職すると、自分が住んでいる街(ベッドタウン)には知り合いはおらず、何をしていいかわからず(「濡れ落ち葉?」)、引きこもりになったり、体調を崩す人が増えてくる。
 これまでは税金を納めてくれていた人が、退職を境に福祉や医療など税金で面倒をみてもらわなければならなくなり、自治体財政に大きな影響を及ぼし始めている。

 このようなことを背景に、以前ヒアリングに行った我孫子市(千葉県)では、市政の3本柱の1つに、「シニア層の地域参加、社会参加」を掲げ、シニア世代がサービスの提供者=社会を支える側にいられるような施策に積極的に取り組んでいた。
 今回の「シニアインターンシップ」も、実は我孫子市のパクリだ。
f0141310_23475562.jpg

今日は、多くの新聞記者の皆さんが取材に来てくれた。全国紙も3紙が訪れた。タイムリーなテーマなのだろう。全国紙A紙の記者は、「私自身が直面し、考えなくてはならないことです」と言っていた。


 富士市の取り組みは、これからが本番であり、また逐次書いていきたいと思うが、今日は設立総会までに感じたことを一つ。
 6~7月にかけて、この協議会に参加いただきたい市内の企業、団体を計20ほど訪問、ヒアリングした。
 企業は、シニア層の皆さんが多数在籍しているところなので、大手の企業ばかりだ。
 どこも共通しているのは、「時は金なり」だ。
 約束した時間にはピタリと始まり、あいさつ、用件、関連する情報交換、今後改めてお会いする時に備えた(?)個人的な情報交換などで終わる。だいたいどこでも50分位の訪問だったが、無駄がなく、だるい感じがなかった。
 「富士市には、このようなしっかりした企業が多いんだ」と関心し、安心した企業訪問だった。

by koike473 | 2007-09-05 00:02 | NPO・市民活動 | Trackback | Comments(0)